ミニ鳥の巣にゅうもん 展示開始 4月中旬まで

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新しい展示イベントのご紹介です。

ミニ『鳥の巣にゅうもん』
鳥の巣について知って頂き、興味を持っていただけたらと思い企画いたしました。
是非、多くの方に来て頂けれたと思います。
展示内容
・センターエリアで集めた鳥の巣
(セッカ、アオゲラ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ガビチョウなど)
・狭山丘陵の野鳥解説
・巣とねぐらの違い
・なぜ卵を温めるのか?
・恐竜から鳥の巣へなど
期間:3月5日(火)~4月中旬 月曜休館
時間:9時~17時
入館無料
是非、お越しください。

いきふれ通信できましたvol,66(2024年春号)3か月先のイベント情報掲載

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狭山丘陵の情報発信基地であるいきものふれあいの里センターでは、年に4回程度『いきふれ通信』を発行しています。

詳しくは、当センターHPでご確認をお願いたします。

陽光咲き始めました!!(2024年3月19日)

いきふれ自然情報

気温の変化が激しい毎日。昨年より少し遅れて陽光が咲き始めました。

今週は気温が低めになりそうですが春は確実にやってきています。

日々変わる森の様子に目が離せない季節の到来です。

24年4月の行事お知らせです。

Event

春の野にモンキチョウ舞う~ふれあいの里だより令和6年3月号~

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極端に冬と春が行ったり来たりした2月。春を飛び越えて初夏の陽気になった日もあり、成虫で冬を越しているキタテハも陽気に誘われて出てきていました。

チョウの仲間は様々な形で冬を越していますが幼虫で冬を越していたモンキチョウも成虫が見られるようになります。年数回発生し、春先に出るものは小型になります。

モンキチョウは開張40mmから50mm日本全国の山地から都市部の民家周辺まであらゆる環境で生息しているチョウで、かつては成虫で越冬すると考えられていてオツネンチョウ(越年蝶)と呼ばれていました。

蛹で冬を越すこともありますが、幼虫で冬を越し、早春から成虫が見られ晩秋まで見られます。幼虫はコマツナギ、シロツメクサ、レンゲソウなど広くマメ科の植物を食草とし、公園や河川敷にクローバーが植えられたことにより数を増やしたともいわれます。

成虫は各種の花を訪れ吸蜜するのでマメ科の植物と花があるところなら出会える可能性があると言えます。モンシロチョウと並び日本全国で普通にみられる種とされていますが、それほど多く出会える感じはありません。日当たりの良い環境を好むので、公園や河川敷などでは本当に普通に飛んでいるかもしれません。

黄色い翅で表の先に黒い紋があり後ろの翅には白い紋が一つあります。黄色いチョウといえばキタキチョウがいますが、キタキチョウよりも淡い黄色をしています。メスは白色のものもいるのでモンシロチョウと見間違えることもあるかもしれませんが、後ろの翅の紋で分かります。飛び方はモンシロチョウより早く直線的です。吸蜜しているときによく見てみると翅の縁や頭の部分にピンクがかった部分があるのがまた可愛いので観察してみてください。

身近なところでモンキチョウ、キタキチョウ、モンシロチョウに出会えます。さあどのチョウがたくさんいるでしょう。

今年は3月5日が啓蟄、20日は春分の日。植物も虫たちもそして野鳥たちも活動が盛んになり始めます。狭山丘陵周辺では春分の日頃にはソメイヨシノが咲き始めそうです。早春に咲く風媒花代表ともいえるヒメカンスゲは開花時期が早くなり、3月半ばを待たずに咲き終わることが多くなってきました。

アオイスミレに始まりツボスミレに終わるような狭山丘陵のスミレの花たちも3月中に咲きそろいそうです。

枕草子には春はあけぼのが良いと書かれていますが、夜明け前の東の空で22日ころ金星と土星が接近します。25日ころの日の入り後は西の空で水星が見やすくなります。25日は満月、埼玉県では日の入りと月の出がほとんど同時になります。菜の花畑でモンシロチョウやモンキチョウを見つけた後に沈む夕日と昇る月を眺めるというのも素敵ですね。

モンキチョウ

  シロツメクサ

    モンキチョウ メス

 

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