2014年11月13日 第5回いきふれ全体会議

巡回活動

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■2014年11月13日(土)第4回全体会議の結果について
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【会議概要】
・隔月で行う第4回のいきふれ全体会議を開催しました。
・会議出席者13名の内訳は、いきふれ会11名とセンター2名です。
・補助スタッフとして参加したイベントのふりかえりと 意見交換を
 行いました。
・また、ボランティア活動の見聞を広めるための狭山公園への12月
 の視察計画について、内容の確認をしました
・今後2か月の行事への補助スタッフ決めや、巡回予定を協議しました。
              ↓会議風景

〔臨時勉強会〕
・2014年11月08日実施した巡回写真「木の実・花・紅葉」を
 利用して、紅葉と木の実の確認の勉強会を行いました。
      ↓軽作業前に鎌の研ぎ具合を確認

〔軽作業の実施について〕
・全体会議はメンバーが集合する良い機会であるため、「何か協働
 作業を実施しては」との提案があったため、参加可能者を対象に、
 今回から軽作業を行うことにしました。
    ↓斜面は下方から刈り上げるのが姿勢としても良い

・参加者10名で西尾根斜面にはびこる笹のみを刈り込み、林床を
 明るくしました。
・作業時間はおよそ30分でしたが、作業がはかどり達成感を感じる
 ことができました。
     ↓園路の柵内の笹を刈込み林床を明るくしました。

以上
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20141108巡回報告〔SP4・5〕

巡回活動

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■2014年11月8日(土)B巡回報告
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〔巡回状況〕
・SP5~SP4~センターまでの巡回を2名で行
ないました。
・将軍塚バス停に10時に集合して、センター到着
は12時半でした。
・八国山緑道では、アメの包装紙が多数落ちていました。
                              ↓サルトリイバラ

〔自然観察情報〕
・山は秋が深まり、木々が色づいていました。
・沢山の木々の実が見られました。
・このコースで「キッコウハグマ」が群生している
ことに、初めて気づきました。
…              ↓ムラサキシキブ

【木の実】サルトリイバラ・ムラサキシキブ・スイカヅラ
・ガマズミ・イボタノキ・ゴンズイ・チャノキ・
・ヒヨドリジョウゴ・ネズミモチ・ユズリハ
           ↓クヌギの葉・ドングリ・ガクト

【花】ヤブタバコ・コシロノセンダングサ・コウヤボウキ
【紅葉】ヤマウルシ・ヌルデ・ヤマノイモ・ヤニドコロ
           ↓ヒヨドリジョウゴ

〔まとめ・感想〕
八国山入り口付近で、宅地開発で山が削られており、
ここでも里山がなくなりつつあります。残念なことです。
以 上
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小春日和にはルリタテハと

いきふれ自然情報

(所沢市HPふれ里だより平成26年11月号」より

今年は久しぶりに『秋』があったような気がします。朝夕冷え込む日が続いていますので、美しい紅葉が期待できますが、長引く風邪に悩まされている人も多いとか。
例年より早く咲き始めたチャノキやコウヤボウキがまだ楽しめます。賑やかなカケスやヒヨドリ、シベリア南部・沿海州あたりから渡って来たジョウビタキの声も聞かれます。

今年は11月7日が立冬で22日が小雪。暦の上では冬ですが、生きものがそれぞれに冬支度をしている晩秋。イロハモミジ、ツタなどの紅、アオハダやイチョウなどの黄、コナラやクヌギなどの茶と、木々はひときわ輝きます。幼虫で冬越しをするヤマトシジミの成虫もまだ見られ、成虫で越冬するルリタテハは陽だまりで翅を広げてひなたぼっこをする姿が見られます。

ルリタテハは、日本全国の主に低山地から平地の樹林地で普通に見られるチョウですが、街中の公園や食草があれば庭でも見られます。このあたりでは初夏、夏、秋の3回発生し、翅の裏面が夏型では地色が黄褐色を帯び明るく、秋型では黒みが強くなります。
花に来ることは少なく、樹液や腐敗物などに好んできますが、翅を閉じていると樹皮と一体化してなかなか見つかりません。絶妙のグラデーションは見事な芸術作品のようです。
その名の通り、表面は紺地に青い帯が入ります。雌雄の区別はなかなか難しいですが、この帯が雌の方が幅広く翅形も広い傾向があります。ただ日本には似た種類のものがいないので、すぐにルリタテハだとは分かります。

幼虫はサルトリイバラ、シオデ、ホトトギス、ヤマユリなどユリ科の植物を食べて育ちます。とげとげの独特な姿ですが、意外と棘も芸術的で、身を守ってはいますが毒はありません。食草の近くで蛹になることが多く、よく見ると金や銀に光っている部分があるのですが、まるで枯葉がついているかのようです。
雄はテリトリーを張り、侵入してくるほかの昆虫を追い出そうとします。チョウに限らず急に飛び立ち追いかけて飛び回ります。

これから小春日和の日には石の上や路上で翅を広げていることがよくあります。冬でも暖かい日には陽だまりで出会う可能性のあるチョウです。近づくと素早く飛び去りますが、またすぐに戻ってくることが多いです。
日に輝く翅は様々な『青』をたたえています。この時季動きはそう早くはありませんので、そっと近づくとその瑠璃色をじっくり眺めることもできるでしょう


ルリタテハ

ルリタテハ幼虫

カケス

コウヤボウキ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています