今年もありがとうございました!!

いきふれ自然情報

 

今年もセンターにご来館いただいた方々、イベントにご参加いただいた方々、そのほかたくさんの方にお世話になりました。
ありがとうざいます!!
マンリョウの赤い実はいつも長く鳥に食べられずに残っています。

落葉や草の種のかかった巣でまだ頑張っているジョロウグモもいました。

 

リョウブの帽子をかぶったような冬芽、落ち葉の下にはシュンランのつぼみが春を待っていました。
来たる2016年も皆様にとってよき年でありますように!!

20151218巡回Sp2

巡回活動

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■2015年12月18日(土)Sp2巡回報告
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〔巡回概要〕
・SP2~菩提樹池~センターまでの巡回を3名で行ない
   ました。
         ↓狭山湖の堰堤

・巡回開始:9時15分
・巡回終了:11時30分(センター到着)
・巡回内容:園路のゴミ拾い、解説板清掃、自然情報収集
          ↓スポット2のいきもの湿地

〔巡回状況〕
・Sp2ではバードウォッチングの人が、数人楽しんでいた。
・菩提樹池は静かで、亀もいなかった。
・池の周りは落葉が一杯。
・水面に映った木々と全景のウメモドキがきれい。
         ↓菩提樹池の水面

・菩提樹田んぼの水路でメダカが泳いでいた。
・朝寒かったせいか、畑に霜柱を発見した。
・遠くに見る富士山が真っ白でした。

〔自然観察情報〕
・今回も赤い実が目立ち、足を止めた。
…マンリョウ・ビナンカヅラ・ウメモドキ・ニシキギ
・カラスウリ・ヤブコウジ
…リュウノヒゲ(青い実)、ムラサキシキブ(紫の実)、
      マユミの実(ピンク)
       ↓ビナンカズラ

・冬になっても暖かいせいか、春の草花が元気に咲いていた。
…ハキダメギク、ナズナ、ホトケノザ、タンポポ・
      オオイヌノフグリ
…ウグイスカグラの芽は緑を帯びてつぼみも一個発見
     (もう春だー!)
〔まとめ・感想〕
・落葉をサクサク踏みしめながらの楽しい巡回でした。
  ↓落ち葉の多いこの時期の色と形はムラサキシメジでしょう。

以 上〔hrd記〕
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20151215いきふれ研修・都立野川公園

いきふれの会

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■2015年度いきふれ会研修の結果について報告します。

(1)日 時:2015年12月15日(火)10時~14時
(2)目 的:自然公園の公園管理・ボランティア活動やマネジメント
   についての見聞を広め、いきふれ会の活動に活かす
(3)行 先:都立野川公園 自然観察センター
(4)参加者:センター職員2名を含む計11名が参加しました。
(5)研修内容:下記のとおり、ボランテイアのマネジメントや活動状況
   の見学等について、矢島副所長に案内して頂きました。

    記
①都立野川公園の位置関係
・多摩川の河岸段丘が武蔵野台地の西端を浸食している沿線を国分寺
  崖線と言い、この地域に多い湧水を集めた野川は、川崎の河口付近
  で多摩川に合流している。  
・野川の源流に位置する都立野川公園は、国際基督教大学(ICU)の
  ゴルフ場跡地を都市公園として整備したもの。
②自然観察エリア
・野川公園のうち、国分寺崖線沿線の一画を金属フェンスで囲い植生
 を保護し、時間を限って公開している。
           ↓自然観察エリアの出入り口             

③ボランティア制度の導入
・都立野川公園は35年前の公園発足時に、都立公園で初めて公園管理
 にボランテイア制度を取り入れた画期的な公園
・ボランティア定員は100名で、登録は毎年更新する制度。      

④ボランティアの活動内容
・ボランティア活動は、作業チーム・展示チーム・自然観察チーム・
 クラフトチームなど
・各チームには代表を設置し、他にも世話役をおいて、持ち回りで
 活動計画を策定調整し、必要により公園スタッフが関与する。
 ↓作業チームの活動状況(湧水を塩ビ管で誘導して野川に流し込む)

⑤研修会を通して気づいたこと
・都立野川公園では、ボランティアさんたちが自主的に考えて活動
 できる仕組みが機能しており、自然公園のボランティア活動として、
 目指すべき姿がある。     
   ↓国分寺崖線の湧水のあるエリアは木道が整備されている。

・狭山丘陵いきものふれあいの里センターのボランティア活動も、
 野川公園の取り組み事例を参考に、今後しくみの整備をして行き
 たいと思いました。                       
      ↓研修会参加者集合写真

   

以上(事務局記)
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川とともに、セグロセキレイ(所沢市HPふれ里だより平成27年12月号より)

いきふれ自然情報

今年は秋が長く楽しめた感じがしますが。急に冬めいたかと思えば初秋のような陽気になり、秋晴れよりは曇りや雨の日が続くこともあり、不安定な天候でした。そのせいか木々の色づきもばらばらで、色づかないまま葉を落としているかと思えば、枯れても葉を落とさないなどまるでどうしてよいのか戸惑っているかのようです。
冬越しにやってくる野鳥たちも、少しいつもの年のようには集まって来ていないように思われます。

日本特産種のセグロセキレイは、冬になるとセンターの周りで時々見られるようになります。
セグロセキレイは九州以北の主に河川の中流域に生息し、季節による移動もあまりしません。秋冬に海岸近くで見られることがありますが、河原や河口近くに限られ、海岸ではほとんど見られません。一方生息域の河川の中流は、都市の中心部にあることが多いので、街なかでも見かけることがあります。
スズメより大きく、長い尻尾を含め体長は約21センチ。頭から背、尾、胸にかけて黒色で、白い眉があるように見えます。「ジジッ ジジッ」と濁った声で鳴き、さえずりは「チーシージョイ」などです。ハクセキレイと見分けがつきにくいことがありますが、眉と濁った鳴き声で区別できます。

子育てはまだ先ですが、セグロセキレイは秋につがいをつくってなわばりをもちます。七十二候では、9月12日ごろが鶺鴒鳴(せきれいなく)で、セグロセキレイが恋の季節に入ることを表しています。日本書記に出てくるセキレイは、セグロセキレイと考えられ、最古の記述がある鳥と言えます。別名には恋教え鳥、石叩きなどがあります。

足を交互に出してちょこちょこと歩き、急ぎ足の時は目にも止まらないような足の動きです。尾羽を上下に振るのが特徴で、波形を描いて飛びます。
普通に見られていたセグロセキレイですが、数を減らしています。これはハクセキレイの繁殖場所が拡大してきたからかもしれません。

ウメモドキ、ガマズミ、トキワサンザシ、実りの多かった木々ですが、自然に落ちたり野鳥たちのえさになったりして気が付くとすっかりなくなっていることでしょう。ヤブコウジ、カラタチバナ、センリョウ、マンリョウ、ナンテンとお正月飾りに使われることの多い木も赤い実をつけています。ジロボウエンゴサク、ムラサキケマンのハッとするような緑、春の七草のハコベが咲いていることもあります。
今月上旬の明け方には夜更けの明星木星、赤く輝く火星、明けの明星金星などと日ごとに細くなっていく月との共演が見られます。22日は冬至、0時には北斗七星がまっすぐ立ったように見えます。23日宵の東の空では満月に近い月が牡牛座にあり、スバル、アルデバランとの共演が見られます。冬は始まったばかり、凍てつく夜空には明るい星たちが沢山輝いています。

セグロセキレイ


マンリョウ

ハコベ

20151210 巡回SP3.1

巡回活動

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■2015年12月10日(木)巡回スポット3~スボット1
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〔巡回時間と内容〕
 SP3~SP1までの巡回を2名で行ないました。
・巡回時間:10時~13時
・内容:ゴミひろい・案内板清掃
・ゴミ収集量100g
〔巡回時の状況〕
・スポット3の樹木札の取り付け状況について調査の結果
 6か所と判明……ミズキ・クヌギ・コナラ・シラカシ
・エゴノキ・リョウブ
・湿原観察デッキ手前から池に向かう所に倒木を発見したが、
 園路散策者の通行には支障なし。
・湿地横断の木橋に降りる階段に落ち込みがあり、つまづき
   そうで危険。

〔自然観察情報〕
・どこを見てもコナラの黄葉がとてもきれいでした。
・いまごろタチツボスミレ??

・赤い実の木や草が目をひいた。
 …アオキ・ヒヨドリジョウゴ・ヤブコウジ・マンリョウ
 ビナンカヅラ・カマツカ
・狭山湖の堰堤は数日前までメリケンカルカヤとチガヤの
 草紅葉がきれいでしたが、今日は除草作業をしていました。

〔まとめ・感想〕
・お天気は今ひとつでしたが、紅葉を楽しみながらの巡回でした。
・誰にも会わなかったのが残念!
 ……もったいない。もっとみんな外に出てもみてー。

以 上〔Hrd記〕
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狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています