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2019年8月24日(土) 藍の生葉でたたき染め

夏休みの終盤の8月24日(土)、地場産業である藍染め体験のプログラムを計画しました。
藍の生葉をたたいて染める方法と葉を発酵させたすくもによる絞り染めの体験です。

今ではすっかり見られなくなった紺屋さんですが、昔は所沢絣に生かされた染め物でした。

藍染めの歴史についてスライドで解説。まずは学習し、いよいよ染めの体験です。どんな模様に
しようかな?
最初の染めは絞り染め。様々の方法で絞り、仕上がりをイメージしながら工夫しました。

見本を見たり絞り方の資料を見て、皆さん様々な絞りに挑戦です。箸を使ったり、ビー玉を使ったりと工夫しました。世界でたった一枚のオリジナルのハンカチに期待を込めて絞りました。
 絞ったハンカチを「すくも藍」を溶かした染液に入れ、交代でまんべんなく染まるよう染液の中で動かしました。

染液から出し、水洗いをし、定着液につけます。初めは緑色だったのが空気に触れたとたん、色が変化しだしました。絞りの輪ゴムを外すとき、みんなワクワクドキドキです。意外性があり、個性豊かな染めになりました。干していると、ハンカチはみるみる濃い藍色に変化しました。

次は藍の生葉のたたき染めです。好きな葉をデザインしてオリジナルの模様にし、やさしく木づちでたたきます。葉の色がそのままハンカチに染まりました。藍色ではなく緑色のハンカチの出来上がり。葉脈まできれいに染まりました。

同じ藍の葉でも生のそのままの葉と発酵させたものでの色の違いが表現され、緑と藍色のハンカチの完成です。世界でたった一枚のオリジナルのハンカチの完成です。笑顔あふれる体験講座になりました。参加者の皆さんからも満足度100%の高評価でした。様々な絞り方でまた挑戦したいとの声も。


今年は暑い八月でしたが、それぞれオリジナルのハンカチの出来栄えに満足し、来年も必ずやってほしい、半日だったけれど充実した時間を過ごすことができたとの声が聞かれました。
火を使うこともなく安全に幼児から参加できる染め物の体験講座でした。来年もこうご期待!

 

 

 

 



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