スポット情報
センターエリア
狭山丘陵いきものふれあいの里センターは、いきものふれあいの里の中心施設として、みなさんが狭山丘陵の自然について学習し、理解を深めていただくためにつくられました。
そのセンターには、展示室、観察バルコニー、講義室などの施設のほか、野外には炭焼きがまを併設しています。また、定期的に自然観察会も開催しています。自然情報や、インフォメーションについては、お気軽にセンタースタッフにお声がけ下さい。
【狭山丘陵全図】
西武狭山線下山口駅から徒歩約15分
狭山丘陵の中には、センターエリアのほか、テーマを持つ5ヶ所の
スポットがあり、指導標(道しるべ)にしたがって歩くことができます。
また、各所に設置された解説版には自然をみるヒントがいっぱい!
さあ、たくさんのいきものに会いに、いきものふれあいの里へ出かけませんか?
【各スポットの案内】
スポット1:水鳥の楽園
スポット1と指定されている狭山湖畔は、冬季には水鳥たちの越冬地となる場所です。
また、春には狭山丘陵周辺では少なくなってしまったヒバリ(所沢市の鳥)が観察できますし、秋には周辺の草むらでたくさんのコオロギたちの声を聞くことが出来ます。
サクラの名所としても有名です。
スポット2:虫たちの森
コナラやクヌギなどの雑木林は、炭や薪を得るために古くから人々によって作られてきた林です。
また、その落ち葉は堆肥を作る上でなくてはならないものでした。下草刈りや落ち葉はき、15年から20年ごとの伐採などによって雑木林は維持されています。ここ虫たちの森では、今なお昔の雑木林の景観を身近に見ることが出来ます。そしてそこには、カブトムシをはじめとした甲虫たちのような雑木林の生きものが暮らしています。
スポット3:湿生植物の里
狭山丘陵周辺には谷戸の湧水に由来する湿地や、狭山湖、多摩湖の岸辺の小規模な湿地が見られます。
これらの多くはかつて水田として利用されていましたが、現在ではほとんど放棄されて植生が変化しつつあります、このような湿地では様々な湿性植物が見られる他、トウキョウサンショウウオや水生昆虫、コサギなどの鳥たちにとっても大切な生息環境になっています。
スポット4:雑木の森
人の作った森には様々なタイプがあります。雑木林、植林、屋敷林や社寺林など。また、雑木林一つをとっても、それがある場所や手入れの度合いによって様子が違います。
雑木の森では、様々なタイプの林を見ることが出来ます。また、それぞれの森で生えている植物も違いますので、是非見比べてみてくださいね。
スポット5:蝶の森
蝶の幼虫は食べられるものがそれぞれ決まっています。成虫も種類によって利用する空間がだいたい決まっています。
つまりはいろいろな蝶が暮らしていくためには、いろいろな環境が必要なのです、雑木林の中の様々な環境はそんな蝶たちに豊かな生活空間を提供します。また、蝶たちが他の場所へ移動するためには連続した緑地が大切です。