2025年2月19日(水)いきふれ巡回sp5,4

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〔巡回報告〕R7年2月19日(水)、巡回スポット5・4~センター
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標記巡回について下記のとおり報告します。

1.巡回日時:2025年2月19日 10時~12時35分
2.巡回メンバー:4名
3.巡回時間:
10:00 将軍塚バス停を出発
10:18 将軍塚
10:40 八国山・青空広場
11:13 松が丘中央公園
11:42 鳩峰八幡神社
11:52 トトロの2号地
12:35 センター着
4.ゴミ収集量:500g
5.巡回時の状況:
(1)ここ数日風が強く、園路にごみは少なかった
(2)園路の落ち枝は取り除いた。
6.自然情報:
【将軍塚付近】
(植物・冬芽)・イヌシデ・キヅタ・サワフタギ・アカメガシワ・ウグイスカグラ・ヤマツツジ
(野鳥)・カラス(巣)・メジロ・ヒヨドリ
【八国山・松が丘】
(植物・冬芽)リョウブ・ヤブタバコ・ネジキ・
・ウワミズザクラ・ユズリハ・アカシデ・コウヤボウキ・オトコヨウゾメ・ヤマザクラ
(昆虫)スズメバチの巣(推定)
【トトロ2号地~センター】
(植物・冬芽)トチノキ・アオハダ・ビナンカズラ・ウグイスカグラ(花)・テイカカズラ・クロモジ・ムクノキ・エゴノキ・シラカシ・ウメ(花)・エノキ・ホトケノザ(花)・オオイヌノフグリ(花)・
7.活動のふりかえり
(1)将軍塚を過ぎた場所の〔蝶の看板〕は枠が歪み支持力が低下しているので対策が必要。
(2)解説板にはアドレスプレートが貼ってあると良い。

8.画像報告
(1)カラスの巣

(2)「蝶の解説板」は枠が歪み、支持力が低下して対策が必要。

(3)解説板の板面清掃

(4)八国山・青空広場付近

(5)八国山緑地の案内板(東京都側)

(6)ウグイスカグラのピンク色の花

(7)スズメバチの巣(推定)

(8)解説板等の板面清掃

❖寒波の中巡回ご苦労様でした(事務局)
以上

シメ、冬野に溶け込み~ふれあいの里だより令和7年2月号~

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今年は2月3日が『立春』。暦の上では春ですが、もっとも寒く衣更着(きさらぎ)とも呼ばれる2月は始まったばかりです。今年は遅れているという梅の開花の知らせも少しずつ聞かれるようになり、枯れ野のようなところにもホトケノザやオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなどが低い草丈で花を咲かせていることがあります。春の香りフキノトウを楽しもうとしているうちにフキも花を咲かせます。

枯れ草の中でガサゴソと音がしたら、野鳥が餌を探しているかもしれません。地面の中にいそうなミミズなどを探していたり、草の種を食べていたり、餌の少ないこの時期に草原は貴重な餌場となっています。

跳ね歩きながら種子を探すシメもそんな場所で見つかるかもしれません。シメは本州中部以北の山岳地域や北海道などで一部繁殖していますが、ヨーロッパに広く分布し普通で、ユーラシア大陸の西端と東端に分布しているのは少し珍しいと言えるでしょう。冬期、北海道などから移動してきたり、時に海外から渡ってきたりして本州の都市公園などでも見られます。全長16~18㎝で尾は短くずんぐりむっくりした体型をしています。太いくちばしが特徴で、冬は肉色をしていますが、春から次第に黒みを帯び始めます。太く強いくちばしは殻が厚い種子も食べることができます。かむ力は30㎏を超えると言われています。くちばしの色から蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)の別名があり、「しっ」という地鳴きをする鳥(め)ということでシメとついたとされています。

いかめしいくちばしから目にかけて黒い帯状の部分があり目つきが鋭い悪者顔に見えるものの、冬の野に溶け込むような色合いで、一見地味に見えがちな体色も羽先に紺色の光沢のある部分があったりチラリと見える白い部分があったりと思いのほか美しいものです。

また、オスがちょっと羽を広げメスにお辞儀するような求愛ディスプレイをし、くちばしをふれあわせるなど微笑ましい行動をすることも知られています。巣は樹上に雌雄で造り抱卵はメスが行い11~13日で孵化し、餌は雌雄で運びます。そして12~13日たつと雛は巣立っていきます。繁殖期には甲虫などもその強いくちばしで捕まえて食べます。

シメは冬は単独でいることが多く、樹上などから「ピチン、ピチン」といった声が聞こえてくることがあります。4月頃には群れになって移動していきます。どことなく憎めない感じのシメにもうしばらく出会える時期は続きます。

寒いからこそ空は澄み明るい星が多い冬は星空観察にもよい季節です。金星は宵の明星としてひときわ明るく輝き天頂付近には木星、火星が輝いています。冬の大三角の中でもひときわ明るいのはおおいぬ座のシリウス。マイナス1等級前後の星が一度に4つ見られるのはなかなかない機会です。さらに視野を広げると、冬の大三角の近くに集まる明るい星で大きな六角形が形成され、冬のダイヤモンドとも呼ばれます。今その一角の双子座のポルックスの近くに赤く輝く火星が見られます。

次第に長くなっていく昼間の時間。光の春が感じられる中、今にも咲き出しそうなコブシのつぼみを尻目に早咲きの河津桜が咲き始める2月です。

シメ

  フキ

        河津桜

2025年1月30日(木)いきふれ巡回sp3

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2025年1月30日(木)巡回sp3
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標記巡回結果について下記のとおり報告します。

1,巡回先:スポット3(早大付近湿地の森)
2,巡回日:2025年1月30日(木)
3,巡回メンバー:5名
4,巡回時間:
・10:10 ・早大正門出発
……sp3和幸の森、案内板清掃・自然観察
・12:17 ・狭山湖(昼食)
・14:00 ・センター到着
5,巡回時の状況
・案内板の新しいものが増えていましたが、一年程で汚れている
ため、重曹等で清掃しました。
6,自然情報
・〔sp3、樹木〕アカメガシワ(幼木)、クロモジ(冬芽)、
・〔狭山湖・野鳥〕オオタカ、カラス、スズメ、
・〔sp3,外周道路〕ニワトコ(新芽)
7,活動のふり返り
・冬枯れの静かな森の中を散策しました。
・森の中を歩いている人はいませんでした。
・スポット3の森では業者が入って樹木の伐採をしていました。
8,画像報告
(1)スポット3の森の入口付近で、案内版等の拭き掃除

(2)クロモジの冬芽の葉芽・花芽を観察。

(3)巡回中の様子

(4)案内板の向こうに、樹木伐採中の作業の様子が見えます。

(5)「ウエルカム看板」の板面清掃

(6)狭山湖に到着

(7)寒い空気の中に良い香りを漂わせる蝋梅(ろうばい)の花

(8)早春の野草、ホトケノザ

(9)センターに到着しました。

◆◆巡回ご苦労様でした。(センター事務局)

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています