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2018年4月26日 巡回sp2
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快晴の新緑の中、4名でsp2の巡回を行いました。
記
(1)時間
・10:00 西武球場前駅前出発
・11:15 八生(やおい)橋
・11:30 sp2
・12:30 藤森稲荷
・13:00 椿峰緑道
・14:20 センター着
①ヒコーキ雲
②ウマノアシガタ(キンポウゲ)
③トキワハゼ
④湿原デッキ下のオタマジャクシ(アズマヒキガエル)
⑤デッキ下を観察している
⑥ウシハコベ
⑦キンラン
⑧アオオサムシ
(2)巡回時の状況
・sp2の湿地(池)に箒の柄が落ちていたので、
回収した。
・sp2から狭山湖に向かう標識(メガソ―ラ手前)
の訂正した矢印の向きが目立たず迷っている人が
いたので、早期に手直しが必要。
……了解しました(センター)
⑩道標の修正が見にくいので手直しが必要。
⑪手直し後(2018年5月11日センター実施)
(3)自然情報
(両棲類)オタマジャクシ
(昆 虫)ホソオビヒゲナガガ・クロハネシロナガ・
(草 本)ウマノアシガタ・キンラン・オヘビイチゴ
・ヤブヘビイチゴ・ヘビイチゴ・ツボスミレ
・ウシハコベ・オニタビラコ・ヤブタビラコ
(木 本)ミズキ
(4)活動のふりかえり
快晴で気持ち良く巡回できた。
植物の開花が例年より早いと感じた。
以 上
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2018年4月22日(日) 八国山 花と歴史散策
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■ねらい: 参加しやすい半日コースで、
春の草花や樹木を観察しながら地域に残る
史跡をめぐり 狭山丘陵の自然と歴史に関心
をもっていただく。
■ルート:
将軍塚バス停から久米古戦場跡、スポッ5、
八国山緑地~鳩峰八幡を経て、スポット4、
ドレミの丘を経由し、センターまで歩く。
■参加者:16名
■行事結果:
(1)散策会スタート(将軍塚バス停付近)9時40分
(2)カマツカの花
(3)久米川古戦場跡…鎌倉街道、新田義貞の戦いのお話
(4)将軍塚…八国山。五畿七道、東山道武蔵路のお話。
(5)アオオサムシ
(6)カントウタンポポ
(7)タンポポの花ビラの分解解説
(8)おおぞらひろば
(9)鳩峰八幡神社…文化財社殿。兜掛けの松のお話。
(10)トトロの2号地…ナショナルトラスト活動のお話
(11)鳩峰公園
(12)ミズキの花
(13)三夜塔:月齢23の夜、集合して飲食をした
(14)ドレミの丘
(15)センター到着(12時14分)
■ふりかえり
(1)予想最高気温30を超え、直射日光が強かったが、
参加者の体調不良もなく、ほぼ予定時刻でイベント
を終了できた。
(2)自然観察会と歴史散策を組み合わせた新しい試みで、
参加者の評価は良好だったが、やや「盛りだくさん」
の印象になった。
(3)写真や絵・パウチ等による、視覚的にわかりやすい
説明は概ね好評だった。
(4)11時以降は急ぎ足になりやや列が乱れた。
以 上
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〔報告〕2018年度 第1回全体会議の結果について
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当日の予報は、「春の嵐」でしたが、センター
エリアでは風もなく、日差しもありました。
さて、標記について下記のとおり報告します。
記
(1)会議名:2018年度 第1回いきふれ会全体会議
(2)日 時:2018年4月15日(日)10時~11時30分頃
(3)場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター講義室
(4)参加者:9名=1(センター)+8(いきふれ会)
↓会議風景①
(5)議 題:
①2018(H30)年度いきふれ会登録更新結果
・ボランテイア保険手続き(4/3完了)
②連絡事項
・sp2デッキ修理の結果(4/6巡回)
・将軍塚の柵撤去・回収(3/29完了)
③最近の活動のふりかえり
・自然観察会(3/24)「春光のアルペンロード」
・お茶畑枯れ株の抜根作業(4/1)
・自然観察会(4/14)「sp3~緑森」
④当面2か月のスケジュール調整(巡回・行事協力者)
記述省略
↓会議風景②
⑤2018年度の年間予定・意見交換その他
・25周年事業…開館記念祭(11月)、ウオーキング(12月)
・sp2池周辺の作業環境改善について(提言)
・スポット地の魅力を向上させる取り組みについて
・森の自然環境保全と近隣居住者との折り合いについて
・全体会議を午後開催し、午前巡回の組み立てについて
⑥2018年度のいきふれ会の体制について
・副会長(2名、前年から継続)
……
会議終了後は、イチリンソウやマムシグサの様子を皆で
観察しました。
↓イチリンソウ
以 上
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■20178年4月1日(日)いきふれ活動報告〔茶畑の伐根作業〕
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(1)作業の概要
作業3名=センター(2名)+いきふれ会(1名)
①昨年初夏における茶葉の刈込(機械刈り)により枝枯れが発生。
②このため、枯れた株を根元から掘り起こして除去する。
③株を除去した跡に、別途実生株を移植する。
(2)作業内容
①抜根する株を決める
②茶ノ木の株の周りを掘り進める
③茶ノ木の株は根が深い
⑤地下部分はこんな複雑な形をしている
⑥協働で取り組む
3名協働で作業に取り組み、この日の午前10株を抜根しました。
(3)苦労したところ
・茶畑の土は柔らかいが、茶の木の株の根が深いため、
堀穴を大きく掘り進めないと、株の抜き取りが大変です。
以 上〔事務局記〕
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〔行事報告〕2018年3年24日 狭山丘陵自然観察会『春光のアルペンロード』
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標記について下記のとおり報告します。
記
〔1〕行事概要
西武球場前駅駅前~菩提樹池、アルペンロードを経てセンター
エリアまで歩き、春を感じながら、おもに植物を観察しながら歩く。
↓トウダイグサ
〔2〕開催日時:2018年 3月 24日(土) 9:30~14:30
〔3〕活動場所:
西武球場前駅駅前 ~ 菩提樹池~アルペンロード ~センターエリア
↓菩提樹池でセンボンヤリを見ている
〔4〕参加者
参加者(17人)+スタッフ(4)= 21人
〔5〕観察結果
〔植物・草本〕トウダイグサ・センボンヤリ・ホトケノザ・ショカツサイ
・カントウタンポポ・タチツボスミレ・アオイスミレ・シュンラン
スズメのヤリ・ムラサキケマン(シロバナムラサキケマン)
・オオイヌのフグリ
↓テングチョウ
〔植物・木本〕・ヒサカキ・クロモジ・コブシ・キズタ・ヨウコウザクラ
〔野鳥〕シジュウカラ・アオゲラ
〔昆虫〕テングチョウ・ルリシジミ・ビロードツリアブ・・キタキチョウ
↓菩提樹たんぼで、オタマジャクシを観察
〔6〕エピソードとふりかえり
【エピソード】
・当日は天候にめぐまれ暖かく、蝶も多く飛んだ。
・このところ急に暖かくなったが、思ったほど植物の成長が進んでいなかった。
↓アルペンロードで小休止
・菩提樹池周辺は作業会だったため、邪魔しないよう速やかに通過した。
↓菩提樹池の作業会の様子。倒木の細断、搬出など。
【良かった事】
・観察ルートには勾配も多くあったが、参加者の転倒も遅れもなく、
行事を安全に終了できた。
・センターへの到着は12時10分頃であり、大きな遅れはなかった。
・観察会の隊列はコンパクトにまとまり、伸び切る事はなかった。
・最後にセンター講義室で、電子画像による「観察会のふりかえり」が出来た。
・参加者の満足度は高かった。
↓カタクリを見ている
【改善すべき事】
・参加者より、解説の音声が届かない事への不満があった。
・出力の大きい携帯拡声器を備えるべきと感じた。
↓カタクリの花(センター玄関の向い斜面)
以 上
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〔イベント報告書〕… ひよこ探検隊「冬の野はらで遊ぼう」
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(1)開催日時 2018年2月25日(日) 10時~13時30分
(2)参加者 5家族 14名(幼児:7名)
(3)イベントの流れ
①荒幡富士の広場で輪になり、自己紹介をしました。
…体を動かして、気持ちを盛り上げよう。
②冬の虫探しです。
…子供たちが隠した虫の画像を親たちが探します。
③ドレミの丘で草滑り
…にせもの葉っぱ探しをして、ドレミの丘に到着
段ボールで斜面を滑る。
理屈ぬきにおもしろい!
④フォトフレームづくり(1)
…午後からは工作の時間です。
葉っぱスタンプを押して、世界に一つだけの
フォトフレーム(額縁)をつくろう。
⑤フォトフレームづくり(2)
…家族で工作をするのは楽しいネ。
⑥イベントの最後は、紙芝居を見ておしまいです。
…タイトルは、「ねずみちゃんのゆきだるま」。
(4)ふりかえり
・親子で楽しくイベントに参加していただきました。
・参加者がすくなかったので、まとまりがありました。
・子供たちは、段ボール滑りが気に入ったようでした。
以 上
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今年は寒い冬から一転、初夏を思わせるような陽気の日もあり、一気に百花繚乱となった3月。あっと言う間に桜前線が駆け抜けていきました。
木々は芽吹き始め、虫たちの活動も活発になって来ました。シジュウカラも巣造りを始め、いよいよ野鳥たちの子育てシーズンが本格的になって来たようです。
「ホーホケキョ」というウグイスのさえずりが春ののどかな気分をさらに盛り上げてくれますが、森には様々なさえずりが響いています。
そんな中、「ピョー、ピョー、ピョー、ピョー」と口笛のような声が聞こえてくることがあります。これは本州から屋久島の、低地から低山の広葉樹林に棲むアオゲラの声でさえずりです。
アオゲラは全長29cmで、ハトより少し小さいくらいです。体の上面が黄緑色で、下面は淡緑灰色で腹部には黒い横斑があり、赤いベレー帽をかぶったような姿をしています。このベレー帽はオスのほうが長くなっています。英名は。Japanese Green Woodpecker。学名はPicus awokera。名前から想像がつくかと思いますが、日本固有種です。漢字では緑啄木鳥。ケラはキツツキのことで、緑色をしているところから名前が付いたとされますが、昔は緑色を『あお』と呼んだことからきています。
キツツキの仲間は木の幹に縦にとまることが出来ますが、足指が他の鳥は前に3本後ろに1本となっているところ、前後2本ずつになっていてさらに鋭い爪がついているからです。そして第3の足とも言えるのがくさび形の尾羽で、羽軸は固くなっています。その尾羽に体重をかけて体を支えることが出来る様になっているのです。
アオゲラは目の前に出てくればクモ類や昆虫類も食べますが、基本的にはアリ食の鳥で、木の枝や幹、地面にも降りて食べます。秋冬には木の実も食べ、エサ台に置いてあるリンゴなども食べに来ます。
巣を生きている木の幹にくちばしで穴を掘って造る名大工アオゲラ。脳震盪を起こさないか心配になるほど激しく幹を突きます。でも心配には及ばず、頭骨とくちばしが直線的に繋がっていて衝撃を頭骨全体で受け止め丈夫な首を通して体全体に分散吸収されるようになっているのです。また頭骨には、くちばしの中にある長い舌がぐるりと回って格納されています。
そして名大工のくちばしは三角のノミのような形をしていて、さらにくちばしの根元にある鼻の穴に木くずが入らないように、羽毛が覆いかぶさるように生えています。
「アオゲラが木を突いて枯らしている。」これは濡れ衣で、木をつついてアリを探しているので、すでにアリの仲間やシロアリなどにむしばまれている木を救っているとも言えます。アオゲラは口笛のような声の他に、木を突いて高らかなドラミングをして縄張り宣言や求愛行動をします。
普通に見られるアオゲラ、世界で日本にしかいないと思うと見方が変わって来ませんか。
ウワミズザクラが咲くころにはソメイヨシノはすっかり緑の装い。カマツカが咲き、続くように木々は白い花を咲かせていきます。草丈の低かったタチツボスミレも花を終えぐんと草丈を伸ばしはじめます。蛹で冬を越したキアゲハは成虫となり、目にするチョウの数も増えていき季節は初夏へと移ります。
今年は4月20日が『穀雨』春もいよいよ最後、恵みの雨はさまざまな穀物の成長を助けてくれる頃となります。
アオゲラ |
カマツカ |
キアゲハ |