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〔周知〕ボランテイア募集説明会の開催について
from 埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター
下記について説明会を開催しますので参加下さい
なお、ボランテイア登録は、説明会と養成講座(全2回)
の受講後に手続き致します。
記
(1)開催日時:平成30年9月8日(土)~12時
(2)開催場所:埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター
(3)勧誘理由:
里山の雑木林は、豊かな自然の中で人と人のこころを結ぶ
舞台として、今注目されています。
センターボランテイア団体「狭山丘陵いきふれ会」では、
郷土の森「いきものふれあいの里」のすばらしさを広め、
守り伝える活動に、仲間たちと取り組んでいます。
あなたも参加してみませんか。
(4)申込み時期:2018年8月1日(水)より電話にて受付
(5)申し込み先:
埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター
〒359-1133 埼玉県所沢市荒幡782
電話・FAX 04-2939-9412
(6)センターボランテイア・いきふれ会の
①(隔 月)定例会議の様子
②( 6月)菖蒲まつり)ドングリトトロの下作り
③( 7月)sp3湿原の除草
④( 6月)植生保護の状況を見学
⑤(12月)研修会・谷津干潟自然観察センター
⑥( 1月)作業会・センター階段の落葉はき
以 上
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ひよこ探検隊「夏の森で遊ぼう!」報告
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開催日時:2018年7月22日(日)10時~13時30分
多くの方に申し込みをいただき、キャンセル待ちもしていただいていたひよこ探検隊。
雨天中止のイベントではありましたが、今回初めて猛暑中止となりました。
暑さ対策などもいろいろと考慮していましたが、他施設でもイベント中止が続出している状況なので申し訳ありません。
前日までは開催予定の木陰の広場は風が吹き抜けて気持ち良かったのですが…
当日、開催予定の時間に歩いてみました。
日差しは少ないものの無風状態!
コース上ではヤブヤンマが迎えてくれたり、
ニイニイゼミの抜け殻があったり、
樹液酒場ではまだ飲み足りないとばかりに残っているカブトムシの横から
昼間はこっちの番だといわんばかりにアカボシゴマダラがやってきている姿も見られました。
アオイトトンボは木陰で翅を休めていました。
と、色んな生きものたちには出会うことができました。
皆さんの代わりに歩いてみましたが、やはり今年の暑さは異常です。
次回のひよこ探検隊は、11月を予定しています。
多くの方のご参加お待ちしています!
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2018年7月7日(日) 狭山丘陵自然観察会「夜の湿地探検」
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■概要
この時期の湿地には「ホタル」の光が・・・
早稲田大学所沢キャンパスと隣接するスポット3で夜の探検です。
夜の湿地にはどんな虫がどんな姿で見られるのでしょうか?
大学の教室で映像を使って観る視点や今の虫たちの様子を学んで
探検に出かけました。
■参加者は24名。
4歳から80歳まで皆さん和気あいあいと互いの発見に歓声を
あげながらだんだんと暗くなっていく林を進んで行きました。
ニイニイゼミの抜け殻と成虫、ガ、ノコギリカミキリ、羽化し
ようと木を登っていくミンミンゼミの幼虫。ゴキブリの姿には、
「キャー」と。
天気が良くコウモリも飛ぶ空は徐々に暗くなっていきました。
■行事結果
(1)明るいうちにセミのぬけがらを見つけました。
すると「見つけた見つけた」との参加者の声が。
(2)ミンミンゼミの幼虫が木を登っています。さあ羽化が始まります。
(3)樹液をカナブンが飲んでいます。夜の虫の世界です。
(4)もう皆さん夢中で樹皮や葉の上、地面を観察しています。
(5)木と間違えたのかヒメスギカミキリが洋服に止まりました。
(6)辺りが暗くなり湿地へ。ホタルの姿に感嘆の声を上げました。
夜の湿地に舞い飛ぶホタルの光は神秘的でもあり、夜の昆虫の世界
の不思議や素晴らしさに興奮と感動の声が聞かれた観察会でした。
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■2018年7月4日(水)協働作業会sp3湿原周辺の除草
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〔作業日・時選定〕
・センター行事「夜の湿地探検(7/7)」の前に,
湿原周辺の環境整備を行うのが適切と判断し、作業
会を前倒しで行う事にしました。
・いきふれ会とセンターから各2名、計4名が参加
しました。
・10時に現地集合し、11時50分に作業を終了し、
現地解散しました。
〔作業内容〕
①早大正門付近、sp3入口で作業準備
②刈払機でデッキ周りを除草
③湿原入口の作業
④クヌギの根元にカブトムシ
⑤湿原の橋で休憩・再開
⑥ノブキの階段の足元が危険
⑦湿原の上で休憩(作業終了時)
⑧作業終了後の様子
⑨シオカラトンボ
〔ふりかえり〕
・作業場所を湿原周辺に集中して行う事にした。
・夜の湿地探検(ホタルの観察会)前に作業を終える
ことが出来た。
・前日までは猛暑だったが、当日はくもりで暑さが
和らぎ、作業がし易かった。
・オオスズメバチの出現は無かったが、蚊が多かった。
以 上
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狭山丘陵あたりでは例年ですと7月20日頃が梅雨明けですが、今年は6月に真夏日を何日も記録したかと思ううちに、梅雨が明けてしまいました。いつもなら7月上旬に咲く白いリョウブの花もすでに花期を終えようとしています。まぶしい太陽の光を浴びてオレンジ色のヤブカンゾウも咲いています。
小さなアオイトトンボや大きなヤンマの仲間たちも見られます。4月に羽化したシオカラトンボも成熟し、夏の到来を告げているかのようです。
シオカラトンボは腹長32㎜から40㎜、後翅36㎜から43㎜、日本全国の平地、丘陵、低山地の池沼、湿地、水田に発生する普通種で、市街地でも見られ、アキアカネに代表される赤とんぼたちに次ぐ知名度と人気のトンボです。
名前は成熟したオスの姿から来ていて、未成熟なうちは雌雄ともに麦わらのような黄茶色をしています。オスは成熟するにつれ黒化し、灰白色の粉に覆われることから『塩辛』とついたとされます。同じく体色からメスはムギワラトンボとも呼ばれます。稀にメスもオスに似た水色がかった色になるものがいます。
複眼もオスは褐色から水色に変わります。「トンボのメガネは水色メガネ青いお空を飛んだから」と歌われているのは、シオカラトンボだとか。メスは緑がかった茶色になります。
シオカラトンボは枝先など見晴らしの良いところにとまり、あたりを見渡し獲物がいるとすっと飛び出して長い毛が列になった足を広げて獲物を抱え込むように空中でとらえそのまま口に運びます。左右からするどい大顎が出ていて上下は唇で囲まれているので獲物を落とさず、まさにむしゃむしゃと飛びながら食べることができます。時には獲物が大きく地面や枝先に急降下なんてこともあるようですが。
4月から10月くらいまで見られるシオカラトンボ。水色になったオスは青い夏の空が似合います。足元にすっと降りてくることもあり、親しみが持てるトンボです。
今年は梅雨明け後の七夕となり、二十四節気の小暑でもあります。暦通りの夏本番の到来です。28日の未明には今年2回目の皆既月食がありますが、欠けたまま月は沈んでしまいます。このころから一晩中みられるようになる火星は31日地球に最接近し、ひときわ明るく輝きます。
もともと夏は花が目立つ時季ではありませんが、オニドコロやヘクソカズラなどのつる性の花が涼やかに咲いています。
今年の夏は酷暑になると言われています。木々は優しい木陰と癒しを与えてくれる森の香りで迎えてくれます。多くの虫たちが最も活動する夏の森で森林浴はいかがでしょう。
センター周辺ではシオカラトンボとよく似たオオシオカラトンボに出会うことの方が多いかもしれません。塩辛部分が大きく翅の付け根が黒褐色ならオオシオカラトンボです。また、こちらは複眼の色も黒褐色です。
シオカラトンボ(オス) シオカラトンボ(メス) |
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ひよこ探検隊「はらっぱで遊ぼう!」報告
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(1)開催日時:2018年5月20日(日)10時~13時30分
(2)イベントのねらい
外遊びの入門編。草原で虫を探そう。
(3)参加者:6家族、18人
(4)イベントのの内容:
①荒幡富士の広場で「じゃんけん列車」で遊んだ後自己紹介。↓
②ドレミの丘で葉っぱじゃんけん↓
③葉っぱで遊んだ後はむし探し。
④テントウムシみつけたよ。
⑤午後は室内で工作。
子供たちの描いたチョウチョや飛行機
ストローでうまく飛ばせるかな?
(5)ふりかえり
・天気に恵まれ、ドレミの丘がとても気持ちの良い一日でした。
以上
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2018年6月28日 巡回sp4,5
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梅雨明け直前のくもり空の中、1名でsp4、5の巡回を
行いました。
記
(1)時間
・10:00 将軍塚バス停出発
・11:25 将軍塚周辺の巡回
・11:50 sp4の巡回
・12:00 センター着
(2)巡回時の状況
・将軍塚へ至る県堺尾根道の老朽柵が取り除かれて、
すっきりしていた。
・将軍塚周辺も草刈りがされていて、気持ちがよかった。
・新しくなったsp4(久米八幡越緑地)園路柵の中の、
躓きやすい木の根には赤いペイント表示がされていた。
・鳩峰八幡神社の参道が修復工事中だった。
(3)自然情報
〇sp5(チョウの森)
(昆虫)ヒカゲチョウ・クロヒカゲチョウ・ニイニイゼミ
・マメコガネ・アカボシゴマダラ(幼)・クサカゲロウ(幼)
・イチモンジカメノコハムシ(幼)
↓マメコガネ
↓アカボシゴマダラ(幼)
(植物・花)ハキダメギク・ツユクサ・ヤブカンゾウ
・ヨウシュヤマゴボウ・ネズミモチ・ヒメジョオン
(植物・実)エゴノキ・ムラサキシキブ・マユミ・ヤマウルシ
〇sp4~センター
(昆虫)イモサルハムシ・クロウリハムシ・カミキリムシの仲間
・シオヤアブ
↓イモサルハムシ
↓クロウリハムシ
(植物・花)ジャノヒゲ・リョウブ・ヒルガオ・ヤブガラシ
・ハエドクソウ・ミズヒキ・ウマノミツバ・
(植物・ツボミ)キッコウハグマ・ヒナタイノコズチ
・ナワシロイチゴ
(植物・実)ヒメコウゾ・ナワシロイチゴ
↓ナワシロイチゴ(花)
↓ナワシロイチゴ(実)
(4)活動のふりかえり
・梅雨時のくもり空だったけど、散歩の人が何人もいて、
草刈りや、老朽化柵の撤去などの作業が進んでいて、
良かったと思いました。
以 上
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