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2019年9月22日(日)巡回スポット5,4~センター
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標記巡回を3名で実施しましたので、下記のとおり
報告します。
記
【巡回時間】
10:00 将軍塚バス停集合
いきもの観察
12:40 センター到着
【ゴミ収集量】500g
【巡回時の状況】
・空気が澄んできて、歩きやすい季節になりました。
・八国山の尾根道では、散策やランナーの方を多数見かけました。
・北九州に接近中の台風17号の影響は、まだ感じませんでした。
【自然情報】
(植物・草本)
・キツネノマゴ・イヌコウジュ・タカキビ・
・メヒシバ・ユウガキク・イヌビエ・オヒシバ・コセンダングサ
・カゼクサ・ミズヒキ・コシロノセンダングサ・ナキリスゲ
・ヒヨドリジョウゴ・キンミズヒキ・・ササガヤ
(植物・木本)
・ガマズミ(実)・リョウブ(実)・マルバアオダモ(実)
・ヤマハギ(実)・コウヤボウキ・
【巡回画像】
(1)キツネノマゴ
(2)ツタバウンランは、外来植物で、石垣などに生えていることが多い
(3)ホコリタケ(別名キツネノチャブクロ)。腹菌類
(4)マントカラカサタケ。巨大なキノコ。
(5)カマキリを襲うオオスズメバチ
(6)コシロノセンダングサ
(7)ナンバンギセル
(8)ゲンノショウコ。白い花弁を背景に、雄しべの紫が際立つ。
【活動のふりかえりその他】
・短い距離でしたが、じっくり観察することができました。
以 上
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〔報告〕2019年度 第3回全体会議の結果
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標記について下記のとおり報告します。
記
(1)会議名:2019年度 第3回いきふれ全体会議
(2)日 時:2019年9月15日(日)13時30分~15時頃
(3)場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター 講義室
(4)出席者:11名=いきふれ会(9名)+センター(2名)
(5)議 題:
①連絡事項:
・台風15号の被害状況報告他
・sp5将軍塚の常緑低木剪定。
…後日「しがらみ作成の作業会をメール等で招集。
②最近の活動のふりかえり:
・シダ観察会・藍の生葉で叩き染め・月見団子と十五夜飾り。
③当面2か月のスケジュール調整結果
・09月22日(日)巡回sp3
・09月28日(土)観察会・sp3と湿原
・10月14日(月祝)観察会・地質
・10月30日(木)巡回sp2
・11月09日(土)ボランテイア養成講座
・11月16日(土)9時30分~第4回全体会議
…会議後は、餌場の笹狩り等作業会(約60分)を予定
④意見交換:施設見学会の候補地検討。
以 上
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9月の里山体験講座は伝統行事の「お月見」にちなんで「月見団子と十五夜飾り」です。
所沢の荒幡地区に残る「お月見」を地域の金子トミ氏を講師に迎えて実施しました。
それぞれの地域の残る年中行事ですが、荒幡は9月15日とのこと。十五夜について学んでから
団子にする粉を石臼で挽きました。
みんなで交代で回しました。お米が白い粉(上新粉)になって出てきたときは歓声が上がりました。
外に出て飾り物の素材を集めに行きます。ハチに注意の話を聞いて出発しました。
飾りに欠かせないススキを切りました。十五夜は5本、十三夜は3本です。
多く集まったので各家庭用のお土産にもしました。
次は里芋堀りです。子ども達は里芋の葉のついた茎をトトロのカサにしました。これもお土産。
十五夜のお供えを飾る「箕」の使い方も教えていただきました。
午後はいよいよお団子作りです。みんなで一生懸命に満月のように真ん丸にしました。
大きな団子は飾り用。飾り用以外はみんなの試食になります。20分間蒸しました。
蒸かしている間に花を飾ります。大きな甕に秋の花を相談しながら活けました。
農家にとって大切な箕に飾ります。収穫した野菜(ナス・かぼちゃ・サツマイモ・里芋や季節
の果物)そして大事なお団子を飾りました。
完成した飾りを見ながら自分たちで作ったお団子をいただきました。
「きれいにできたね。」「お団子はお米の味がする。」「上手に丸くなっているよ。」「十五夜は
昔の人にとっては労働の合間の息抜きにもなったんだね。」と感想を述べあいました。
秋の一日、気持ちの良い里山体験講座の「月見団子と十五夜飾り」ができました。
夏休みの終盤の8月24日(土)、地場産業である藍染め体験のプログラムを計画しました。
藍の生葉をたたいて染める方法と葉を発酵させたすくもによる絞り染めの体験です。
今ではすっかり見られなくなった紺屋さんですが、昔は所沢絣に生かされた染め物でした。
藍染めの歴史についてスライドで解説。まずは学習し、いよいよ染めの体験です。どんな模様に
しようかな?
最初の染めは絞り染め。様々の方法で絞り、仕上がりをイメージしながら工夫しました。
見本を見たり絞り方の資料を見て、皆さん様々な絞りに挑戦です。箸を使ったり、ビー玉を使ったりと工夫しました。世界でたった一枚のオリジナルのハンカチに期待を込めて絞りました。
絞ったハンカチを「すくも藍」を溶かした染液に入れ、交代でまんべんなく染まるよう染液の中で動かしました。
染液から出し、水洗いをし、定着液につけます。初めは緑色だったのが空気に触れたとたん、色が変化しだしました。絞りの輪ゴムを外すとき、みんなワクワクドキドキです。意外性があり、個性豊かな染めになりました。干していると、ハンカチはみるみる濃い藍色に変化しました。
次は藍の生葉のたたき染めです。好きな葉をデザインしてオリジナルの模様にし、やさしく木づちでたたきます。葉の色がそのままハンカチに染まりました。藍色ではなく緑色のハンカチの出来上がり。葉脈まできれいに染まりました。
同じ藍の葉でも生のそのままの葉と発酵させたものでの色の違いが表現され、緑と藍色のハンカチの完成です。世界でたった一枚のオリジナルのハンカチの完成です。笑顔あふれる体験講座になりました。参加者の皆さんからも満足度100%の高評価でした。様々な絞り方でまた挑戦したいとの声も。
今年は暑い八月でしたが、それぞれオリジナルのハンカチの出来栄えに満足し、来年も必ずやってほしい、半日だったけれど充実した時間を過ごすことができたとの声が聞かれました。
火を使うこともなく安全に幼児から参加できる染め物の体験講座でした。来年もこうご期待!
9月といえば残暑はいつまで続くのか、秋雨前線はという話題が多く聞かれます。今年は9月1日が二百十日、防災の日でもあり、台風が気になるところです。8日は『白露』、13日が『十五夜』で、23日は『秋分の日』と秋本番を感じます。
気をつけて見ると思わぬところにも秋を見つけることができます。この辺りには冬越しにやってくるオシドリも9月ころから雌雄見分けのつきにくいエクリプスだったオスが色鮮やかな冬羽へと変化し始めます。そしてよく知られる雌雄寄り添う姿が見られる季節へとなっていきます。
妹に恋ひ寝(い)ねぬ朝明(あさけ)に鴛鴦の
ここゆ渡るは妹が使(つかひ)か
これは万葉集にある柿本人麻呂の歌ですが万葉集には他にも3種詠まれています。浮世絵にもしばしば描かれ伊藤若冲をはじめ日本画にもよく描かれてきました。古くから日本人に親しまれてきたオシドリ、実際に見たことのある人は少ないかもしれませんが、その姿は多くの人が思い浮かべることができるのではないでしょうか。
オシドリは東アジアに生息し日本では北海道、本州、九州の平地から山地の水辺で繁殖し、冬は関東以西の森林に囲まれた湖沼、渓流などに群れで生息し、都市部の公園でも見られます。他のカモ類とはあまりなじむことはなくオシドリだけで群れています。夜行性で昼間は木陰の水面や水辺の樹上などで休んでいます。
雑食性で水生昆虫や魚なども食べますが主に植物性のものを食べ、ドングリが好物です。
仲の良い夫婦のことを『鴛鴦夫婦』と言いますが、冬から春にかけてオシドリの雌雄がぴったり寄り添うようにいるところから来ています。鴛鴦という名前も鴛はオスのオシドリ、鴦はメスのオシドリを表し、『相思相愛(を)し』からきていると言われます。絵から飛び出たようなオシドリのオスと地味なメス。オスの換羽が完成すると、メスの近くへ寄っていき、飾り羽を使って求愛行動としてダンスを踊ります。ペアが形成されると繁殖期の4月から7月はまさに鴛鴦夫婦のようですが、大木の高い位置にある樹洞を巣にし、抱卵中は巣の近くでオスが警戒していますがひなになるとオスは離れていきオスばかりの群れになっています。
こうして毎年ペアが解消されるのですが、同じ雌雄が毎年ペアになっているという調査結果もドイツで出ているようです。ただドイツではオシドリは移入種、日本ではどうでしょう。
ひなは生まれて間もなくメスに続いて時には10メートル近くも下の地上に飛び降り、水辺へと向かいます。もちろん飛べませんがふわふわのひなはボールが落ちて跳ねるようでダメージはないようです。
国内で移動をするものが多い中、海を渡ってくるものもいます。これからの季節どこかで目にしたい美しい野鳥です。
チョウやトンボ、とりわけアキアカネに代表される赤とんぼたちを目にすることが増えますが、アオイトトンボの成虫が多く見られるのも8月から9月にかけてです。
十五夜に飾るススキやワレモコウが花を咲かせ、ヌスビトハギやネコハギ、キツネノマゴ、ユウガギク、秋草たちが静かに咲いています。赤と黒のコントラストが目を引くゴンズイ、紺色に色づいたエビヅルやアオツヅラフジなど実りの秋も訪れています。
野鳥たちは渡りの季節を迎えています。山から里へ、北から南へ国内でも移動しています。夏の間セミの声ばかりのようだったセンター周辺でも鳥たちの声が戻ってきました。
“月見る月はこの月の月”、夜はコオロギの仲間の鳴く虫たちの声がにぎやかになりました。月明りの下餌を探しているオシドリたちに会えるかもしれません。
オシドリ |