———————————————————————–
東村山市菖蒲まつり出張展示「ドングリトトロを作ろう」
———————————————————————–
(1)開催日時:2018年06月16日(日)9時~16時30分
(2)出張展示のねらい
県境先、東京都東村山市域内でのイベントを通して、
北山公園~センター間の往来を促進し、センター入館者
の増加につなげる。
(3)出張展示の内容:
①いきもの展示:アライグマの剥製・オオスズメバチ顔面
②植物画展示:細密植物画(額)
③工作コーナー:ドングリトトロを作ろう
・センターで用意した白塗のドングリに、参加者が眼玉と
模様を画き入れてドングリトトロを完成させる。
④狭山丘陵解説パネル:狭山丘陵の全体図ほか
(4)出張展示場所 :東村山 北山公園菖蒲苑
(住 所 )…東京都東村山市 野口町4-50
(アクセス)…西武新宿線「東村山駅」西口下車徒歩約20分
(展示場所)…善行橋を渡ってすぐのテント(本部席付近)
(5)参加スタッフ:5名=センター(2名)+いきふれ会(3名)
(6)出張展示の状況
①開始前…今回はアライグマを同道し、タヌキと比較してもらいます。
②開始しました
③お客さんはこちら
④隣接展示の風鈴群が風に鳴る
⑤思い思いの顔を描く
⑥公園に出店が並ぶ
⑦菖蒲の中のイベント会場・赤じゅうたん
⑧ドングリの画きこみが進む
⑨ドングリが少なくなって来た。
⑩アライグマも人気がある。…話題に困る事はありませんでした。
⑪イベント終了に伴う撤収。
(7)ふりかえり
・雨は降らなかったが、曇天で気温が低く、子供たちの出入りがやや少なかった。
・時間をかけてドングリを多く用意したので、足らなくなる不安はなかった。
・アライグマの剥製や、植物画に興味を示す人が多くいて、話が弾んだ。
・お客さんから様々な話が聞けて、面白かった。
・スタッフメンバーそれぞれが応対を楽しんでいた。
以上
————————————————————————
—————————————————-
〔会議報告〕いきふれ全体会議②の結果について
—————————————————-
標記について下記のとおり報告します。
記
(1)会議名:2018年度 第2回いきふれ会全体会議
(2)日 時:2018年6月10日(日)9時30分~10時30分
以降…ドングリの白塗り作業、植生保護の現状視察
(3)場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター講義室
(4)出席者:8=2(センター)+6(いきふれ会)
(5)議 題:
↓会議風景(1)
①連絡事項…スポット2,3大型案内板の表示取替他
②最近の活動のふりかえり…記述省略
③当面2か月のスケジュール(主なもの)調整継続中
・7月 7日(土)夜の湿地探検
・7月22日(日)ひよこ探検隊
・9月 8日(土)10~12ボランテイア募集説明会
・9月 9日(日)いきふれ全体会議③AM
・9月29日(土)自然観察会・菩提樹
④意見交換…スポット2池周辺への落葉溜め設置について他
↓会議風景(2)
…
⑤作業会 10時30分~11時20分
・東村山菖蒲祭り準備…ドングリの白塗り作業(参加6名)
↓作業風景(1)
↓作業風景(2)
…
⑥自然観察:11時20分~12時00分
・荒幡富士周辺の植生保護対策の現状視察。
↓現状視察
↓コシロカネグモ
以 上
——————————————————————
初夏の白い花の季節が駆け足で過ぎ去り、今年は夏も早く来るとの予報。それも酷暑が。チョウの発生も少し早くなっているようです。
5月下旬から6月にかけてはミドリシジミの仲間の一群、ゼフィルスたちの年に1度の発生時期です。センターの周りでは今年もアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミがすでに確認できています。
この時期やはり年に1回発生するのがミドリヒョウモンです。ミドリヒョウモンは北海道、本州、四国、九州に分布するチョウで、ヒョウモンチョウの仲間は草原性のものが多い中、やや山地性で林縁部を好みます。幼虫の食草は、スミレの仲間です。
翅の斑紋から『ヒョウモン』とつき、後翅裏面が緑色で淡い白色の縦じまがあるところからほかのヒョウモンチョウとは区別が付き、名前の由来にもなっています。
狭山丘陵では近年急速に分布を北へと広げたツマグロヒョウモンが多く見られますが、ミドリヒョウモンはそれについで見かけることが多いヒョウモンチョウの仲間といえます。いろいろな花で吸蜜しますが白い花を最も好むようでリョウブやネズミモチの花によく来ます。真夏には休眠し、9月ころ再び活動を始め、10月ころまでみられます。そのころ咲いているアザミ類や園芸種のブットレア、アベリアなどを訪れ、センターエリアではコウヤボウキによく来ます。
移動性の高いチョウで、夏場は避暑をかねてかどうかはわかりませんが休眠せず、平地よりたくさん花が咲いている山の方へ移動し、各種の花を回っているとの説もあります。秋には平地の開けた所でもよく見かけるようになり、センター周辺では初夏より初秋の方が目にすることが多いので、これは山から移動してきた個体が多く加わっている可能性があります。北海道などの寒冷地では7月に入ってから出現し、9月下旬ころまで夏眠せずに活動を続けます。
卵は食草付近の樹皮、露出した木の根や岩、地上の枯れ枝などに乱雑に産み付けられますが、近くに食草が無いことも珍しくありません。冬越しは卵か1齢幼虫でします。
リョウブの蕾もほころびかけてきています。初秋に出会うミドリヒョウモンは翅の傷んだものが多いので、きれいな個体との出会いが期待できるのは成虫になったばかりのこれからです。
コオニヤンマが素早く飛び回り昆虫を捕らえる姿が見られるようになり、足元ではギンリョウソウ、イチヤクソウ、オカトラノオなどの白い花たち。春から初夏に咲く唯一のアザミ、ノアザミも紅紫色の花をまだ咲かせています。ムラサキシキブの甘くさわやかな香りは梅雨時の清涼剤のようです。
今年は6月21日が夏至。1年で最も高く太陽は輝きます。恵みの雨を楽しむかのような植物たち、植物が元気だと昆虫も元気です。今年生まれたシジュウカラの若鳥たちの群れがせわしなくガの幼虫などを探して枝から枝へと移っていきます。
雨の中元気になる生きものも沢山います。降っても降らなくても多くの命が息づく森で生きものたちとの出会いを楽しみに散策してみてはいかがでしょう。