今年もご来館いただきありがとうございました。
風が吹くたびにカサカサと音を立てて木の葉が落ちてきます。冬空を背景に木の枝の繊細な風景が広がるようになってきました。
センリョウやナンテンの実はほとんど食べられてしまいましたがマンリョウはまだたくさん残っています。
正月の縁起物としてもつかわれるマンリョウ。来る年が皆様にとって良い年でありますように!!
当センターは明日から1月3日まで休館となります。
1月4日土曜日から開館しますので、よろしくお願いいたします。
当日は午後1時30分からガイドウォークを開催します。皆様のお越しをお持ち申し上げております。
お正月
狭山丘陵いきものふれあいの里センターのホームページを
ご覧いただきありがとうございます。
狭山丘陵いきものふれあいの里センターは
12月29日(日)から1月3日(金)まで休館させて頂きます。
(HPトップのカレンダーも併せてご確認ください)
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご諒解賜りますようお願い申し上げます。
1月4日(土)から通常通り開館を予定しております。
お問い合わせについて
休業期間中のお電話は留守電となっております。
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報告行事名 :〔里山体験講座〕里山の管理作業で焼き芋
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標記について下記のとおり報告します。
記
1,行事内容:
①センター裏庭: 大釜で芋焼き
②センター正面の森:里山の管理作業(落ち枝拾い・下刈り・落葉はき)
2,開催日時:R6年12月21日(土)10時~12時
3,参加者数 :
・全 員:24名=参加者(18名)+スタッフ(5名)
・参加者:親子18名=男(3名)・女(6名)・小中(9名)
・スタッフ:5名(センター2+いきふれボランテイア3名)
4,参加者の持物:・帽子・水筒他・軍手・作業できる服装
5,主な時間割
(1) 9:10 大釜に火起こし(スタッフ全員で)。
(2)10:00 講義室で開会式・作業の目的説明
・作業場所と分担・作業手順と安全説
(3)10:30 芋に紙・アルミホイルを巻く→ 裏庭の大釜にイモを届ける
(4)10:40 センター正面の森の斜面で管理作業
・落ち枝拾いと下刈り(30分+休憩10分)
・落葉はき(20分+片付け10分)
(5)11:50 裏庭で焼き芋配布(10分)
(6)12:00 講義室で閉会式 アンケート・解散
6,エピソード
(1)斜面で落ち葉はきを始める頃、イモが焼けたいい香りが当たりに漂い始めた。
(2)閉会式で行事終了の宣言をしたら、参加者より一斉に拍手が沸き起こった。
皆が行事を楽しんでくれたことが分かった。
7,画像報告
(1)9時10分、裏庭で釜に火を起こす。いきふれボランテイア3名。
(2)講義室で下刈りや落ち葉はきの必要性を説明。
(3)作業場所の斜面のレイアウト、要員配置と役割等を確認。
(4)裏庭にイモを持ち込み、釜の様子を確認
(5)正面の森で、まず落ち枝拾いの作業を開始
(6)次に、下刈りのための剪定バサミを配る。
(7)下刈りは斜面の下から刈り上げる。
(8)すでに釜ではイモが焼けている。
(9)熊手を配って落ち葉はきを開始します。
(10)落ち葉はきは斜面の上から掃き下ろす。
(11)落ち葉を集めて皆で山を作る。
(12)集合写真。みんなで一緒に行う森の斜面の作業はおもしろかった。
これから裏庭で焼き芋を受け取ります。
森の斜面がとても明るくなりました。作業ご苦労様でした。
以上
…
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2024年12月14日(土) いきふれ巡回sp2~センター
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標記巡回結果について、下記のとおり報告します。
記
1,巡回活動コース:sp2~センター
2,スポット巡回のねらい:
・スポット地の園路環境の確保と施設保全のパトロール。
・スポット地の自然情報の収集
・自然観察力の向上とメンバー間交流。
3,巡回日:2024年12月14日(土)9時~12時 快晴
4,巡回メンバー:3名
5,活動時間記録:
…9:20 西武球場前駅集合。
10:00 いきもの湿地集合
10:30 解説板拭き清掃
10:55 巡回 トトロ1号地
11:05 堀口天満天
11:45 休憩・菩提樹池
12:00~12:40 昼食
13:30 アルペンロード ~センター着
6,巡回時の状況:
・解説板の汚れ・破損がある。〔更新・アブラゼミの一生〕
7,自然情報:
・マンリョウノ赤い実
・ベニバナボロギク
・カントウカンアオイ
・カラスウリの実
8,活動のふりかえり:
・菩提樹たんぼの会のメンバー(5・6名)と遭遇し、意見交換をした。
・落葉を踏みしめ、丘陵の山歩きを楽しんだ。
・まだ紅葉が残っていた。
…
9,画像報告:
(1)解説板の拭き掃除
(2)sp2いきもの湿地付近の散策者。野鳥観察者も多く来ている。
(3)マンリョウの赤い実
(4)トトロの1号地脇、案内板板面の拭き掃除
(5)カントウカンアオイの花を探す。
(6)解説板〔更新・アブラゼミの一生〕に汚れ・傷がある。
(7)冬の菩提樹池
(8)センター玄関に到着。タイワンホトトギスの花。
巡回ご苦労様でした。
以上
長く続いた残暑。かと思えば急に冬本番のようになったり秋らしくなったりとした11月でしたが今年もいよいよ残り少なくなりました。
12月のスタートも気温は高めになりましたが、7日は大雪で21日には冬至を迎えます。いよいよ冬本番へと向かう中、冬越しのために野鳥たちも集まっています。虫たちも植物もそれぞれの形で冬を越します。
短くなった紅葉を楽しむ期間、雑木林の木々も色づき落葉していきます。北風に震えるような落葉広葉樹の木々の枝とは対照的に常緑樹は緑の葉を付け寒さに耐えています。
サカキもその一つです。常緑高木のサカキは、本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄や東アジアに分布します。山地の照葉樹林内に生えますが、神社によく植えられ、神仏習合の名残から墓地にもよく植えられています。
狭山丘陵ではもともと自生はしていませんが、神社などに植えられたものが野生化しています。
神と木を合わせて『榊』で、これは日本で作られた漢字です。名前の由来には諸説ありますが、葉が一年中緑で栄えていることから『栄える木』が転じてサカキとなった、神の世界と人間界の間に植える木『境木』からサカキになったなどの説があります。古来冬でも葉をつけている常緑樹は常盤木(ときわぎ)とも呼ばれ神聖視され神社などによく植えられて来ました。中でもサカキは神事には欠かせないものとされ、家庭でも神棚に供えます。奈良時代以前はその土地によって手に入る常緑のヒサカキ、シキミ、アセビ、ツバキなどを神仏に捧げ、総称としてサカキと呼んでいましたが平安時代以降、サカキと言えば今のサカキということになり、混同されないようにホンサカキやマサカキとも呼ばれるようになりました。
葉の表は光沢があり長さ7~10㎝、幅2~4㎝の長楕円形で、葉の先は突き出ていて先端は普通丸みを帯びています。縁には鋸歯がなく無毛です。葉の付け根につく冬芽は先端がとがり曲がっているのが特徴で、枝先のものは特に大きく鷹の爪のようだとも言われます。
花は初夏に直径1.5㎝ほどの白い5弁の花を咲かせ、後に黄色みを帯びてやがて落下します。その良い香りで開花を知ることもあります。また多くの花を訪れている虫たちの羽音でも気づかされます。
実は晩秋から初冬にかけて光沢のある黒紫色に熟します。直径は7~8㎜の球形で、種子は長さ約2㎜です。
狭山丘陵周辺では自生しているヒサカキをサカキの代用として使うことが多いのですが、ヒサカキは葉がサカキより小さく鋸歯があります。花も小さく独特の香りを発して早春に咲きます。ヒサカキは雌雄異株なので雄株には実が付かないものの、サカキより小さく黒紫色に実る実は野鳥に人気という点では共通します。
先に熟したヒサカキの実はすでに残り少なくなり、変わってまだたくさんあるサカキの実をついばみにメジロやヒヨドリがよく来ています。人が大切にしてきたばかりでなく、虫たちにも野鳥たちにも人気のサカキ、なんだかおおらかに見守ってくれているようにさえ思えます。
来る新しい年、神社に初詣をされる方も多いかと思います。玉串に使われているのはもちろんですが、緑の葉を茂らせすっくと立っているサカキの木が見つかることでしょう。
冬の代表的な星座が見やすくなってきました。夕方から西の空に明るく見える金星、宵に東の空から登ってくる木星。火星も明るさを増しています。5日には細い月と金星が、18日の宵から19日の明け方にかけては月と火星が接近します。14日の宵から15日の明け方には月と木星が並び、15日に昇ってくる月は今年最後の満月、コールドムーンとも呼ばれます。寒さが本格的になっていく時期です。体調管理には十分に注意をして良い年を迎えられますように!
![]() サカキ |