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〔巡回報告〕2025年3月18日 いきふれ巡回sp2
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標記について下記のとおり報告します。
記
1.巡回先:sp2
2.巡回日:2025年3月18日(火)、曇りのち晴
3.巡回者:4名
4.巡回時間:
9:45 sp2池(いきもの湿地)
10:33 堀口天満天神社
12:00 菩提樹たんぼ(昼食)
13:00 荒幡富士
13:40 センター
5.巡回時の状況:
(1)sp2、解説板〔アブラ蝉の一生〕要対策・修理
…解説板の背板が脱落している。
(2)堀口天満天神付近の山脇の斜面が崩れている。
(3)テーブル上の注意表示が水に濡れて見づらい。
6.自然情報:
〔両生類〕アズマヒキガエル(卵塊)、
〔植物〕ニワトコ(芽)、ヒメカンスゲ(雄花・雌花)、
ムラサキケマン(芽)、 ウグイスカグラ(花)、カクレミノ、
タチツボスミレ、シロバナタンポポ、ノゲシ、ノボロギク、
ムラサキハナナ(ショカツサイ)、コゴメノイヌノフグリ、
ノジスミレ、キランソウ、キチジョウソウ、ヤマハンノキ、
ヨモギ、コスミレ
〔野鳥〕ムクドリ、シジュウカラ、ウグイス、メジロ、ガビチョウ
7.活動のふり返り、意見:
(1)曇天の天候が回復し、明るい春の巡回が出来た。
(2)3月の全体会議で机上確認した「早春のいきもの」が、
現地で現物確認できた。巡回は実物確認の良い機会になる
ので、巡回参加者がもっと増えると良いと思う。
8.画像報告:
(1)sp2、いきもの湿地
(2)アズマヒキガエルの卵塊(らんかい)はチューブ放出状。
(3)一面を覆う野草の花「ホトケノザ」
(4)sp2と近い健康ハイク「クワオルト」の案内板
(5)丘陵に春を告げる植物「ヒメカンスゲ」
(6)この先左側が「トトロの1号地」の階段のあるところ。
(7)注意表示「野鳥に餌をあげない…」…濡れてにじんで見ずらい
(8)タチツボスミレ
(9)解説板「アブラゼミの一生」…要対策。背板が脱落している。
(10)堀口天満天神社付近の園路脇の斜面の一画が崩れている。
(11)ノボロギク(野ボロ菊)
(12)ムラサキハナナ(ショカツサイ)
(13)シロバナタンポポ
(14)菩提樹池(湖畔霊園の南側)
❖❖巡回ご苦労様でした(事務局)
春が一気に押し寄せてきました。昨年より少し遅れて陽光が23日日曜日に咲き始めあっという間に花数が増えています。
いつもは咲きそうでなかなか咲かないクロモジも今年は咲きそうかなと思っていたらもう咲き始めました。
週末は気温が下がりそうですが、咲き始めた桜の花は長く楽しめるかもしれません。
スミレの仲間も咲き始め、ヤマザクラも咲き始めました。日々変わる森の様子に目が離せない季節となりました。
3月9日は、狭山自然公園制定の日。
埼玉県立狭山自然公園制定日を記念して、狭山丘陵の自然を絵本で紹介するパンフレット『狭山丘陵で出会う絵本vol.02』を作成しました。
埼玉県立狭山自然公園は、1951年(昭和26年)3月9日に県内初の県立自然公園の一つとして、埼玉県によって制定されました。
この記念すべき3月9日に、狭山丘陵の自然を絵本で紹介するパンフレットを作成しました。狭山丘陵の概要や位置の紹介に加え、児童文学作家中川李枝子さんの「となりのトトロ」の世界を詩で綴り、宮崎駿さんがやさしいタッチの画を添えた詩集や、キツネや身近な昆虫を題材にした絵本など、合計8冊を紹介します。
配布先は:当センターと所沢市内の図書館です。
是非、この機会にお手に取って下さい。
3/5 16時現在 積雪による倒木や大きな落枝はございませんでした。
雨が降りましたが園路には一部雪が残っております。今後、凍結も予想されます。
散策される方は十分ご注意ください。
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【積雪にご注意下さい】
3/4 16時現在 センター周辺の道路は薄っすらと雪が積もり始めました。
今後の降雪量や雪質により、倒木や落枝の可能性が高いため
散策される方は十分ご注意ください。
危険な状況を見つけた際は、当センター(0429399412)までご一報ください。
みなさんのご理解とご協力よろしくお願いいたします。
春めく日もあったかと思えば最強寒波に大雪、少雨に乾燥、森林火災など今年の2月も気象に関連するニュースが後を絶ちませんでした。
遅れていた梅や河津桜の開花もやっと進み、次に気になるのは桜前線ですが、ほぼ平年並みになりそうで、東京の3月21日ころをスタートに進んでいきそうです。
足元に咲くオオイヌノフグリやホトケノザも例年よりやや遅れ気味でしたがあっという間にお花畑が広がりそうです。
ホトケノザと同じような場所で咲き、よく似た花を咲かせるヒメオドリコソウ。この花も早春から咲き始めます。今では道端などで普通に見られますが明治中期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物です。シソ科の2年草で、東京周辺に特に多く、強い繁殖力で、日本全国に分布するほか世界中に広がっています。
ホトケノザと花の形は似ていますがホトケノザは花が丸い形をしている葉の上に突き出るような形で咲き、ヒメオドリコソウはスペード型をした葉の間から咲きます。葉は先端に行くほど紫色を帯びるのが特徴です。
在来種のオドリコソウは花の形を笠をかぶった踊り子の姿に例えて名が付いたとされ、それに似ていて小さいところから姫踊り子草とつけられたとされています。
帰化植物の方が在来種より大きく繫殖力も強いことが多く、名前もどちらかというと気の毒なくらいのものが付いていることが多い中、可愛い名前をもらっています。その可憐な姿とは裏腹にしたたかなくらいに広がりずっと前からそこにいたかのように存在しています。
ヒメオドリコソウは日当たりの良い場所に見られますがオドリコソウは山野や道端の半日陰に群生しますのでヒメオドリコソウがオドリコソウの生息場所を侵食したとは考えにくいのですが、狭山丘陵周辺ではオドリコソウはあまり見られません。花言葉も似ていてともに『陽気』、『快活』がありますがオドリコソウは『隠れた恋』、ヒメオドリコソウには『春の幸せ』というのがあります。
種子にはオドリコソウやホトケノザと同じくアリが好むエライオソームという付属体が付いていてアリによって種は運ばれます。蜜は甘く子供のころ花をつまんで吸ったという話も聞きます。花期も長く花の少ない時季には虫たちには貴重な蜜源になります。
明るい冬の星座ともお別れの時が近づいています。1日には細い月と水星が接近しますが、8日水星が東方最大離角となり西の低空で見やすくなります。太陽に最も近く夜明け前か日没後のわずかな時間にしか見ることができない水星。有名な天文学者のコペルニクスさえ生涯見ることができなかったという逸話さえあります。明るい金星を目印にさらに低空を探してみてください。
今年は3月5日が啓蟄、14日は満月でワームムーンとも呼ばれます。15日は七十二候の菜虫化蝶(なむしちょうとなる)で青虫が羽化して紋白蝶になるころといわれます。成虫越冬をしたヒオドシチョウやキタキチョウに続き、暦とそう違わないころに蛹で越冬したモンシロチョウも見られるようになります。
寒暖差の変化が大きくなりそうですが、野鳥たちは巣造りを始めています。繫殖地へと移動中の野鳥もいます。生きものたちの変化も大きい3月です。
![]() ヒメオドリコソウ |