沢山のご参加ありがとうございました

センターからのお知らせ

2018年10月14日(日) プチひよこ探検隊《親子で森の中で遊ぼう》

イベント報告

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2018年10月14日(日)プチひよこ探検隊《親子で森の中で遊ぼう》
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■概要
2歳、3歳のお子様と親子で森に親しんでいただくイベント。
森の中でのんびり過ごしていただきたければとお茶とお菓子
の時間も作りました。
森の中では何が見つかるでしょう。

■申し込みは17名。

■行事結果
残念ながら雨天中止となりました。

雨が上がった午後、みんなと過ごす予定だった西広場に来てみました。

森の落とし物探し…

色づいた葉っぱもありました。

イチモンジセセリもお出迎えしてくれたかな。

機会があればお散歩に来てくださいね。

 

2018年度 ボランテイア養成講座〔第1回〕スポット3,1,2

いきふれの会

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2018年度 ボランテイア養成講座① スポット3,1,2
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1.実施日:2018年10月13日(土)

2.目 的:
・センター管理地(スポット地)を歩き、狭山丘陵の
地形や自然の様子を体験する。
・巡回上の留意点(トイレ位置等)を現地で確認する。
・講座参加者・いきふれ会メンバー・センター職員との
交流の機会にする。

3.ルート・時間
・ 9時00分   :集合・早稲田大学バス停
・10時10分  :sp3通過
・11時30分  :狭山湖
・12時20分頃 :sp2池 東屋昼食
・13時20分頃 :解散西武球場前駅

4.参加者:計7名=(受講者)4名+(いきふれ会)2名+(センター)1

5.画像記録:

①スポット3入口(早稲田大学正門付近、9時30分頃)

②スポット3湿原(ミゾソバ等を観察)

③和幸の森(由来を確認)

④オオタカのトイレ付近(休憩)

⑤スポット1狭山湖(左岸・チュウヒの観察・撮影をしている人たち)

⑥狭山湖(やや水位が低い。水鳥がいない)

⑦スポット2堀口天満天神社(柱の根元の地衣類を見ている)

⑧ヒメジョウゴゴケ(自然環境の良いところに生息する地衣類)

⑨トトロの一号地

⑩スポット2 湿原デッキ上を歩く

⑪池の前の東屋で昼食(12時20分頃)

⑫コスギゴケ(東屋の裏の斜面上で)

⑬養成講座のふりかえり(西武球場前駅、13時20分頃)

6.ふりかえり・感想:

(受講者)
・このような活動に初めて参加した。
・野外で植物の名前を確認するのも初めてのこと。
・どのような作業協力が出来るかが心配。
・体力の必要な事は手伝える。草刈なら任せて欲しい
・花の名前を覚えるのは楽しっかったし、歩くのも楽しい
・養成講座に楽しく参加した。作業やイベントで役に立ちたい。

(いきふれ会メンバー)
・活動に参加したときは、いつも一つ何か植物の名前を
覚える事を心掛けている。
・是非いきふれ会に参加して、楽しく取り組んで頂きたい。
・楽しくとりくんでいるので、それが一番大切だと思う。
以 上
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秋の空の女王ジョロウグモ(所沢市HP「ふれあいの里だより平成30年10月号」より

いきふれ自然情報

ほとんど晴れる日のなかった9月。気が付けば日が暮れるのもずいぶん早くなっています。まさに秋の夜長が実感できるようになりました。澄んだ秋の空は昼も夜も楽しめます。

何をするにも良い季節。厳しい夏の暑さ、続いた残暑。森は疲れた心身を癒してくれます。何気なく見上げた空、視界に入ってくることがあるのはジョロウグモ。本州、四国、九州、南西諸島で街中の人家の庭から山地の林道、渓流まで広く見られるクモです。

初夏のころには未熟な個体が小さな網を張っていましたが、9月にもなれば立派な成体。樹間や草間に細かい目の円網を張ります。11月ころまでよく見られ『秋の空の女王』とも呼ばれます。

女王の名にふさわしく、派手な体で円網の中心にいるのはメスのジョロウグモです。よく見るとそばに地味で小さなクモがいることがありますがこちらがオスです。メスは体長20ミリメートルから30ミリメートル、オスは6ミリメートルから10ミリメートルとかなり差があります。

網を張るのはメスでオスは風に乗ってやって来ます。時には複数のオスがいることもあり、自分が餌になってしまわないようそれぞれメスのご機嫌を覗いながら子孫を残そうとしています。今年目についたのですが、まだ小さなメスの網にメスより大きなオスがいて、まるでメスの成長を待っているかのようでしたが、メスが最終脱皮をした時と食事中は交接のチャンスのようです。

網は主網の前後に糸を引き回したバリアーと呼ばれる網とで三重構造になっています。主網は成長と共に円網から下部が大きくなり馬の蹄みたいに見えるようになることから蹄形円網と呼ばれます。バリアーは食べかすや脱皮殻などがくっ付けられていていわゆるゴミ捨て場となっています。

光の加減で虹色に輝く美しい網はこまめに修繕、部分的に張り替えられます。網を食べ新しい糸をはき張り替える作業はやはり大変なこと。晩秋にはボロボロになったままのものが目につくようになります。体力を消耗するのでなるべく網は壊さないように歩きますがあまりに通行の妨げになるときはごめんねとはらいます。そうするとたいていの場合網はさらに高いところへ張られるようになります。人がよく通るところでは樹間の高いところに、まさに空の女王と言わんばかりに網を張っています。

獲物がかかると素早く近づきまず噛んで動きを止め、糸でぐるぐる巻きにします。人が噛まれても差し支えありませんが、微量の毒をもつので噛むことにより動きがとめられます。ぐるぐる巻きにした獲物は吊り下げ、少しずつ食べていきます。

南西諸島にはメスの体長が35ミリメートルから50ミリメートルで日本最大のオオジョロウグモがいますが、この網にはメジロくらいの小鳥がかかることもあるそうです。

女郎蜘蛛は、もとはその姿を大奥の高貴な女性に喩え上臈蜘蛛の字があてられていたとされます。

野鳥にほとんど襲われることもなく艶やかな姿で堂々と網の真ん中にいる女王さまはやがて産卵し一生を終えます。春にはまた小さな子グモたちが小さな網を張ることでしょう。

ガマズミやオトコヨウゾメの赤い実、赤く熟したゴンズイの果実は裂開し黒い種をのぞかせています。花が少なくなったこの時季コウヤボウキには多くの昆虫たちが吸蜜に訪れます。アカタテハ、ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン10月はまだまだ蝶が数多く見られます。

18日は上弦を過ぎた月に寄り添う火星が見られ、21日は後の月、十三夜です。エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、虫の音に耳を傾けながら星観望を楽しめる秋の夜長です。

  ジョロウグモ

  ゴンズイ

  アカタテハ

2018年9月29日(土) 狭山丘陵自然観察会 秋風秋草菩提樹散歩

イベント報告

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2018年09月29日(日)
自然観察会の報告〔秋風秋草菩提樹散歩〕
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■件 名:狭山丘陵自然観察会 秋風秋草菩提樹散歩
■日 時:2018年09月29日(日) 9時30分~12時
■ルート:西武球場前駅~湖畔霊園~菩提樹池~
菩提樹たんぼ~湖畔霊園~西武球場前駅
■参加者:9名 (総勢13名)
■観察会の様子:
・台風24号が沖縄に接近し、概ね小雨であったが、
観察対象(植物・キノコ・蝶・トンボ・バッタ)が
豊富に出現し捕獲・観察できたため、参加者は満足
していた。
…雨で気温が低いため昆虫類の行動が鈍く、捕獲し
やすかった。
・当日は、西武球団の優勝可能性があったため、ファン
が駅前に殺到し、雨の下での集会継続が困難と判断し
アンケートを聞き取りに変えて、散会した。

(画像1)スタート

(画像2)湖畔霊園より狭山湖堰堤を望む

(画像3)イチモンジセセリ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(画像4)捕獲したトンボ(マユタテアカネ)をみている

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(画像5)オトコヨウゾメ

(画像6)フクロツルタケ(毒)に近いか?

(画像7)コスギゴケとキッコウハグマ

(画像8)菩提樹池を過ぎて菩提樹たんぼへ向かう

(画像9)菩提樹たんぼ

(画像10)田んぼにはイナゴがつきもの

(画像11)雨の西武球場前駅に戻ってきました。

優勝直前のため、集合したライオンズファンでごった返しています。

■ふりかえり:
・雨天のためショートカットを採用し、丁度12時に
行事を終了することが出来た。
・人数が少なくて、動きやすかった。
・携帯拡声器(パワーギガ)はの音声が良く、後尾でも
聞き取れた。
・観察対象の「いきもの」が予想以上に現れた。
・見たものを口頭で伝える「伝言ゲーム」に、参加者が
協力してくれた。
・秋の初めのいきもの観察を、楽しく実施できた。

以 上
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2018年9月16日(日) 里山体験講座「シュロでミニ箒つくり」

イベント報告

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里山体験講座「シュロでミニ箒つくり」

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9月16日(日)里山管理作業で伐採されたシュロ(棕櫚)を使ってホウキを作りました。

シュロは耐寒性が強く東北南部以南の本州から沖縄まで分布し、暮らしの道具等に利用さ

れてきました。鳥が運んだタネで増えたシュロ、成長が早く大きくなると処理は大変です。

森の中に生えているシュロの木から繊維を取ります。いかに大変か体験しました。

伐採してきたシュロから樹皮を6枚取り、繊維をそろえました。

しばらく水に漬けて汚れを落とし、繊維を柔らかく加工しやすい状態にします。

その間にシラカシやサクラの枝をホウキの柄に活用し、自分の気に入った長さで切り取りました。

ブラシをかけて繊維をほぐながら真っ直ぐにします。繊維が密で根気が必要でした。

繊維をそろえてホウキの柄に巻き付けます。抜けないように釘でしっかり止めます。

いよいよホウキになってきました。最後の仕上げです。使いやすい長さに切り揃えました。

完成!個性豊かなシュロのホウキができました。

参加者のみなさん、一日かけてつくった「マイホウキ」をいとおしそうに手にされハイ、パチリ。

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています