7月の行事案内です。
【沢山のご応募ありがとうございました。】

Event

2019年6月18日(火)巡回sp5.4~センター

いきふれの会

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2019年6月18日(火)巡回スポット5.4~センター
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標記巡回を3名で実施しました。

【巡回時間】
9:45 sp5
10:40 sp4
12:00 センター着

【巡回時の状況】
・幼稚園の遠足で、年少・年長組がたくさん
八国山の尾根道を歩いていた。
・大人の散策者も20人位歩いていた。
・ゴミの取集はありませんでした。

【自然情報】
〔SP5〕(植物)イボタノキ(実)・カマツカ・マユミ
・アカメガシワ
(野鳥)コジュケイ
〔SP4〕(植物)テイカカズラ・サネカズラ・イチャクソウ・
ホタルブクロ・オオバジャノヒゲ・キツネアザミ
・ハエドクソウ・ウマノミツバツリグサ・セブジラミ
〔荒幡富士下〕(野鳥)キビタキ・ホトトギス
(昆虫)ハグロトンボ

【巡回画像】

(1)将軍塚バス停付近の案内板

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(2)コシロノセンダングサ

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(3)八国山尾根・将軍塚付近を行く幼稚園児たち

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(4)いきふれ巡回における案内板の清掃の様子

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(5)ホタルブクロ

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(6)クロハナムグリ

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(7)久米八幡越緑地通行止めの様子

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(8)ネム(合歓)の木の花

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(9)ナワシロイチゴ

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(10)ヤマトシリアゲ

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【活動のふりかえり・情報その他】
・光蔵寺からセンターに至るゴルフ場沿いの坂道の
途中に木の束が落ちていた。
・梅雨の晴れ間の気持ちの良い巡回でした。
以 上
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いきふれ通信できましたvol,47(2019年夏号)

IKIFURE NEWS, TOP

狭山丘陵の情報発信基地であるいきものふれあいの里センターでは、年に4回程度『いきふれ通信』を発行しています。

2019年5月31日(金)巡回SP3

いきふれの会

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2019年5月31日(金)巡回スポット3~センター
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標記巡回を下記のとおり4名で実施しました。

【巡回時間】
10:10 早稲田側よりスタート 清掃・自然観察
10:30 sp3

11:00 狭山湖外周道路

14:50 センター着

【巡回時の状況】
・端境期であまり見る植物がないのではと思って
いたが、白い花(ヤマボウシ・コアジサイ・
ネジキ等)が、すがすがしさを感じさせてくれた。

【自然情報】
(植物・木本)・ヤマボウシ・ウグイスカグラ
・リョウブ・ネジキ・ニワトコ(実)・コアジサイ
・オニスゲ・モミジイチゴ・オカトラノオ(蕾)
・ナルコユリ(アマドコロと判別しがたい)
・テイカカズラ・スイカズラ・
(植物・草本)・コヒルガオ・オヤブコウジ
・ウメガサソウ・フタリシズカ・ナワシロイチゴ
・ヒメジョオン・ホオズキ・カキネガラシ
・ノアザミ・ニワセキショウ・タチツボスミレ
・ブタナ・ドクダミ・コバンソウ
(昆虫)・キアシドクガ・ミズイロオナガシジミ・
・ヒカゲチョウ・ウラナミアカシジミ・ミスジチョウ
・ヒオドシチョウ
【巡回の様子・画像】
(画像1)早稲田大学正門(sp3入口)付近

(画像2)ウメガサソウ

(画像3)フタリシズカ

(画像4)クロヒカゲチョウ

(画像5)ウラナミアカシジミ

(画像6)彼方に巡回者の姿が見えます

(画像7)オカトラノオ

(画像8)ナルコユリ(アマドコロと似ている)

(画像9)ネジキ(花)

(画像10)ナワシロイチゴ(花)

(画像11)狭山湖の取水塔

(画像12)所沢市の新しい道標…トトロの森を尋ねる近隣国の
人々は増加傾向にあるため、この道標は頼りになるでしょう。

(画像13)コアジサイ

【活動のふりかえり・情報その他】
・SP3園路脇のゴミの埋まっている所にガラスの
破片が出てきて危ない。
・園路が笹等で覆われている箇所があります。
以 上
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丘に広がる銀河 オカトラノオ(所沢市HP「ふれあいの里だより令和元年6月号」より)

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5月に連続して真夏日を記録しましたが狭山丘陵はこれから梅雨入りを迎えます。

それぞれ可憐な白い花を咲かせていった木々は一層緑を濃くしています。森は花の季節から緑の季節へとなりました。草本の花も春に比べ少なくなっては来ましたが、7月にかけて白い花を咲かせるのがサクラソウ科のオカトラノオです。

オカトラノオは北海道から九州の、丘陵の日当たりの良い草地に生える多年草です。茎や葉には細く短い毛がまばらに生えています。丘に咲いていて花穂が垂れる姿を虎の尾に例えて名前が付きました。群れは形成しない虎ですが、オカトラノオは細長い地下茎を伸ばし増えるので普通群生します。英名のGooseneckはガチョウの首の意味です。虎と鵞鳥随分違いますね。

草丈は0.6メートルから1メートルで、直径8ミリメートルから12ミリメートルの小さな花を穂状につけ、上の方は傾き一方に偏って咲きます。白いつぼみの頃も美しく、下から咲いていく様は毎日見ていて飽きません。一つ一つの花は星型をしていて一面に咲いているところはさながら銀河といったところでしょうか。

夏が近いと告げるかのように咲き、風に揺れる風景は蒸し暑い季節に一服の涼風を運んでくれるようです。秋には紅葉し、冬は地上部が枯れます。

湿地にはよく似たヌマトラノオが咲きますがこちらの花穂は直立し、花も少しまばらにつきます。

オカトラノオを食草とするチョウはいませんが、その名もずばり、オカトラノオヒメハマキというガの幼虫はこの葉を食草とします。とは言え開長13ミリメートルから15ミリメートルの成虫、幼虫の姿を見つけるのは難しそうです。

木本ではムラサキシキブが甘くもさわやかな香りを漂わせながら紫色の花を咲かせ、リョウブがやはり夏が近いと告げるかのようにオカトラノオとよく似た白い穂状の花を咲かせますが、オカトラノオの学名はLysimachia clethroidesで、clethroidesは、リョウブ属に似たという意味です。なお、Lysimachiaは、マケドニアのLysimachion王が、猛り狂った牡牛に襲われたときに、この植物を振ったら牛が鎮まったといわれる伝説に基づいてつけられています。

派手さはありませんが草本もドクダミ、イチヤクソウ、ギンリョウソウが足もとに白い色どりを見せてくれています。

そろそろホタルの便りも聞かれ始めるころ、ホタルガの姿も見られるようになってきます。この時期を代表するアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミなどのミドリシジミの仲間『ゼフィルス』たちだけでなく、ミドリヒョウモン、アゲハなどチョウの種類もたくさん見られます。オカトラノオの花にはチョウはもちろん多くの昆虫たちが吸蜜に訪れます。

エナガやシジュウカラ、ヤマガラなどの幼鳥の声も聞こえてきます。夏を前に多くの命が輝く6月です。

  オカトラノオ

 ムラサキシキブ

  ホタルガ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています