20160116第5回全体会議と軽作業(カタクリの斜面の落葉はき)

いきふれの会

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■2016年1月16日(土)第五回全体会議と
       軽作業(カタクリの斜面の落葉はき)
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〔第五回全体会議〕
①会議日時:2016年1月16日(土)13時~14時
②会議出席:いきふれ会10名+センター1名
③会議内容:
・11月~1月の間の活動のふりかえり
・研修会(12月15日)都立野川公園訪問の報告
 …野川公園では、ボランティアとして自律的な
活動がなされている。
 センターのいきふれ会としても、このような
自律的な活動が可能な仕組みをめざし、今後も
活動の在り方を検討していきたい
・今後二か月のスケジュール調整
 …巡回・行事スタッフ協力者の割り当てを調整
         ↓全体会議終了後は軽作業の準備

〔軽作業・カタクリの斜面の落葉はき〕
        ↓区画ロープの右がカタクリの斜面

①作業主旨:
 センター施設向かいの斜面は、3月末頃のカタクリの開花
が楽しみな場所なので、深く堆積している落ち葉を掃いて、
カタクリの開花と株の成長を援助することにしました。
        ↓落ち葉は斜面を上から下へ掃き下ろす。

②作業日時:2016年1月16日(土)14時~14時30分
 ↓掃き下ろした落ち葉を籠に詰めて他の場所へ運びます

③作業参加:いきふれ会10名+2(センター)
 ↓あっと言う間の30分で、この斜面の落ち葉掃きは終了です。

  ↑カタクリが開花するのは、上画の左端中央あたり
以 上〔事務局記〕
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寒中お見舞い申し上げます!!

いきふれ自然情報

 

昨日は二十日正月。今日は『大寒』で、暦通りに寒くなりました。
園路にもまだ雪が残っていますが、荒幡富士の南側は雪はすっかり融けてありません。

今回の雪で枝折れがたくさん出ました。
足元にも注意ですが、時には立ち止まって上も見てくださいね。
今日はジョウビタキのオスが高い枝から獲物を探している姿や、椿の花がお日様に微笑んでいるように咲いているところを目にすることができました。

猿もびっくり?サルトリイバラ(所沢市HPふれ里だより平成28年1月号より)

いきふれ自然情報

平成28年丙申の年が始まりました。6日は『小寒』、21日は『大寒』。『初春』とは裏腹に冬は本格的となります。
今年も出足の遅かったセンターに冬越しに来る鳥たちですが、キクイタダキやウソを見たといったちょっとうれしい情報もちらほら入ってきています。

申年と言えば、身近にいる『さる』がサルトリイバラ(猿捕茨)です。日本全国の山野の草原や林内、林縁などに生える雌雄別株の落葉つる性半低木で、バラのようなとげがあり、猿が引っ掛かるということから名前がついたとされ、枝にある刺と葉柄の巻きひげでほかのものに絡み付いて、茎を伸ばします。バラと付いてはいますが、サルトリイバラ科の単子葉植物で、以前はユリ科に含められていました。

この時季はちょっとユニークな冬芽をつけています。花期は4月から5月、葉が開き始めるとともに多数の淡黄緑色の花をぶら下げるようにつけます。雄花には6個の雄しべがあり、雌花の花柱は基部から3裂します。
雄花の方が、黄色みが強く見えます。花は見過ごされがちですが、10月から11月に朱赤色に熟す果実は人目を惹きます。その美しさから、生け花に使われたり、自然乾燥したものをクリスマスリースに使われたりします。

また、毒消しとして使われていて、山に行って根(実)を食べて元気になって戻ってくることから『山帰来(さんきらい)』という別名がついたともいわれます。薬効としては根茎にあるようで、生薬として使われていて、果実は生食も可能で、果実酒(薬用酒)にもできます。

西日本では柏餅はこの葉で包むことが多く、サルトリイバラを『餅草』と呼ぶ人も。逆に、柏餅ではなく、『山帰来餅』『さんきら餅』などと呼んでいるところもあります。

葉を好むのは昆虫にもいて、ルリタテハの幼虫が食草としています。他にはホトトギスをはじめ、ユリ科の植物を食べますので、ルリタテハにとってはやはりサルトリイバラはユリの仲間なのかもしれません。成虫越冬をしているルリタテハ。冬でも暖かい陽だまりでひなたぼっこしているところを見かける可能性があります。

サルトリイバラに限らず、冬芽は良く見るととても個性的です。葉が落ちた後の葉痕が羊の顔や猿の顔に見えるオニグルミ。センダンの葉痕も猿に見えます。人の顔や宇宙人、埴輪…想像力を膨らませてみると様々な形に見えてきて楽しいものです。

狭山湖など水辺では冬越しに渡って来たマガモやホシハジロ、カンムリカイツブリなどの水鳥たちが羽を休めている姿を目にすることができます。水鳥たちは恋の季節、日本でペアになり、春に繁殖地へと渡って早速巣作りに入ります。野鳥観察を始めるのには今が最適です。
このひと月で日の出は8分早く、日の入りは29分遅くなります。少しずつ春が近づくものの、まだまだ寒い冬を生きる生きものたちとの出会いを楽しみながら歩いていると、気の早いホトケノザやオオイヌノフグリなどの、早春の草花がほほ笑んでいるかもしれません。


サルトリイバラ 冬芽

サルトリイバラ 雄花

ホシハジロ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています