少し元気がなくなってきていて心配しましたが、今年も玄関前で皆さんを迎えてくれています。
気温が低めだと花も長持ちしてくれるかなと思います。
コナラの芽吹き、アカシデ、イヌシデの芽吹き。
日ごとに森がカラフルになっていっています。
鳥たちのさえずりもにぎやかですよ。
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■2016年03月17日(木)巡回スポット3
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〔巡回時間と内容〕
・スポット2・菩提樹池~センター迄の巡回を3名で行いました。
・9時50分に巡回を開始し、12時30分頃センターに到着しました。
・案内板の清掃・ゴミ拾い(500g)
↓Sp2案内板の清掃(重曹を用いて)
〔巡回時の状況〕
・Sp2東屋近くの案内板に、アオゲラの複数のツツキ跡(狙いは
案内板に巣くうアリ食か?)を発見。
・早稲田ウォーキングクラブ30人他、散策者が多い
・トトロ11号地近くに、ドングリ収集者(4月イベントの準備)
↓早春の菩提樹池
〔自然観察情報〕
・ヤマアカガエルの卵(推定)・ドジョウ(菩提樹たんぼ)
↓成長を続けるオタマジャクシ
…蝶
・キチョウ・ベニシジミ
…野鳥
・ツグミ・シジュウカラ・ハクセキレイ
↓ハンノキ(雌花)
…植物
・オオイヌノフグリ・ホトケノザ・ショカツサイ・ハコベ・ナズナ
・ヒメカンスゲ・マルバスミレ・ハンノキ(オシベ・メシベ)
・ヘビイチゴ・コウヤボウキ・シラカシ(冬芽)・アラカシ(冬芽)
↓シロバナタンポポ
以 上〔Mnm記〕
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■2016年03月15日(火)巡回スポット3
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〔巡回時間と内容〕
・スポット3の巡回を2名で行いました。
・10時に巡回を開始し、11時30分頃終了しました。
・案内板の清掃・ゴミ拾い(300g)
↓早稲田大学正門付近(右下が頭上注意のパウチ)
〔巡回時の状況〕
・昨日の雨の後で緑が増し、草や木の芽吹きが見られた。
・雪害で発生した枝折れの頭上注意札(パウチ)が風でめくれて
あらぬ方向を指し示していたため、結束し直しました。
パウチのプレートが2穴のため、4穴の四点結束が好ましい。
↓ウグイスカグラ
〔自然観察情報〕
……植物
・タネツケバナ・ヒメオドリコソウ・ヒメカンスゲ・ショカツサイ
・オオイヌノフグリ・シュンラン(トトロ24号地内)
↓シュンラン
……野鳥:
・ガビチョウ・アオジ・コゲラ・ヒヨドリ・シジュウカラ・ツグミ
・ムクドリ
↓ニワトコ
以 上〔Uen記〕
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ここ数年、「今年は鳥が少ない。」とあちこちで聞かれます。センターの周辺でも例外ではないようです。
そんな中、毎年変わらず冬の訪れを告げるかのようにやって来ているのがアオジです。何気なく歩いていて、センター周辺で冬越しをしているアオジの存在に気づいている人はそう多くはないのではないでしょうか。
アオジは、スズメより少し大きい小鳥です。本州中部以北の山地や、北海道では海岸や平地から亜高山の針葉樹林までの、明るい林や林縁の藪、低木林などで繁殖しています。冬は同じ環境を選んでいますが、暖地や低地に移動し、市街地や公園、庭にもやってきます。そして、藪の中や木かげの地面で草の種を一粒ずつ口にしています。
「ジッ… ジッ…」とか「チッ… チッ…」と聞こえる地鳴きをしながら数羽の群れで足元をかすめるように飛び交います。藪の中や、低木の生えた草原などで、「ジッ」あるいは「チッ」と聞こえてきたら姿を探してみてください。
明るいところへはあまり出てきませんが、そっと近づくと意外と近くで見ることが出来ます。特に夕刻など足元に飛び出してきて、人には構わずしきりに地面で餌をついばむこともしばしばです。
アオジは胸から腹にかけて綺麗な緑色がかった黄色をしていますが、自然に溶け込む色で、オスは頭から頬、首の後ろが灰緑色で目先とくちばしの周囲が黒いのに対し、メスは全体的に色が淡く、顔が黒っぽくないので、オスより優しい顔に見えます。もっともこれは夏羽の話で、冬羽はどちらも全体に淡い色で、雌雄の区別が付きにくいかもしれません。緑を含めて青と呼んだので、オスの色から名前が付いたとされますが、地鳴きは名乗っているかのようです。
4月ころまでは身近で見られるアオジ。繁殖地へ向かう前に、のんびりとした調子の「チュッチン チュルリ ティーリューリー」や、「ツーチ ルルルルル チョ チー」などをくりかえすさえずりが、木の枝先などで聞かれることがあります。この時ばかりは目立つところなので、聞きなれない良い声に双眼鏡で姿を確認して、驚かされます。
冬の間どちらかといえば地味な存在だったアオジがお別れ前に晴れ舞台で歌の贈り物をしてくれたように思え、「また冬に来てね。」と言いたくなります。
気温の変化が激しかったものの暖冬傾向だった今年、ウワミズザクラは芽吹き始め、ヒメカンスゲは3月を待たずに花を咲かせ、雑木林に春を告げています。
アオイスミレが先かタチツボスミレが先か、菫の仲間が花を咲かせ始めます。スミレは太郎坊で、ジロボウエンゴサクは次郎坊。むかし伊勢地方では子供たちが花をひっかけて草相撲をしたと言われます。成虫越冬をしていたヒオドシチョウが陽だまりで翅をひろげる姿に出会えるようになるのも間もなくでしょう。
シジュウカラやヤマガラもペアになり、高らかなさえずりがそこかしこで聞かれます。
時間が止まったかのように見えていた雑木林が目覚め、目まぐるしく変化をする時季が始まりました。
アオジ |
ジロボウエンゴサク |
ヒオドシチョウ |
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■2016年03月03日(木)巡回スポット2
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〔巡回時間と内容〕
・スポット2・菩提樹池の巡回を3名で行いました。
・9時15分に巡回を開始し、11時45分頃終了しました。
・スポット2池(いきもの湿地)のまわりの、イスとテーブル
の清掃を中心に実施しました。
↓重曹を使って卓テーブルを清掃
・ゴミの収集量30.0g
〔巡回時の状況〕
・テーブルとイスの清掃を終えた後、園児たちがが早速遊びに
やって来ました。
・池の周りの水の流れなど周囲一杯にひろがり、清掃した施設
を利用してスポット2の自然を楽しんでいました。
↓池の周辺で遊ぶ園児たち
〔自然観察情報〕
・植物:トサミズキ・サイハイラン・タチツボスミレ(葉)
↓サイハイラン
・ムラサキマン(葉)・ニワトコ・タネツケバナ・シュンラン(蕾)
ヒメカンスゲ・ウグイスカグラ
↓早春を告げるヒメンカンスゲ
・野鳥:ツグミ・コゲラ・コジュケイ・ガヒチョウ(鳴)・エナガ
・キジ
〔活動のふりかえり〕
・スポット2のテーブルとイスは、定期的に清掃を行えば、その都度
の負担が少なくなるものとかんがえられます。
以 上〔Hnd記〕
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