講義室 使用料変更のお知らせ

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このたび消費税法が改正され、令和元年10月1日より消費税が 8%から10%に引き上げられることとなりました。これにより、 実施日以降のご利用分については消費税相当分に改定した新使用料が適用されます。

何とぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

【2019年9月30日までの利用】旧料金表

午前    9:00~12:00     720円
午後 13:00~16:30     930円
一日    9:00~16:30   1440円

【2019年10月1日以降の利用】新料金表

午前    9:00~12:00     730円
午後 13:00~16:30     940円
一日    9:00~16:30   1470円

【参加者募集】2019年9月15日(日)ボランテイア募集説明会の開催

いきふれの会

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2019年9月15日(日)10時~ ボランテイア募集説明会の開催
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里山の雑木林は、豊かな自然の中で人と人のこころを結ぶ舞台
として今注目されています。

センターのボランティア団体「狭山丘陵いきふれの会」では、
郷土の森「いきものふれあいの里」のすばらしさを、広め・
守り伝える活動に、仲間たちと取り組んでいます。
あなたも参加してみませんか。

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下記について説明会を実施しますので参加下さい。
なお、ボランティア登録は説明会と養成講座(全2回)の
受講後に手続き致します。


■日 時: 2019年9月15日(日)10時~12時
■場 所: 狭山丘陵いきものふれあいの里センター 講義室
■申込み:  2019年8月1日(木)より電話にて受付。
■申込み先:
・埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター
・〒359-1133 埼玉県所沢市荒幡782
・担当:佐藤政明・市川敏行
・ 電話・FAX 04-2939-9412

(注)センターやいきふれ会の活動内容には、ブログ等で確認できます。

【紹介画像】

(1)定例会議は隔月で、年間6回実施。自然情報や行事の報告・予定などを共有化

(2)ボランテイア募集説明会で、荒幡富士に上ります。(9月)

(3)飛び地の管理地を歩いて実情を視察。画像は狭山湖付近(10月)

(4)「トトロの1号地の森」は、センター管理地のスポット2に含まれます。(10月)

(5)センターエリア、シラカシの階段で落葉はきを実施(1月頃)。

(6)早稲田大学近傍の管理地(sp3、湿原の森)を巡回します。(2月)

(7)自然観察力の向上を兼ねた施設見学で、「目黒自然観察園」を訪問(3月)

以 上
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2019年7月29日(月)巡回sp2

いきふれの会

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2019年7月29日(月)巡回スポット2
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標記巡回を2名で実施しましたので、報告します。


【巡回時間】
09:50 sp2、清掃・事前情報の収集
10:50 sp2北側

【ゴミ収集量】200g

【巡回時の状況】
・台風6号が去り、梅雨明けの蒸し暑い晴れ間で、マニア風の
方2・3名以外、散策者はあまり見かけなかった。
・いきもの湿地の中央の島の周辺に堆積していた土砂の中に、
池の中央に続く溝をセンターで掘った(6月)ので、水流に
循環が生まれ、池の水が澄んで水生生物の観察がしやい。

【自然情報】
(植物・草本)
・ヤブラン・ミゾソバ・ヌスビトハギ・キンミズヒキ
・ミズヒキ・ヨウシュヤマゴボウ・セリ・ヒナタイノコズチ・
・ヤブミョウガ
(昆虫)
・アブラゼミ・オオシオカラトンボ・ダイミヨウセセリ
・アズチグモ・サツマノミダマシ

【巡回画像】
(1)sp2近傍、柳瀬川に架かる八生(ヤオイ)橋脇の土手斜面にアズマネザサが繁茂

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(2)水面に降下したムギワラトンボの翅を、ザリガニがハサミを伸ばしてチョキン

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(3)アズチグモ(カニグモ科)

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(4)ヤブラン


(5)ヌスビトハギ…sp2池の近くにたくさん生えている


(6)サツマノミダマシ(コガネグモ科)

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(7)ミゾソバ

【活動のふりかえり・情報その他】
・柳瀬川のヤオイ橋(sp2近傍)脇の土手は、春には
イチリンソウの群落が観察できたが、今はアズマネザサが
茂っている。春にイチリンソウ等が咲くか心配です。
・sp2湿地には、イネ科の植生が育って来ている。
植生観察場所としての湿地の活用に期待したい。

以 上
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夏の赤とんぼナツアカネ(所沢市HP「ふれあいの里だより令和元年8月号」より)

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今年は梅雨明けが遅く10日もたたないうちに8月8日は『立秋』。残暑の候となります。本格的な暑さはまだまだ続きますが、少しずつ早くなっていく日暮れの時間や空の雲などに秋の気配を感じられるようになってきます。

青い空に赤とんぼといえば郷愁を誘う秋の景色ですが、赤とんぼの仲間ナツアカネの姿がセンター周辺でこの時季観られます。

ナツアカネはトンボ科アカネ属で、中国中部、台湾、朝鮮半島など極東中部に分布します。国内では北海道から九州までの平地、低山地の湿地や水田に広く分布し、種子島、奄美大島、西表島にも記録があります。

体長は38ミリメートル程度、水辺で羽化した後は近くの林などに移動し、成熟するまで餌となる昆虫類を食べ続けます。成虫は6月中旬頃から12月上旬ころまで見られます。

雌雄連結して産卵しますが、飛びながら水田の上や湿地などの周辺の草原などで腹端を振って卵を振り落とす打空産卵です。時には交尾を終えメスだけで産卵していることがあり、たいていの場合しばらくはオスが上空で警護しています。空中からばらまかれた卵は雨が降ると流されて水中へとたどり着きます。水中に卵を産む姿はよく知られますが、この方法も賭けのようですが理にかなっているといえます。水のない水田や湿地の水底で冬を越した卵は水がぬるんでくる3月ころ孵化しヤゴとなります。

未熟な成虫は雌雄ともに黄褐色をしています。暑いのが苦手なアキアカネのように高原や山などへ避暑に移動するといった大きな移動はしません。オスは成熟すると胸や複眼まで赤くなり、これぞ赤とんぼといった感じです。

避暑から下りてきて赤く成熟したアキアカネの群れは季節の風物詩ですが、ナツアカネは暑い夏も身近にいます。8月に入るとオスは次第に赤みが増してきて、メスの中にも腹部の上面が赤くなるものがいます。

アキアカネを一回り小さくしたようなナツアカネ、数も少なめで大きな群れでの移動もあまりなく注目されることが少ないですが、夏の森で静かに成熟しながら秋を待っています。よく似ているナツアカネとアキアカネ。今平地で見られるのはナツアカネです。

止まっていればそっと近づいておなかの模様を見てみましょう。腹部中央の黒い線が直角に切れたようになっていればナツアカネです。成熟してもアキアカネは全身赤くはなりません。9月にもなればオスに関しては全身赤い方がナツアカネなのでわかります。

アキアカネが減ってきているといわれていますが、同じように幼虫期までを過ごすナツアカネも同様に数を減らしているようです。

今年は天候の加減か晩夏から初秋に咲くようなヌスビトハギやユウガギクが7月から咲いています。

暦の上では始まっている秋、アオハダの実はそろそろ赤く色づき始め,ネコハギは地を這い可憐な花を咲かせます。

8月1日から7日までは『スター・ウィーク~星空に親しむ週間~』で、日本全国で天体観望会など星や宇宙に関連するイベントが開催されます。そして今年は8月7日が伝統的七夕。織姫(こと座のベガ)、彦星(わし座のアルタイル)、そして架け橋の白鳥座のデネブ。明るい夏の大三角が空高く輝いています。明るい星も多く旅行やキャンプに出かける機会も多いこの時期、空を見上げてみてはいかがでしょう。空の暗いところでは天の川にかかる夏の大三角が観られることでしょう。

ナツアカネ(未熟なオス)

   アオハダ

   ネコハギ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています