2019年11月29日(金)巡回sp3

いきふれの会

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2019年11月29日(金)巡回スポット3~狭山湖~センター
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標記巡回を2名で実施しましたので、
下記のとおり報告します。


【巡回時間】
10:00 早稲田大学 バス停
12:20 スポット1(狭山湖)
14:15 センター到着

【ゴミ収集量】100g

【巡回時の状況】
・和幸の森碑の先を下る急な階段のステップが
不規則で危ない。
・和幸の森碑の先を下った付近の柵のワイヤー
が、倒木の影響か、曲がっている。
……
(1)早稲田大学の正門付近から巡回に出発します。

(2)湿原の様子。(木橋の上から)

(3)クロモジの冬芽

(4)和幸の森の碑の先に急な下り坂がある。

【自然情報】
(植物)
・シラカシ(冬芽)・サネカズラ(実)・マテバシイ(実)
・ノブキ(花・実)・シロダモ(冬芽)・クロモジ(冬芽)
・ムラサキシキブ(冬芽)・ヤブタバコ・ガンクビソウ・
・ヒヨドリジョウゴ(実)・オニグルミ(冬芽)
・アカシデ(紅葉)・ウワミズザクラ(紅葉)・サネカズラ(実)
(水鳥・狭山湖)キンクロハジロ・ホシハジロ・カンムリカイツブリ
……
(5)柵の番線が曲がっているのは倒木のせいか?

(6)ノブキのひっつき虫

(7)サネカズラ(周囲道路)

(8)狭山湖①…冬の水鳥が来ています。

(9)狭山湖②…取水塔が見えてきました。

【活動のふりかえり・その他】
・紅葉の盛りで、空も青く晴れて、冬真近の風景でした。
・足元の紅葉もきれいでした。
・散策者は見かけませんでした。
以 上
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2019年11月24日(日) ひよこたんけん隊「秋の森の大冒険」

イベント報告

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2019年11月24日(日)10時~13時30分
〔報告〕ひよこたんけん隊「秋のもりのだいぼうけん」
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標記について下記のとおり報告します。

■行事名 :ひよこ探検隊「秋の森の大冒険」
■ねらい :自然の中で親子がどのように遊べるのかを提案
■参加者 :8家族17名
■特記事項:
早朝の雨模様も徐々に回復にあることから、午前予定の野外
活動を午後に変更し、午前中は講義室での工作「リース作り」
から始めました。
■行事内容:
(1)リース作り①・準備…絵具の使い方を真剣に聞く子供たち。

(2)リース作り②・工作中…子供たちが森の素材に色を塗り、飾り付けは大人です。

(3)リース作り・完成披露…きれいにできたかな?

(4)にせもの葉っぱ探し…森の中の活動に出発します。

(5)森の中で大冒険①…森の斜面を下って、いきものなどを探します。
(6)森の中で大冒険②…キノコ(キクラゲ類)や、ジョロウグモを発見しました。

(7)おはなし…さいごにクリスマスにちなんだ「紙芝居」を読んで、おしまい。

(8)おわり…参加した親子の皆さんは、いつまでもセンターにとどまって、
展示を見たりして遊び、なごり惜しそうに去って行きました。

以上
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2019年11月16日(土)いきふれ全体会議④

いきふれの会

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〔報告〕2019年度 第4回全体会議結果
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標記について下記のとおり報告します。

(1)会議名:2019年度 第4回いきふれ全体会議
(2)日 時:2019年11月16日(土)9時30分~12時頃
(3)場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター 講義室
(4)出席者:10名=2名(センター)+8名(いきふれ会)

(5)議 題:
①連絡事項・確認事項
・センター東尾根の萌芽更新伐採予定。
・sp5の調査前作業と柵づくり結果。
・ボランテイア養成講座の状況。
・センター写真展「狭山丘陵のいきもの」参加募集。
②巡回の進め方について(意見交換)
・センター作成の「巡回の進め方メモ」を基に意見交換。
・巡回に参加するメンバーの役割を明確にし、特定の個人
に役割が偏らないようにしたい。
③最近の活動のふりかえり…省略
④当面2か月のスケジュール調整
・11月21日(木)自然観察会「冬構え・社寺・林野原・雑木林」
・11月29日(金)いきふれ巡回・sp3
・12月 8日(日)ボランテイア養成講座②sp5、4~センター
・12月15日(日)門松作り
・12月17日(火)いきふれ巡回sp2
・01月12日(日)小正月とまゆ玉飾り
・01月19日(日)いきふれ全体会議⑤9時30分~12時
・01月25日(土)自然観察会「狭山湖周辺の野鳥と植物」
⑤施設見学:既に訪問した箇所も含めて再検討する。
⑥意見交換:巡回で回収したゴミを集積する公的場所はないか。

(5)作業会:餌場の笹刈り
・作業時間:11時~11時30分
・参加者 :9名
・作業内容:餌場に白テープで区画を張り、その区画の
内側の笹や下草を刈り、12月以降の野鳥観察デッキ
(ベランダ)からの野鳥観察がしやすい環境を作りました。


以 上
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12月の行事案内です。
【沢山のご応募ありがとうございました。】

Event, TOP

2019年10月30日(水)巡回sp2

いきふれの会

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2019年10月31日(日)巡回スポット2~センター
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標記巡回を5名で実施しましたので、下記のとおり
報告します。


【巡回時間】
10:00 SP2巡回開始
10:45 SP2巡回終了
12:45 センター到着
画像①ーsp2のクランクデッキ

画像②ー東屋デッキの落葉清掃。Hさんいつもありがとうございます。

【ゴミ収集量】300g

【巡回時の状況】
・度重なる台風と大雨の影響で、SP2いきもの
湿地(池)に泥が流れ込み堆積し、水深が浅くなっている。
・デッキに上る踏み段が流されてて、ずれている。
・デッキが濡れて、大変滑りやすくなっていた。
画像③ー池の状況。泥が堆積して水流が閉じて、滞留になっている。

画像④ーデッキに上る踏み板が流されている。


画像⑤ーミゾソバ

【自然情報】
(1)秋の花
・ミゾソバ・ボントクタデ・ヤブタバコ
・ガンクビソウ・ハナタデ・ノブキ
・キツネノマゴ・ミズヒキ・アオミズ
・アメリカイヌホウズキ
(2)秋の実
・カラスウリ・クサギ・ニシキギ・ツルウメモドキ
・ツリフネソウ(種を発見、来年の開花に期待)
画像⑥ーツリフネソウの種

画像⑦ークサギ

画像⑧ーヌスビトハギ

(3)ひっつき虫類が一面に広がっていた。
・ヌスビトハギ・ノブキ・イノコズチ・コセンダングサ
(4)チョウが多かった。
・ヤマトシジミ・キタキチョウ・モンシロチョウ
・イチモンジセセリ・アオスジアゲハ
(5)アミガサハゴロモが帽子にとまった。
画像⑨ーアミガサハゴロモ

(6)オオスズメバチがいた。
(7)田圃にタコウコギが咲いていた。

【活動のふりかえり・その他】
・台風の後で園路が荒れていて、足下が不安だった。
・いきもののために、池の水流確保の手入れをお願いしたい。
以 上
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可愛い尻尾!?ツバメシxジミ(所沢市HP「ふれあいの里だより令和元年11月号」より)

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少数ながら日本にとどまる越冬ツバメがいますが大半はフィリピン、インドネシアなど南の国へ渡っていったツバメ。11月になるとチョウの数もぐっと減りますが、地面近くをちらちらと飛ぶ小さなツバメシジミがまだ見られることがあります。

ツバメシジミは前翅長9ミリメートルから19ミリメートルの小型のチョウで、北海道、本州、四国、九州および周辺離島に普通に見られ、国外ではユーラシア大陸北部に広く分布します。田畑の周辺や河川の堤防など日当たりの良い環境に生息し、都市近郊でも見かけます。また食草があれば山地でも見られます。

幼虫の食草はシロツメクサやコマツナギなどマメ科植物で、新葉、花、つぼみ、果実を食べます。

後翅にある尾状突起が野鳥のツバメの尾を連想させるとしてツバメシジミと名前が付いたとされ、後翅裏面にあるオレンジ色の斑紋も特徴です。飛んでいるとヤマトシジミと区別がつきにくいですが、止まると後翅で確認できます。英名はshort-tailed blueでやはり尾状突起がポイントのようです。

いろいろな花で吸蜜し、地面で吸水もします。止まっているときは後翅をすり合わせるようにしていて、これは尾状突起とオレンジの斑紋で天敵に頭と勘違いさせて身を守ろうとしているとも言われます。メスは食草の花に腹部を差し込むようにして産卵した後そのまま吸蜜もします。

寒冷地では年2、3回、暖地では年5回程度発生します。冬は幼虫で過ごし、3月ころからヤマトシジミより一足早く発生します。オスの翅表は青紫色でメスは黒色ですが季節変異があり、メスの春型は翅表に青く輝く部分が出ます。北海道では特に青色鱗の発達した個体が多く出るとか、早春の美しいメスにぜひ出会いたいものです。

春先から晩秋まで発生直後には多いなど数にばらつきがあるものの身近にいるツバメシジミ。気を付けて見ると足元を飛んでいるかもしれません。もしやと目星をつけて止まった時に尾状突起とオレンジの斑紋が確認できると嬉しくなります。

モズの高鳴き75日と言われ、モズの高鳴きが聞かれてから75日後には霜が降りるとされますが、センター周辺では9月下旬に聞かれましたので霜が降りるのはもう少し先になりそうです。暦の上では霜降から立冬へ、11月下旬には『小雪』となります。

今年は木々の実が成り年かと思いましたが、長雨や台風、大雨と天候不順だったせいか若実のうちに落ちてしまったものが多く見られました。少ないながらガマズミやオトコヨウゾメの赤い実、ムラサキシキブの紫の実、アオツヅラフジの黒紫色の実に出会えるとホッとします。野鳥たちにとっては貴重な餌です。

いつまでもスズメバチが元気だったりジョロウグモの小さいメスが多かったり何かと季節の進みがおかしい感じがしますが、やはりこの時期紅葉が待たれます。冬越しのためにまだ移動中の野鳥もいて、思わぬ出会いがあるかもしれません。

少なくなったチョウとの出会いも期待しながら小春日和には散策を楽しみたい季節です。

ツバメシジミ

 

     モズ

   ムラサキシキブ

 

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています