国内外での新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止、およびイベント参加者の方々の安全を考慮し、2020年3月1日(日)から3月31日(水)まで、イベントや講義室の貸し出しを、中止または延期いたします。
・3月1日(日)森のガイドウォーク
・3月6日(金)基礎から学ぶ植物画講座
・3月6日(金)植物画講座中級編
・3月7日(土)森のガイドウォーク
・3月14日(土)狭山丘陵自然観察会《春望狭山湖雑木林》
・3月22日(日)狭山丘陵自然観察会《早春の生き物探し》
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2019年度いきふれボランテイア施設見学会・研修会報告
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標記行事結果について下記のとおり報告します。
記
1.行事名:自然公園等施設見学会(含研修会)
2.ねらい:
いきふれボランテイアの自然観察力の向上を図る
とともに、メンバー間の親睦を深める機会とする。
3.行 先:
小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科付属植物園)
4.実施日:
2020年2月23日(日)9時30分~13時
5.参加者:
計7名=いきふれ会(6名)+センター(1名)
6.見学ルート・時間:
丸の内線茗荷谷駅集合(9時30分)~
小石川植物園正門(10時)~大温室(およそ40分)
~柴田記念館~シダの小屋~巨木通り~梅林(昼食)
~日本庭園~公園正門退出~茗荷谷駅(13時)
7.結 果:
午前中は風のない暖かい晴天に恵まれました。
梅の花も満開で、園内散策・植物観察を楽しく過ごしました。
画像をご覧ください
(1)大温室の前で。
…いきふれボランテイア「活動中」の幟を持ち込んだつもりが、
センター「開館中」でした。
(2)温室前の足元で、フラサバソウは毛が多い
(3)温室に入って直ぐの所、メヒルギ
(4)温室は自動で天井窓を開閉。やや暑い
(5)温室観察約40分。良い香りの植物も時々あります。
(6)アカデミックな空気が素敵な柴田記念館。植物画の展示もあります。
(7)マツボックリの比較展示もありました。
(8)ヒレンジャクなどの野鳥の糞を経由して生育するヤドリギ
(9)カンヒザクラ
(10)クスノキの巨木(3樹)
(11)ハンカチノキの果実
(12)ハンカチノキの解説
(14)満開の梅林で昼食。入園の人出も多い。
(15)日本庭園。背後は旧日本医科大学校舎(現在は文化財)
(16)ラクウショウ(沼杉、根が瘤のように立ち上がってくる)
(17)ラクウショウの脇の沼で泳ぐヒキガエル
(18)ヒガンバナ
(19)ツバキ(園芸種)
8.感想・ふり返り:
クスノキの巨木の前に立って見上げると、人間とは異なるいきものの、
いのちの迫力に圧倒される。
小石川植物園は至便の距離にある植物園であり、観察学習のためにも、
散策のためにも、もっと頻繁に訪れて良いと思った。
以上
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2020年2月16日(日) 10時~13時30分
ひよこ探検隊《冬の野はらで遊ぼう!》 ———————————————————–
残念ながら雨天中止!!となりました。
多くの方に申し込みをいただき、キャンセル待ちをしてくださっていた方も多かったのですがお天気ばかりは(涙)
誰もいないドレミの丘ではツグミが遊びに来ていました。
東広場の梅も雨に濡れながらちょっぴり寂しそうに見えました。
次回は5月に『ひよこ探検隊』を開催する予定ですのでよろしくお願いします。
以 上
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いつも当センターならびに管理園地をご利用頂きましてありがとうございます。
八国山将軍塚周辺(スポット5)にて、園路沿いの管理作業を計画しています。
ご利用のお客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
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〔行事報告〕狭山丘陵自然観察会「狭山湖周辺の野鳥と植物」
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標記について下記のとおり報告します。
記
〔観察会の概要〕
・野鳥や、冬芽などを観察しながらスポット1~2を歩く。
〔参加者〕
・12名 = 男(4)+女(8)
・センタースタッフ(2)
・いきふれボランテイア(3)
〔観察会の様子〕
(1)ものさし鳥
(2)双眼鏡の使い方を確認
(3)スポット2に到着
(4)ジャノヒゲ
(5)ヒヨドリ
(6)ホトケノザ
(7)いきもの湿地
(8)トトロの1号地付近
(9)コウヤボウキ
(10)ルリビタキを見ている(堀口天満神社の境内から)
(11)堰堤下、昼食の足元でスミレ……特定できませんでした。
(12)カンムリカイツブリを見ている
(13)マガモを見ている
(14)マガモ
(15)ジョウビタキ(♀)
(16)鳥合せ
〔観察結果〕
・野鳥(22)=陸鳥(17)+水鳥(5)
〔ふりかえり〕
・温暖な晴天で風もなく、天候に恵まれた。
・参加者が12名でまとまって行動できた。
・陸鳥は概ね観察できた。
・水鳥の観察種の出現が少なかった。
以 上
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暖冬とは言え2月は最も寒い時期です。今年はドカ雪が降るかもしれないとも言われています。
2月14日はバレンタインデーですが、古代ローマでは2月15日は特に鳥がむつむ日として豊穣祭ルペルカリア祭Lupercaliaとして祝われました。鳥は生産、豊穣、安産と関連づけられ鳥が愛をささやき始めることが生命活動と生産の開始を示す象徴となり、これがバレンタイン・デー(2月14日)の起りともいわれています。光の春を感じる中、1月中頃から野鳥たちはさえずりの練習を始めていて、2月にはモズがいち早く恋の季節を迎えます。
モズは全長20センチメートルで、大きめの頭にかぎ型の鋭いくちばし、体は太めで長い尾を持っています。九州以北のほぼ全国で繁殖し、北の地方や山地のものは冬越しのために南下したり山ろくへ下りたりします。
モズといえば秋のイメージがあり、『モズの高鳴き』を聞くと秋の訪れを感じる人も多いと思われます。これは、秋に越冬地へやってきて高鳴きをして縄張り宣言をするので人に近く、目立つ存在となっているからでしょう。
狭山丘陵周辺では秋に単独で縄張りを持ちそのまま繁殖するものと、初夏にやってきて繁殖するものとがいます。いずれにしても繁殖を終えると夏場は移動してしまうようです。巣は平地、低山地帯の農耕地や林縁、川岸の林などの低木や笹薮に造ります。
恋の季節を迎え冬の縄張りを離れたメスはオスの縄張りを次々と訪れます。オスは求愛ダンスをし、小声でほかの小鳥の声を混ぜた複雑な歌を歌います。モズは他の鳥の鳴き声をまねるのが上手で、『百舌鳥』とついたといわれます。秋の強く鋭い鳴き声とは違い、春のさえずりは短めで優しい声です。
オスのディスプレイを見て回ったメスはやがてペアになると甘えた声や身振りをし、オスは求愛給餌をします。一夫一妻とされますが、遺伝子調査の結果ほかのオスのひなも混ざっていることが分かったとか。相手を決める選択権がメスにある結果でしょうか。
モズは動物食で、昆虫類をはじめ爬虫類、ネズミ、小鳥も食べます。小動物を枝に刺してはやにえを作ることで知られますが、これは縄張り宣言だとか貯食のためだとか諸説あり、繁殖期にこのはやにえを食べることにより、良い声を出すとかも言われています。
農耕地などの減少も関係があるのかモズは最近数を減らしています。
カッコウの托卵相手にもなっているモズ。カッコウが減っているのもこれに関係するのではと言われています。
身近な鳥のようですが万葉集には2首しか詠まれていません。
春さればもずの草ぐき見えずとも 我れは見やらむ君があたりをば
春になれば草に潜ってモズが見えないと詠っていますが言い得て妙ではないでしょうか。
暖かい日差しに恵まれ1月中に成虫越冬しているキタキチョウの飛ぶ姿が見られました。早春に発生するミヤマセセリも今年は早いかもしれません。
暖冬の影響でソメイヨシノの開花が遅れるのではと言われています。12月にちらほらと咲いていたヤマザクラはどうなるでしょうか。例年12月ころから咲いていた早春の花、オオイヌノフグリが今年はなかなか咲きませんでした。
冬芽も変化が見られ始めるころとなってきました。冬本番もあとわずか。暦の上の春は来ています。
モズのメス
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2020年1月29日(水)巡回スポット5,4
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標記巡回を3名で実施しましたので、報告します。
記
【巡回時間】自然観察・ゴミ拾い
10:05~11:25 sp5、
11:30~12:40 sp4、センター
【ゴミ収集量】350g
【自然情報】
(野鳥)
・シジュウカラ・メジロ・ヤマガラ・シロハラ・モズ
・コゲラ・ヒヨドリ・ガビチョウ・ハシブトガラス
(植物・冬芽)
・カマツカ・コナラ・トサミズキ・イボタノキ
・ウグイスカグラ・ガマズミ・ニワトコ・アカメガシワ
・イヌザクラ・ウワミズザクラ・ハギ・エゴノキ・
・フジ・マユミ・ムラサキシキブ・ノボロギク・ナズナ
・オオイヌノフグリ・
【巡回画像】
(1)ヒナノハイゴケ
(2)ヒメジョウゴゴケ(地衣類)
(3)将軍塚入口(バス停付近)
(4)ネズミモチ
(5)オオイヌノフグリ
(6)ノボロギク
(7)コナラ(冬芽)
(8)萌芽更新の場所(スポット4)
(9)鳩峰公園を抜けてセンターへ
(10)クロモジ(冬芽)…センターエリア
(11)ネジキ(冬芽)…三大美芽の一つともいわれる。
【活動のふりかえり・意見】
雨上がりでどうかとおもいましたが、天気も良く
野鳥にもたくさん出会えて良かった。
散策している人は少なかった。
以 上
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