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〔会議報告〕2019年度第5回全体会議・作業会の結果について
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標記について下記のとおり報告します。
記
(1)会議名:2019年度 第5回いきふれ全体会議
(2)日 時:2020年1月19日(日)9時30分~11時40分
(3)場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター 講義室
(4)出席者:16名=センター(1)+いきふれ会(15)
〔画像1〕会議風景①
(5)議 題:
①新規メンバーの紹介・連絡事項
②最近の活動のふりかえり
③当面2か月のスケジュール調整結果
・自然公園等施設見学会…2月下旬
・行先:小石川植物園(テーマは植物の多様性を見る)
(5)作業会(10時50分~11時30分)
センター前・シラカシの階段・お茶畑の落葉はき(12名参加)
〔画像2〕会議風景②
〔画像3〕準備運動
〔画像4〕落葉はき・シラカシの階段(上部)
〔画像5〕落葉はき・シラカシの階段(中段)
〔画像6〕落葉はき・シラカシの階段(下段)
〔画像7〕落葉はき・茶畑の脇道
〔画像8〕落葉はき・茶畑①
〔画像9〕落葉はき・茶畑②
〔画像10〕落葉はき・集合写真
お疲れさまでした。
以 上
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里山体験講座「作ろう!小正月にまゆ玉飾り」
令和2年1月12日(日) 曇 参加者13名
養蚕が盛んだったこの荒幡地区。小正月には「まゆ玉飾り」を作って飾り、
五穀豊穣を願いました。講師に金子トミ氏をお招きして、体験講座を開催しました。
パワーポイントで、小正月(女正月)・まゆ玉・養蚕など昔の暮らしなど学びました。
石臼体験です。お米を石臼を使って粉にしました。左回しで回します。
大人も子供も参加者全員で体験しました。
まゆ玉を飾る木を外に探しに行きました。この地域はコナラですが、
木はその地域ごとに暮らしに結び付いた木を使っていたそうです。
団子作りです。お団子の作り方を金子トミさんに教えていただきました。
桑の木に飾る16まゆ玉はまゆや里芋の形に大きく、まゆ玉は小さいお団子です。
お団子を蒸した後のお湯を使って、なりきぜめです。斧に注しながら
「なるかならぬか、なるかならぬか、ならぬと斧でぶった切るぞ」とみんなの声。
飾りつけです。色どりにミカンやキンカンもつけました。写真は16繭玉です
試食です。できたてのお団子の味はとてもおいしかったです。
解説版も設置して完成です。記念写真を撮られる家族も多数見られました。
お土産の家庭用のまゆ玉飾りを手に楽しく華やかに終了しました。
大事にしたい年中行事の一つだと参加者の皆さんの感想でした。
今日は『初子の日』。
荒幡富士からは富士山がきれいでした。
コナラのドングリから芽を出した小さな木々も元気そうでした。
今年も当センターをよろしくお願いいたします!!
令和最初の新年、十二支も最初の子年。植物の循環を表しているといわれる十二支、子年は新しい命が種子の中にきざし始める状態を意味します。
晩秋に芽生えたムラサキケマンはすでに優しい緑の葉を広げて年を越しました。ウグイスカグラはちらりほらりと咲き始めて年を越しました。
そしてその名もずばり越年蜻蛉(オツネントンボ)は成虫で年を越しました。ヤゴで冬越しをし、春から夏にかけて成虫期間を過ごすのが大半のトンボの仲間たち。日本ではほかにホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボの2種が成虫越冬をします。
オツネントンボはアオイトトンボ科で、腹長27ミリメートル内外、後翅21ミリメートル内外。雌雄で色彩斑紋はほとんど差がありません。北海道、本州、四国、九州に分布し朝鮮半島、中国北部、中央アジア、南ロシア、中央ヨーロッパに至ります。
未熟のまま山林の木の皮の隙間や草原の茂みの中、建物の隙間などで冬を越し春になると成熟し、田園や池沼のアヤメやショウブなど抽水植物の葉に年に1度の産卵をします。早い時季ですと枯れた状態の葉に産卵もします。成熟すると複眼が青くなるものの体色に変化はありません。
卵の期間は1、2週間で、幼虫が育つのも早く1.5か月から3か月で羽化します。そして長い成虫期間になりますが、夏の間の生態はあまりよくわかっていません。生れ育った池沼付近で見られることはほとんどなく、かなりの距離を移動していると思われます。夏から秋にセンター周辺で見かけることがありますが、茶色い体は止まっていると枝のようです。よく似たホソミオツネントンボとは前翅と後翅の斑紋がずれることで区別できます。
枯葉に止まっていてもなかなか見つけにくいうえに数も多くなく、絶滅危惧種になっている地域もあります。四国、九州には少なく寒冷地を好み、越冬中に雪に埋もれても平気なオツネントンボ。水質汚濁や土地開発の影響も受けやすいので今後さらに数を減らす恐れがあります。
狭山丘陵のどこかできっと年を越し、春を待っているオツネントンボ。また出会える日を楽しみに待ちましょう。
野鳥たちが主役のような冬の森。にぎやかに鳴きながら樹間を移動しているメジロ。共に混群を形成しているのはシジュウカラ、ヤマガラ、コゲラなど。ジョウビタキやルリビタキ、シロハラ、ツグミといった単独でいるものもいます。
冬至を過ぎ日没時間は少しずつ遅くなっていますが、日の出はまだ遅く寒さはこれから本番になっていきます。
春の兆しと冬の楽しみ、どちらも探しながら歩きたい1月の森です。
ホソミイトトンボ ※キャプションを修正しました。
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