年末年始のお知らせ

センターからのお知らせ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターのホームページを
ご覧いただきありがとうございます。

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは
12月29日から1月3日まで休館です。
(HPトップのカレンダーも併せてご確認ください)

1月4日から開館し、
1月5日、6日には、新春ガイドウォークを予定しております。
皆様のお越しをお待ちしております。

 

2018年12月18日 巡回SP2

いきふれの会

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2018年12月18日(火) スポット2の巡回・自然情報
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随時一名でスポット2の巡回を行っています。
先日、トトロの1号地階段の対面の広場の一角で、
「カンノアオイ」の花を見つけましたので、自然
情報として、画像報告します。
三株ありました。

↓カンアオイ(カントウカンアオイ)

・ウマノスズクサ科 カンアオイ属。
・山地の林下に生える多年草。
・冬も枯れないことから寒葵(かんあおい)の名がある。
・ギフチョウの食草。
・花は葉柄の基部に一個、地に埋もれるようにつく。
・花期 10月~2月
・同類のフタバアオイは、徳川家の紋所のモデルとしても知られる。

(いきふれ会 Hさんの報告)
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2018年11月11日(日) センター開館25周年記念祭 

イベント報告

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〔行事報告〕2018年11月11日(日)センター開館25周年記念祭
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標記イベントの結果について、下記のとおり報告します。
ご協力を頂いた皆さん、ありがとうございました。

(1)イベント件名:センター開館25周年記念祭
(2)ねらい:
・センター開館25周年を支えて頂いた関係先や地域の皆さんに
感謝の気持を表す機会とする。
・同上関連企画を実施することで、狭山丘陵に親しみを持っ
ていただくとともに、当センターの知名度の向上を図る。
(3)日  時:2018年11月11日(日)10時~14時30分
(4)会場と実施内容:
〔荒幡富士広場〕
・開会式・合唱
・工作会(葉っぱスタンプ、紙トンボ、竹割り、塗り絵)
・森の図書館(読み聞かせなど)
・ネイチャーガイドウォーク
・狭山公園 物販出展
・ハンモック
〔ふれ炭会展示場所〕
・竹割り
・いも焼き
〔センター館内、展示室・講義室〕
・植物画展・絵画教室
・大トトロ人形
・環境教育の取り組み展 模造紙にて展示
・スタンプラリー
(5)記念祭の様子(画像):

①センター開館時の様子  ……中に「大トトロ」が見える。

左は所沢市主催のトコロンウオークの受付(中継地点)

②センターボランテイア「いきふれ会」の役割確認

③開館25周年記念祭開会式、「開会宣言」(荒幡富士広場)

④合唱を行う幼稚園生入場

⑤幼稚園生の合唱

⑥森の図書館の「読み聞かせ」(1)

⑦森の図書館の「読み聞かせ」(2)…どっと来た!

⑧工作コーナー(1)

⑨工作コーナー(2) だんだん賑わって来た。ドングリ笛の音が人を呼ぶ。

⑩センター玄関は、トコロンウオークの中継地点として大賑わい。

⑪ふれ炭会の展示場所(1)  竹割りなどのイベントを実施

⑫ふれ炭会の展示場所(2)  「おいしい焼き芋の差し入れ」をして頂きました。

⑬センター展示室 「大トトトロ」と記念撮影

⑭荒幡富士保存会のガイドより「荒幡富士の歴史」についての解説

⑮ネイチャーガイドウオーク(1) 「森についてのお話」

⑯ネイチャーガイドウオーク(2)「荒幡の森の大切さについて」

⑰センター講義室「環境教育発表会」展示(1)センターと協働での取組の成果発表

⑱センター講義室「環境教育発表会」展示(2)

⑲センター講義室「絵画教室」

⑳役割を終えた「大トトロ」が帰る

(6)ふりかえり:
・下準備が整っていて、良い企画だった。
・大勢の参加者で良かった。
・センタースタッフ、ボランテイアスタッフが、
要所・要所でしっかりと役割を果たしていた。
・工作コーナーの人気が高く、とても良い。
大人もドングリ笛作りに夢中でやっていました。
・一般参加の方が少なかったような気がします。

(7)協力を頂いた皆さん
……ありがとうございました
さいたま緑の森博物館、西武・狭山丘陵パートナーズ、
所沢市立所沢図書館吾妻分館、所沢市立第二幼稚園、
荒幡富士保存会、こどもエコクラブ、
いきものふれあいの里炭焼きの会、堅香子の会、いきふれの会

以 上
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2018年12月18日 巡回sp4,5

いきふれの会

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■2018年12月18日(火)sp5,4巡回報告
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スポット4、5の巡回を下記のとおり、二名で実施しました。

〔巡回時間と内容〕
・ 9:45 sp5将軍塚下巡回スタート
・10:34 sp4
・11:50 センター到着

〔巡回時の状況・実施事項〕
・案内板の看板拭き、ベンチの落葉払い
・ゴミなし

・sp5将軍塚の近くのゴンズイの木に、
「モズのハヤニエ」らしきものを発見。
・樹名板の表記内容が劣化している。

〔自然観察情報〕
(樹木)
・ムラサキシキブ・ヒヨドリジョウゴ・
(野鳥)
・ヒヨドリ・シジュカラ・モズ
(昆虫)
・クロスジフユエダシャク

〔巡回画像〕

①ヒナノハイゴケ(クチベニゴケ)…将軍塚バス停石垣付近

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②将軍塚下(八国山緑地入口)

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③将軍塚のベンチ上、掃き掃除

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④最後の命を使い切ろうとしているジョロウグモ

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⑤落葉の道の続く八国山尾根

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⑥スポット4に隣接する久米八幡越緑地の入り口

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⑦陽だまりが心地良いトトロの2号地

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〔ふりかえり・その他〕
・トトロの2号地周辺は、日当たりが良く気持ちよかった。
・鳩峰八幡神社では鳥居を修復工事中。年内には完了との情報。

以 上〔事務局記〕
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いきふれ通信できましたvol45(2018年冬号)

IKIFURE NEWS, TOP

狭山丘陵の情報発信基地であるいきものふれあいの里センターでは、年に4回程度『いきふれ通信』を発行しています。

ようこそ!薮内正幸原画展

センターからのお知らせ

2018年12月09日(日) 開館25周年記念ウオーク 「落葉舞う狭山丘陵を歩こう」

イベント報告

 標記イベントの結果について、下記のとおり報告します。
     記
(1)イベント件名:「落葉舞う狭山丘陵を歩こう」
(2)ねらい:
    センター開館25周年関連企画としてのウオーキングを実施し、
   当センターの知名度の向上と、狭山丘陵に親しみや興味を持って
   いただくきっかけづくりとする。
(3)日 時:2018年09月29日(日)
(4)受 付: 9時30分~10時30分
(5)ルート:西武園駅~八国山緑地(スタート)~将軍塚~
   鳩峰神社~鳩峰公園~荒幡富士~狭山丘陵いきものふれあいの
   里センター(ゴール)
(6)概算距離:約7km 
(7)ウオーキングの様子(画像):
 ①スタート地点(西武園駅と八国山)。受付場所は「現在地」のあたり           

   ②受付風景(八国山緑地)空気が冷たい。                       
   ③八国山尾根に掲示した矢印

                                                                                                                                                                              
   ④将軍塚の様子
   ⑤鳩峰八幡神社は台風で倒壊した鳥居を修理中。手前の水天宮を通過。
   ⑥鳩峰公園から吾妻公民館方面に折り返す(9月、下見画像)
   ⑦荒幡バーべキュー前を経由し、信号を渡り光蔵寺方面へ(下見画像)
⑧荒幡富士の脇の坂を登るいきふれボランテイアの「矢印はがし隊」。13時頃
   ⑨ゴール(センター)到着。完歩賞は「花の一筆箋」
 ⑩センター展示室では、「動物画家薮内正幸さんの原画展」を開催中です。
(8)スタッフ数11名= センター(5名、受付・ゴール)+案内人(6名)
(9)参加者数:33名
   ①男女別 :女性18人, 男性15人(小中1) 
   ②参加都市別:
    ・埼玉県 25(所沢10、さいたま市5 入間市3 川口市2他)
    ・東京都  8(東村山市・東久留米市・練馬区他)

(10)ふりかえり:
 ・八国山の尾根道など、初冬に魅力あるルート選定で、
  距離も7kmと参加しやすい計画にしたが、当日の気温が低く
  参加者が伸びなかった。
 ・参加者33名の都市別が多様であることは、広報が行き届い
  ているものと判断できる。
 ・前々日に掲示した矢印が風で飛んだり傾いて、参加者をミス
  リードしたケースがあった。(反省点)
 ・設置した案内人6人がそれぞれの工夫で、参加者をよく導い
  て頂いた。
 ・久しぶりの開催で、ウオーキングのノウハウを再確認できた。
 ・次回企画時は、参加者増のウオーキングを目指したい。
   以 上
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2018年11月25日(日) ひよこ探検隊《秋の森の大冒険!》

イベント報告

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2018年11月25日(日)ひよこ探検隊《秋の森の大冒険!》
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■概要
4歳から6歳の未就学児を対象に親子で森に親しんでいただくイベント。
虫の姿も少なくなった森の中を探検!午後は室内で簡単な工作を親子協同で楽しんでいただきました。

■申し込みは40名。キャンセルは当日も含め0名で、定員15名のところ29名参加していただきました。

■行事結果
夏は猛暑で中止になりましたが、やっと穏やかなお天気の中で開催することができました。

これから西広場へ向けて出発するよ。

にせもの葉っぱを探しながら西広場に。

西広場では色んな落ち葉を拾ってきて葉っぱじゃんけんをしました。「ぎざぎざの多い葉っぱはどっち?」「今度は小さい葉っぱが勝ち~」

緑のシートをとると現れたものは???

赤い落ち葉はこっち、黄色い落ち葉はこっち…。みんなに落ち葉を集めてもらったら   「あ、ちょうちょだ~!」

さあ、今度はいよいよ森の探検です!

普段立ち入りをご遠慮いただいている森の中、足もとに気を付けながら入ってみました。

大きな木が倒れていたり、キノコが生えていたり、きれいな瑠璃色の実も見つかりました。冬に成虫になるクロスジフユエダシャクもたくさん飛んでいました。

午後は自然のものを使って工作です。

親子で協力して作りました。

みんな素敵なペンダントができました!!

最後に紙芝居を見て終わりました。

今回は定員オーバーで開催。にぎやかで楽しかったのですが、ちょっぴり窮屈な思いをされたかと思います。申し訳ありませんでした。

今度のひよこ探検隊は2月です。たくさんのお友だちに会えるのを楽しみにしています。

冬を越すバッタ、クビキリギス(所沢市HP「ふれあいの里だより平成30年12月号」より)

いきふれ自然情報

師走の声を聞くとどうも落ち着かなくなるようですが、野鳥たちも落ち着かないようです。冬越しのためにやってきたジョウビタキやアオジ、ヒヨドリやシジュウカラも数が増えています。藪の中からはウグイスの「チャッチャッ」という地鳴きも聞こえてきます。まだ移動中のものもいてざわざわしています。
鳥たちは賑やかですが虫はほとんど目にしなくなってきました。ニトベエダシャク、クロスジフユエダシャクは今年も11月から発生し、成虫越冬をするムラサキシジミが陽だまりで翅を広げていることもあります。
弱弱しいコオロギの仲間の声も少しは聞かれますが、ほどなく姿を消します。冬には草も枯れ、バッタの仲間もいそうにありません。そんな中、成虫で冬越しをするバッタがいます。

それはクビキリギスで、バッタ目キリギリス科の体長57ミリから65ミリ、本州、四国、九州の林に隣接した草原などに棲む昆虫です。
恐ろしげな名前ですが、顎の力が強くて一度かみついたら離さず、無理に引っ張ると首が抜けてしまうことから付いたとされます。雑食性のキリギリスの仲間は強い顎を持っていますが、とりわけ強いということでしょうか。顎の関節が細く、頭頂部寄りにあるのでまっすぐ引っ張ると抜けやすいようです。

主食はエノコログサなどイネ科の植物で、市街地や都市化されたところにも生息します。10月ころ羽化し冬を越したのち春先「ジーー」という連続した声で鳴き始め、5月ころから産卵します。
バッタの仲間といえば夏や秋に鳴くものが大半の中、春いち早く大きな声で鳴き始め成虫越冬するという異色の存在です。薄茶色のものと緑色のものがいますが、これは終齢幼虫でいた環境により、乾燥した草地の場合は薄茶色に、湿り気のある草地の場合は緑色になるようです。成虫になってから移動しても色は変わりません。
まれにピンクの個体が発生しニュースになることもあります。これは色素異常の一種でクビキリギスは体内にピンクの色素も持っていて何らかの理由でその色素だけが出たものとみられています。また、メスだけでも繁殖できるので環境によってはピンクの個体が増殖する可能性もあります。

口の周りが赤いのもクビキリギスの特徴で、見分けるときの重要なポイントになります。血吸いバッタという別名はここから来ています。なんだかどちらの名前も恐ろしげで気の毒なようです。
枯草の中などで冬を越すクビキリギス。動きも鈍くなっていて観察しやすいので見つけたらそっと見守ってあげてください。早春の夜、時にはうるさいくらいに聞こえてくる鳴き声に春の訪れを感じる日を経て7月ころまでは成虫の時を過ごす長寿のバッタです。時にはもう一冬超すものもいるとか。

狭山丘陵は紅葉(黄葉)のピークを迎えています。紅く色づいた葉に目を引かれ見てみるとつやつやした赤い実がまだ残っているオトコヨウゾメ。初頭の陽ざしに朱色に輝くのはすでに葉を落としたヒヨドリジョウゴの実。足元にはヤブコウジの赤い実も見られます。ムラサキシキブの紫、スイカズラの黒い実も残っています。
急ぎ足で冬装束になっていく雑木林。「また春に…。」とほほ笑んでいるようにも思えるころとなりました。

  クビキリギス

  ニトベエダシャク

  ヒヨドリジョウゴ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています