今年もありがとうございました!!

いきふれ自然情報

 

ところどころ名残の紅葉が残っていますが、木々はほとんど葉を落としました。
空の青さが目に沁みます。

 

ユズリハにはまだ実が残っています。
日影には午後も霜柱が残っていました。

20周年の今年、数々のイベントにご参加、またご協力いただきありがとうございました。
野鳥観察には良い季節です。1月からもぜひセンターに足をお運び下しますようお願いいたします。

来年も皆様にとって良い年でありますように!

冬茜、コナラ夕空に映え

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(所沢市HPふれ里だより平成26年12月号」より

ここにもあったのかと気づかせてくれていたアオハダの黄葉も終わり、ヤマザクラなどはすっかり葉を落とし空が透けて見えるようになってきました。個体差はありますが、コナラの紅葉はまだ少し楽しめます。

雑木林の代表とも言うべきコナラ。いにしえから燃料などにされるため人の手により植えられ、15年から20年ほどで切っては萌芽更新すると切り、繰り返し使われてきました。その落ち葉も掃き集めて堆肥にされてきました。
あまりに身近であまり注意を引くこともないようですが、この時季、ほかの落葉樹に引けをとらない美しさを見せてくれています。コナラは黄色や褐色になるものが多いのですが、紅葉することもあります。
特に幼樹は紅くなるものが多く、冬でも葉を落としきらないものも見られます。コナラだけで様々なバリエーションの紅葉を見せてくれるのですが、西に傾いた日差しを受け、その輝きにはっとさせられることさえあります。

芽吹きの季節も青みがかった銀白色の個性豊かな表情を見せてくれます。雌花は小さく目立ちませんが、黄色い雄花序は、パステルカラーのグラデーションにさらに輝きをもたらせます。

やがて深緑の季節となり、コナラは多くの命をはぐくみます。オオミドリシジミ、アカシジミ、ミズイロオナガシジミなどのゼフィルスたちの幼虫は葉を食べ、今まさに成虫が飛び始めているクロスジフユエダシャクやイチモジフユナミシャクなどのフユシャクたちの幼虫も、コナラの葉を食べて育ちます。ガに関しては実に多くの種が食草としています。
そして樹液にはカブトムシやスズメバチの仲間たち、ルリタテハやサトキマダラヒカゲなどのチョウたちも訪れます。
まだ青い実に卵を生み付け、枝を落とすハイイロチョッキリ、コナラシギゾウムシも実に産卵します。実(ドングリ)は、冬鳥としてこのあたりにやってくるカケスの好物でもあります。

身を削るように数々の命を育み、最後の輝きを放っているコナラ。その枝先には春の再生を約束する5ミリ前後の冬芽が寄り添うようについています。

落ち葉を踏みしめて歩いていると、足下にはムラサキケマンが春一早く咲く日を待っているかのように優しい緑の葉を広げ、お正月飾りにも使われるカラタチバナやマンリョウなどは紅い実をつけています。
冬はこれから、昼間は冬越しのためにやって来たものも加わりひときわにぎやかになった野鳥たちの声でにぎわい、凜とした夜空には多くの明るい星たちが瞬いています。


コナラ

イチモジフユナミシャク♀

ムラサキケマン

今日の荒幡富士

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雲の多い時間帯もありましたが、夕方にはきれいに富士山の姿が浮かび上がっていました。
東の空に浮かぶ雲もピンクに染まってきれいでした。

明日もきっといい天気。名残の紅葉を楽しみながらの散策もいいですよ。

2014年12月03日 いきふれの会研修会「都立狭山公園視察会」の報告について

巡回活動

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■2014年12月3日(水)いきふれ会「都立狭山公園視察会」
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自然公園施設を訪問し、公園管理の実情やボランティアの取り組み
について見聞を広め、今後のボランティア活動に活かすため、毎年
実施している、「いきふれの会ボランティア研修」を下記のとおり
行いました。
対応していただいた、都立狭山公園の磯脇副所長、公園レンジャー
の斉藤さん本当にありがとうございました。
    記
1.研修会名:いきふれの会研修「都立狭山公園視察会」
2.開催日時:2014年12月03日(水)10時~15時
3.研修先:都立狭山公園(東京都東村山市多摩湖町3-17-19)
4.参加者:計10名(いきふれの会9名+センター1名)
   ↓都立狭山公園磯脇副所長の案内で公園管理状況を視察
          (この時期の紅葉が素晴らしい)

5.まとめ・感想
 ①安全でためになる研修会を、身近な施設で楽しく開催する
  ことができて良かった。
 ②いきふれ会の参加者も積極的に質問を行い、良い交流の
  機会になった。
          ↓いきふれ研修会参加者

   ③ボランティアメンバー間相互の信頼感や、自発的活動の
  大切さなどが狭山公園の見学を通して確認できた。
  ↓都立狭山公園ボランティアさんといきふれ会との会食会

 ④いきふれ会のスポット地巡回のような活動は、センター独自
  のボランティアメニューであることが再確認できた。
 ⑤狭山公園は多様な自然環境を擁した広大な公園であり、都民
  寛ぎの場としてのレジャー公園的要素もあり、一方狭山丘陵
  いきものふれあいの里は開発から残された自然を保全するこ
  とに力点をおいた自然公園の要素が強いなど、双方の公園の
  成り立ちや運営管理に特徴があることを改めて認識すること
  ができた。
   ↓都立狭山公園管理室で補足説明を受けての意見交換

以 上
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2014年11月29日 巡回報告〔スポット2・菩提樹池〕

巡回活動

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■2014年11月29日(土)スポット2巡回
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〔巡回状況〕
・SP2・菩提樹池~センターまでの巡回を5名で
行ないました。

・大きなゴミは見あたりませんでした。
・園路に多くの落ち葉がありすべるため、菩提樹池
に行く途中の階段を下るのは要注意でした。

・途中雨にふられました。
〔自然観察情報〕
・紅葉があちこちで見られました。
〔まとめ・感想〕
・菩提樹池への通路に笹・木の枝が大きくなり
邪魔なため、カットする必要を感じました。
・この地域全体を通して落ち葉が多く、手入れが
必要と感じました。

以 上
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狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています