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■2014年6月24日(土)巡回SP3
〔巡回状況〕
・SP3の巡回と園路の環境整備を、3名で行
ないました。
・案内板の汚れ拭きを実施しましたが、汚れの
とれないところが一か所ありました。
↓ 案内板の拭き掃除
・階段の草取りや道標・市表示看板周辺の下草刈を行いました。
↓ 下草刈りの様子
〔自然観察情報〕
・植物では、ヒメヤブラン・ハエドクソウ・
リヨウブ・オカトラノオ等が多くみられ、
ホタルガも見られました。
↓ オカトラノオ
〔まとめ・感想・意見〕
・今回目標にしていた看板拭きが実施できた。
・下草刈り用の鎌も持参して良かった。
・看板の木枠に白アリが繁殖しているので、
腐食の進行をストップさせたほうが良い
と思います。
以 上
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昼間の時間が一番長い日でしたが、雲が多い1日でした。
日差しを浴びて輝いていたコヒルガオの葉は、ジンガサハムシなどに穴ぼこにされていました。
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日影の落葉溜めでは、立派なヒダリマキマイマイが悠々とお散歩。東広場ではアジサイがきれいに色づいていました。
(所沢市HPふれ里だより平成26年6月号」より
そろそろ梅雨の走り、そして梅雨入りが気になる頃となりました。深みを増した木々の間を忙しそうに飛び回るシジュウカラやエナガ。せっせとガの幼虫などを捕っています。
低木のウメモドキやシオデは小さな花を咲かせています。ムラサキシキブも甘い香りを漂わせ咲いています。
独特のにおいを発して咲いているのはクリです。お世辞にもいい香りとは言い難いのですが、虫たちには大好評で、様々な虫がこの花を訪れます。
新しく伸びた枝に直立か斜上に花序を出し、先に雄花を、付け根に雌花を咲かせます。雌花は、まだやわらかいイガの中に3個つきます。見た目は風に花粉を運んでもらう風媒花のようですが、じつは虫を頼りにする虫媒花です。
ちょうど年に一度発生するアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミなどのゼフィ ルスたちが吸蜜に訪れ、他にもテングチョウや、タテハチョウの仲間も訪れます。
コアオハナムグリやマメコガネは花粉が目当てです。クリの花を観察していれば入れ代わり立ち代わりやってくるたくさんの虫たちに出会えますが、スズメバチも来るので要注意です。
クリは北海道から九州まで広く分布する落葉高木ですが、三内丸山遺跡から栽培されていたとわかるクリが出土していて、縄文時代から人と深くかかわっていたことがわかります。食用としてはもちろん、材は家の土台や彫刻材、挽物のお盆などに利用され、薪炭材やしいたけのほだ木にも使われてきました。葉は煎じてかぶれなどの薬にもします。堅果の大きさにはかなりの差があり、栽培されるものは特に大きく、雄花も立派です。代表的なのはタンバグリで、野生のものは区別するためにシバグリとも呼ばれます。
クリにとってありがたいお客さんばかりではなく、幹を荒らすシロスジカミキリや、産卵によって芽に害を及ぼすクリタマバチや、実に卵を産み付けるクリシギゾウムシなどもやってきます。
古から昆虫にも人にも、他の生きものたちにも人気のクリです。
ドクダミ、ツユクサ、イチヤクソウ、オカトラノオ、ホタルブクロ、オオバジャノヒゲ。個性豊かな草花が咲く中、秋の七草のひとつカワラナデシコも咲き始めます。
今年は梅雨が長いとの予報も出ていますが、太陽は1年で最も高く輝いています。雨の恵みも受けて豊かさを増していく6月の森です。
![]() クリ |
![]() ウラナミアカシジミ |
![]() ホタルブクロ |
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ずっと降り続いていた雨が午後止んだかと思うと、急速に晴れ間が広がりました。
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雨露をたたえたノアザミにはヒメキマダラセセリやハナアブの仲間たちが入れ代わり立ち代わり訪れていました。
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咲き始めたオカトラノオにも、虫たちが訪れ、露を含んでキラキラと輝いていました。
夏本番のような強い日射しに草木は生き生きとしていました。