2014年07月15日 スポット3の合同作業会

いきふれの会

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■2014年7月15日(火)スポット3作業会
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〔スポット3合同作業会の実施報告〕
・夏草が成長するお盆前の時期でかつ、梅雨明けの直前を
ねらい、スポット地の作業会を実施することにしました。
・作業場所は、夏草の成長場所が最も広くて長いスポット
3に決めました。
 ↓ 狭山湖周囲道路側から和幸の森に向かう
   分岐園路にトゲのあるニセアカシアの若木が茂る

・センターからは2名、いきふれの会からは4名の計6名で
作業に取り組みました。
    ↓ 案内板の前、足元が見えないくらいの茂り様

・合同作業は、10時15分に現地集合して、お昼で完了し、
昼食を食べて解散としました。
     ↓ 湿原の桟橋で昼食・休憩

・午後からは、センター職員2名で刈り払い機を使用して
和幸の森で園路の除草作業をしました。
  ↓ 湿原の渡り橋で休息するザックにウラギンシジミ

〔感想〕
・草刈りは達成感もあり、とかく熱中しがちで危険なため、
作業場所を絞りこんで実施しました。
・参加いただいたみなさん、ご苦労さまでした。
以 上
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今日は土用の丑の日

いきふれ自然情報

(2014年7月29日)

昨日に引き続き、今日も照りつける太陽の下気温は高いものの、木々を渡る風がとても心地よい1日でした。
植生調査をしていると、しばらく絶えてしまったと思っていたイヌゴマが、復活して咲いていました。

鳥が種を運んだと思われるサンショウの若い実には、アリがいました。
よく見るとアブラムシがついていてそれに来ていたのですね。

夏の終わりを思わせるツクツクボウシが鳴き始めていますが、暑さはこれからが本番です。
水分補給を忘れずに木陰を歩いていると小さな生きものとの出会いがあり、森林浴もできることでしょう。

20140713 開館20周年記念講演会

いきふれの会

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■2014年7月13日(日)
センター開館20周年記念講演会補助の活動紹介
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〔講演会の概要〕
  標記講演会のため、いきふれの会より補助スタッフ
として3名が参加しました。
また、5名は聴衆として出席しました。
                ↓  会場設風景

・講演会名:「いきものふれあいの里の20年をふりかえって
そしてこれから」です。基調講演のあと4人のパネラーより
個々の活動紹介があり、最後に質疑回答がありました。
・場所:小手指公民館分館(所沢市)
・併せて「トトロの原画展」や狭山丘陵周辺施設の活動紹介
等の展示も行いました。
・参加者数約140名でした。
          ↓ 受付風景とトトロの原画展(左)

〔アンケートの結果の紹介〕
・広い見地から分かり易く説明がありとても聞きやすかった。
        ↓ 会場風景・パネルディスカッション

・環境教育の必要性を感じた。
・初参加者にも良く分かった。
・所沢の貴重な自然を知ることができた。
・トトロの原画は大変良かった。
・植物画の素晴らしさに感動した。
**関係者のみなさんご苦労さまでした。
                   ↓ 会場撤収風景

以 上
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ほー ほー ほたる来い

いきふれ自然情報

(所沢市HPふれ里だより平成26年7月号」より

今年も6月下旬からセンターエリアではニイニイゼミが鳴き始めました。足下ではジャノヒゲ、オオバジャノヒゲ、ヒメヤブランなどのユリ科の花たちや、お正月には赤い実を付けているカラタチバナ、ヤブコウジなどが静かに花を咲かせています。

梅雨が明ければ夏本番。夏の風物詩ホタルは梅雨さなかの6月から成虫の舞いが見られます。

日本にいるホタルの仲間は約50種。ゲンジボタル、ヘイケボタルが代表と言えますが、成虫が光らないものが大半です。今では観光名物になってしまったようでもありますが、いたって身近な存在でした。

ゲンジボタルは山の渓流、ヘイケボタルは水田や湿地と、大ざっぱに言えば住み分けていますが、両方が見られるところも少なくありません。美しい水流を必要とするゲンジボタルの方がヘイケボタルより環境依存度が高いとされますが、ヘイケボタルが激減しているのが現状のようです。
護岸工事や農薬散布が原因でもありますが、水田や湿地自体が減ってきていることが大きいでしょう。また、人工照明や夜間の車のライトもホタルの住む環境を減らしています。人間が手に入れた便利さによって失われたものは数知れないと言えます。

ゲンジボタルは6月から7月上旬にかけて成虫が見られますが、ヘイケボタルは近くでも場所によって発生時期がずれるので、6月下旬から時には9月頃まで見られます。
より光の強いゲンジボタルが鑑賞されることが多いものの、優しい光りで早く点滅するヘイケボタルも幽玄的です。点滅のスピードには地域差がありますので、不用意に放したりすると混乱が生じます。ホタルに限らず、『捕らない、持ち込まない』を心がけたいものです。

ヘイケボタルの幼虫は、北海道から九州の水田や池などの水中にすみ、タニシやカワニナなどの淡水性の貝類を食べて育ち、翌年の6月ごろから陸へ上がり、土中にもぐって蛹になります。成虫は水を飲むくらいで、何も食べず子孫を残して死んでいきます。その間約2週間、雄と雌はお尻にある発光器で冷たい光を点滅させ愛のシグナルを交わしています。そして産み付けられた卵は既にほのかな光りをたたえています。

曇りで蒸し暑く、風のない夜などは絶好のホタル日和。ホタルは『星垂る』から来たとの説もあります。夜空の星が姿を変えて降りてきたのかもしれませんね。

春に発生したアゲハチョウの仲間たちの夏型が出始めるのも7月。シジュウカラやヒヨドリ、コゲラなど野鳥たちの若鳥たちが幼い声で鳴き交わしながら木から木へ虫を探している姿が見られますが、親たちは今年2回目、あるいは3回目の子育て中です。
これから虫たちが一番活動を盛んにする時季です。セミの声もにぎやかさを増し、種類、数ともに増えていきます。多くの命を抱えている深緑の森は、爽やかな木々の香りで人々を癒してくれることでしょう。


ヘイケボタル

ヒメヤブラン

ジャコウアゲハ

ウマノスズクサ咲き始めました!!

いきふれ自然情報

(2014年7月19日)

薄暗い1日でしたが、ジャコウアゲハをあまりみかけなかったせいか今年は無事にウマノスズクサが咲きました。

見張り番のようにトウキョウヒメハンミョウが、葉の上にはいました。

暗いせいもあり、ヒグラシが夕方早目に鳴き始めていました。
来週は夏本番になりそうですね。

20140701 巡回SP2と菩提樹池

巡回活動

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■2014年7月1日(火)巡回 SP2+菩提樹池
〔巡回状況〕
・SP2~菩提樹池~センターまでの巡回を3名で
行ないました。
・道標周囲の下草刈や、解説板の清掃を行いました。
               ↓道標周囲の下草刈        

・SP2いきもの湿地の池のデッキの上に,池の中の
泥が積み上げてありました。
              ↓デッキ上に積んである泥

〔自然観察情報〕
・バイカツツジ・ネジバナ・フタリシズカ・リョウブ
        ↓ネジバナ

・ヤズカンゾウ・ノカンゾウ・オオバジャノヒゲ等
を見ることができました。
・他にはキノコ類多数や、シオカラトンボを見ました。
       ↓ マンネンタケ


〔まとめ・感想〕
・菩提樹池のまわりの廃棄物等が取り除かれ、環境
改善が進み、きれいになっていました。
以 上
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狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています