2025年5月27日(火)いきふれ巡回sp5,4

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〔報告〕2025年5月27日、いきふれ巡回sp5、4~センター
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標記について下記のとおり報告します。

1,巡回日:2025年5月27日(火)、曇り一時薄日
2.巡回ルート:sp5,4,~センター
3,巡回メンバー:6名
4,巡回時間:
・10時10分 巡回開始(将軍塚バス停付近)
・10時20分 解説板等の板面清掃(八国山緑地入口)
ゴミ拾い(将軍塚)
・10時30分 トイレ休憩(おおぞら広場)
・11時30分      (松が丘中央公園)
・12時00分      (トトロ2号地)
・12時45分  センター到着
5,ゴミ収集量:0.3kg
6,自然情報:
(1)植物・木本:ムラサキシキブ(花)、ネジキ(花)、
ナンテン(花)ヤマボウシ(花)、クサイチゴ(実)、
リョウブ(ツボミ)、ガクアジサイ(花)サクランボ(実)、
トウカエデ(実)、ウグイスカグラ(実)、ニワトコ(実)
(2)植物・草本:オカトラノオ(花)、サイハイラン(花)、
オニタビラコ(花)オヤブジラミ(実)、ミズヒキ、
ムラサキツユクサ(花)
(3)野鳥:ガビチョウ、ウグイス、ハシブトガラス、アオゲラ
7.活動のふりかえり:
(1)ウグイスカグラ等の赤い実を試食できて良かった。
(2)曇りで湿気は多かったが、歩き易い気候だった。
8,画像報告:
(1)巡回メンバー6名の集合が完了しました。

(2)案内板・指導標板面の拭き掃除を実施

(3)ムラサキシキブ(花)

(4)アミガサハゴロモ(カメムシ科)

(5)将軍塚付近解説板の清掃

(6)クサイチゴ

(7)タラノメ…幹のトゲが見える。

(8)ヒメジョオン

(9)sp5案内板

(10)八国山おさんぽコース方向指示標(所沢市)

(11)sp4を目指して八国山尾根を行く

(12)マンネンタケ(霊芝)

(13)ネジキの白い花

(14)シロテンハナムグリ

(15)クサイチゴの上の葉の左にヤブキリの幼虫、
下の葉には虫こぶ…害虫の名は、「キイチゴハモグリダニ」

(16)ミズヒキの葉

(17)サイハイラン

以 上
❖❖スポット地巡回ご苦労様でした。(センター事務局)

 

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イベント

いきふれ通信できましたvol,70(2025年春号)3か月先のイベント情報掲載

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狭山丘陵の情報発信基地であるいきものふれあいの里センターでは、年に4回程度『いきふれ通信』を発行しています。

詳しくは、当センターHPでご確認をお願いたします。

丸い目がチャームポイント、コチドリ~ふれあいの里だより令和7年5月号~

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最高気温が10度以下でスタートした4月。中旬以降は夏日の日に加え30度に迫る日もありました。これまでの異常気象が通常になりつつあるみたいで気がかりです。

目には青葉  山ほととぎす  初鰹

江戸時代の俳人、山口素堂の有名な句でまさに五感で初夏を感じさせてくれます。今年の立夏は5月5日ですがすでに初夏の装いが強くなっています。

5月10日からは愛鳥週間。全国各地で野鳥保護に関するイベントなどが行われますが、ホトトギスをはじめ日本で繁殖するために渡ってくる野鳥たちとの出会いも楽しみな時期です。

コチドリもチドリの仲間では珍しい夏鳥として、早いものは3月頃渡来し、九州から北海道で繁殖しています。西日本以南では越冬しているものもいます。

全長は16cmでチドリ類の中で最も小型であるところから『小千鳥』と付いたと言われます。

丸い目が愛らしく黄色いアイリングが特徴で、若鳥では不明瞭になります。くちばしは黒く、長い足は黄色。胸には明瞭な黒帯があり前面でつながります。この黒帯はメスの方が細くなります。飛んだ時には翼に白帯が出ません。

巣は海岸や川の中流以下の砂礫地や地肌むき出しの荒れ地などに造ります。浅い窪地を掘り小石や貝殻、小枝などを敷いた巣に3~4個の石にそっくりな卵を産みます。親鳥は巣に天敵が近づくと雛には動かないように鳴き、自身は『擬傷行動』と呼ばれる傷ついたふりをして敵の前に出て注意を自分に向けさせ、巣から離れ敵を遠ざけます。雛も動かないとまるで石のようです。

餌は水田や池沼畔、川原など淡水の水辺で水生の小動物やミミズ類などを捕ります。チドリ類の採餌方法である地上を足早に駆けては止まり、ついばんではまた駆けてという動作をして餌を探します。ユスリカ類などの小型昆虫類をよく食べ、浅い水辺で片足を震わせて水生昆虫の幼虫などを追い出して捕らえたりもします。営巣地に近くても干潟や砂浜へは出ません。

普段は「ピウ ピウ」といった甲高くか細い声で鳴きますが、繁殖期には「ピォ ピォ  ピピピピピピピュー  ピュー」と賑やかに鳴いて飛び回ります。5月から6月は雛が生まれる時期。涼やかな水辺を散歩しているとコチドリに出会えるかもしれません。とても警戒心が強いので、ちょこちょこと歩き回る姿を見つけたら静かに見守ってください。巣に近づきすぎて擬傷行動されないようにご注意を。

立夏の日の埼玉の日の出は4時45分。東の低空で明けの明星としてまぶしく輝いている金星はこの頃土星と接近します。23日の未明から明け方には細い月と土星が接近、翌日は月と金星が接近します。この頃日の出の1時間前と言えば3時30分頃となります。夜空では北の空に北斗七星が見やすくなっています。ここからおとめ座のスピカへと続く春の大曲線を南へたどると大きく空を見渡すことができます。

木々の白い花たちも咲くのが早くなり、かつては5月頃に見頃だったものが4月に終わってしまうものが多くなりました。ネジキのスズランを思わせるような小さな花が早くも咲き、森はグリーンシーズンとなります。田畑や土手、里山と至る所でチョウに出会える季節です。それぞれの場所で違ったチョウとの出会いが楽しめることでしょう。年に一度発生するゼフィルスの仲間たちもそろそろ出始めます。

コチドリ

  ネジキ

        アカシジミ

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