2017年5月28日(日)PM 初めての試み 全体いきふれの午後①

いきふれの会

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■2017年05月28日(日)PM はじめての試み いきふれの午後①
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標記の新しい取り組みについて、下記のとおり報告します。

(1)活動件名:第一回 いきふれの午後の活動

(2)活動目的:
① 2017年度の初めて取り組みとして、比較的に来館者
が多い月末の日曜の午後に、館内対応の実習等を行い
ボランテイア活動の幅を広げる。
② センター職員と、いきふれ会メンバーとの交流の機会を
増やし、円滑なイベントの推進に役立てる。

(3)参加者  1名

↓館内対応実習中

腕章をつけて来館者を待つ間、資料を見ています。

(4)実習日時
2017年5月28日(日)
13時10分~16時40分(約210分)
…予定110分を100分延長(団体対応分)
(4)実習内容
・館内配置の確認(展示室・執務室・控室・地下倉庫他)
・館内展示の説明
・館内対応マニュアルの解説
・館内説明事例と実習
・荒幡富士のいきもの情報(屋外)
・団体対応実習(下記5当日追加)

↓団体(中国農大生)来館時の様子

(5)団体対応(中国農大生)

15時40分頃来館
狭山丘陵とトトロとの関係や、センターの役割り等に
ついて、講義室で画像やパネルを用いて説明しました

↓センター講義室での説明風景


(6)いきふれの午後の参加者の感想(後日メールで受信)
① 館内を案内してもらい、改めて館内の様子が認識できて
良かったです。
② となりのトトロの写真を使って説明すると訪れた方は
目が輝いている感じでとても良いと思いました、
③ 荒畑富士も初登頂できました。
④ 当日来館した団体(中国農大生)へのセンターの説明は

理解しやすく、大学の先生、通訳の方とのバランスが

とれていて、良かったと感じました。

↓団体退去後の様子


以 上〔事務局記〕
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サウンドスケッチ 狭山丘陵の音

センターからのお知らせ

先日、面白い取組みがありました。
大きな集音マイクと集音機を担いで、耳を澄ませている人たち。

日本大学芸術学部放送学科 茅原良平准教授と学生さん達です。
彼らは、実習授業「ラジオ制作」の一環で、自然の音を録音し、
番組として編集し制作されました。

今回は特別に許可を頂き、制作品をご紹介します。
収録は5月。木々の緑が日に日に濃くなる時期の
丘陵の様子をご堪能下さい。(須賀)

サウンドスケッチ 各5分
ナレーション:河合紗希子、西村麻弥(アミュレート所属)

※音声の提供は、2018年3月30日で終了させて頂きました。

 

 

 

 

いきふれ通信できましたvol39(2017年夏号)

IKIFURE NEWS

狭山丘陵の情報発信基地であるいきものふれあいの里センターでは、年に4回程度『いきふれ通信』を発行しています。
イベント情報に始まり、地域の特集ページなど情報が盛りだくさんです。

7月の行事案内です。
【沢山のご応募ありがとうございました】

Event

散策MAP いきものふれあいの里 

センターからのお知らせ

狭山丘陵 散策MAPを更新しました。

駐車場の情報やトトロの森などの位置も掲載しています。

是非ご活用下さい。

パンフレットのページ

スポット1・2散策地図 スポット1.2 スポット4・5  

 

 

 

 

 

ハグロトンボ、幽玄、神秘、林の中で(所沢市HPふれ里だより平成29年6月号」より

いきふれ自然情報

今年の6月5日は芒種で実際はもう少し早く蒔かれていますが稲などの種蒔きをするころとされ、11日は入梅、21日は夏至で、今月は梅雨入りと田植の月と言えます。暗いイメージがありますが太陽は一年で一番高く輝いています。

強い日差しの下きらりと光る翅と体。ふわりと飛んできては葉の上に翅を休める黒いトンボはハグロトンボです。

ハグロトンボは本州、四国、九州、種子島、屋久島の低山地、丘陵、平地の水辺に水生植物が繁茂している緩やかな流れに発生し、池沼にも発生します。成虫は5月から10月頃まで見られ、7月、8月が一番多く見られます。羽化した成虫は薄暗いところを好み林の中で暮らすので、センターエリアでは6月ころに出会えます。成熟すると水辺に戻るので、林の中で出会える唯一の季節と言えるでしょう。

オハグロトンボ、神様トンボ、仏トンボ、極楽トンボなどの別名を持ちますが、お歯黒の色に似ていたからなど、どれも翅の色形から来ているようで、薄暗いところをふわふわと飛ぶ黒いトンボに、幽玄さ、神聖さを感じたようです。

水辺では群れていることが多いのですが、林の中で出会うのは単独の場合がほとんどです。翅をそろえて止まったかと思うと、まるでチョウのようにはらりはらりと翅を閉じたり開いたりします。金属光沢を帯びた黒い翅が光の加減で虹色に輝いたりさまざまな色で輝いたりする姿を見ると改めて『黒』の奥深さを感じます。雄の身体が金属光沢を帯びているのに対して、雌の身体は黒く、翅はこげ茶に近い色をしています。

コオニヤンマやシオカラトンボなどが素早く飛び回り昆虫をとらえているのに比べこんなにふわふわしていてエサが採れるのか心配になってしまいますが、意外と俊敏で近づくとすいっと飛んで行ってしまいます。

梅雨の晴れ間、ちょっと神秘的なハグロトンボに林で出会えたらいいことがありそうな気持ちになります。

トンボは全国的に減少しているようですが、ハグロトンボも水質汚濁、河川改修などで数を減らしているようです。水辺のヨシなどで羽化するハグロトンボ、河川改修ではヨシなどは根こそぎ刈られてしまいます。産卵するのも水中の草の根際や水草などです。人にとっては害虫を食べてくれる益虫で、『勝ち虫』と呼ばれ縁起が良いとされてきたトンボたち。コンクリ―トで固めない、水辺の生きものに配慮した河川改修工事も少しずつ進んでいます。これからもトンボたちと共存していきたいものです。

年に1度のゼフィルスの季節も始まっています。ハグロトンボよりアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミが葉の上で休んでいる姿を見かけることの方が多いことでしょう。

雨に濡れながらうつむいて咲いているのはイチヤクソウやホタルブクロ。ドクダミやオカトラノオも咲いています。爽やかな甘い香りはムラサキシキブの花。小さな虫たちが花々に集まっています。

梅雨の雨は恵みの雨。植物は繁り、たくさんの命が息づいている6月の森です。南の国から帰って来たカッコウやホトトギスの声も聞こえてきます。


ハグロトンボ

ウラナミアカシジミ

ムラサキシキブ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています