2020年7月24日 いきふれ巡回sp2

いきふれの会

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〔報告〕いきふれ巡回sp2
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標記について下記のとおり報告します。

(1)活動日:2020年7月24日(金)
(2)参加者:5名
(3)時間と場所:
・ 9時30分 sp2池(集合)
・10時40分 狭山湖堤防下
・12時10分 センター(報告)
(4)ゴミ収集
・マスク3枚・ビニール袋
(5)状況報告
・sp2池は水量が調節されていた
・濡れたデッキが滑りやすい
・家族連等散策者が多かった。
①sp2いきもの湿地(集合)
②クランクデッキ③ミヅヒキ
④園路に流れる水
⑤トトロの1号地⑥清照寺付近
⑦清照寺から狭山湖堰堤を望む
⑧ハグロトンボ
⑨キツネノカミソリ
⑩狭山湖堰堤下の生け垣トトロ
(6)自然情報
〔植物〕
・ヤブラン・アキノタムラソウ
・メヤブマオ・イノコズチ・ミズヒキ
・ヒヨドリバナ・ヘクソカズラ・ヤブカンゾウ
・ユリノキ(実)・オニユリ・カラスビシャク
〔昆虫〕
・スジグロシロチョウ・クロヒカゲチョウ
・オオチャバネセセリ・ハグロトンボ
・ヒメウラナミジャノメ・アオスジアゲハ
(7)ふりかえり
・梅雨明けが遅く、毎日雨が続いている中で
の巡回でした。
・園路は川のように水が流れていました。

以上
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9月の行事お知らせです。
※状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

2020年7月11日(土) 狭山丘陵自然観察会「コウモリとセミの羽化観察会」

イベント報告

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(報告)〔狭山丘陵自然観察会〕コウモリとセミの羽化観察会
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標記について下記のとおり報告します。


〔観察会の概要〕
講師に大沢夕志さん、大沢啓子さんをお迎えし、講義室でコウモリについてのお話をしていただいた後ドレミの丘まで行き、コウモリを観察する。センタ―に戻りながらセミの羽化を観察する。

〔開催日〕
2020年7月11日(土)
18時~20時

〔参加者〕
・13名 = 男性(2)+女性(5)+小学生(4)+幼児(2)
・講師(2)
・センタースタッフ(2)

〔観察会の様子〕
(1)大沢夕志さんに講義室でクイズを交えコウモリについての話をしていただきました。
(2)幸い雨も降らず外に出るとまだあたりは明るくヒグラシとニイニイゼミの声が見送ってくれました。
(3)ドレミの丘へ行く途中に大きなシマヘビの抜け殻が!
(4)ドレミの丘は森の中よりもっと明るくコウモリのぬいぐるみを使ってさらに興味深いお話をしてくださいました。他にもコウモリを待つ間にいろいろなアイテム登場!
(5)日没30分前ころから飛び始めるアブラコウモリ。バットディテクターでコウモリの発している超音波を聞きました。
(6)「いた、いた!飛んでる!」小学校のプールは水飲み場でもあり、えさ場でもあります。
(7)参加者の方が羽化しようとしているニイニイゼミの幼虫を見つけてくれました。
(8)ニイニイゼミの幼虫は泥の塊を作って地上に出る日を待っています。

(9)泥が付いているのはニイニイゼミの抜け殻の特徴です。比較的低い位置に見つかります。

(10)講義室に戻りコウモリについてまとめのお話をしていただき質問コーナー。熱心な質問がたくさん出ていました。

〔参加者の声〕

・色々なアイテムが登場したり、プチ情報がまじえられていてずーっと楽しめた。
・バットディテクターの音が印象に残った。
・知らなかった事ばかりでした。子どもにも大人にも分かりやすいご説明で、とてもためになりました。

〔まとめ〕

・広報誌に間に合わずチラシやポスター、HPのみでのイベント告知にもかかわらず定員をはるかに超える申し込みにうれしい悲鳴を上げていましたが、新しい生活様式の中でのイベント開催なので多くの方にご参加いただけず申し訳ありませんでした。そんな中、当日8名のキャンセルが出たのは残念でした。

・昼間に少し雷雨があり心配していましたが雨も降らずじっくりコウモリを待つことができました。

・セミの羽化は残念ながら見ることができませんでしたが、羽化しようと擬木にいた幼虫は観ることができました。見つけてくれた参加者の方ありがとうございました。

・ご参加くださった皆様にはご不便をおかけした場面が多々あったと思いますがご協力ありがとうございました。

 

以 上
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いきふれ通信できましたvol,51(2020年夏号)

IKIFURE NEWS, TOP

狭山丘陵の情報発信基地であるいきものふれあいの里センターでは、年に4回程度『いきふれ通信』を発行しています。今号は、コロナ対策のため、イベントの大幅変更を行ったため、行事のお知らせに特化させて頂きました。どうぞよろしくお願いいたします。

2020年度第1回 いきふれ会全体会議(6月28日)

いきふれの会

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〔報告〕2020年度 第1回全体会議の結果について
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新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言と、
県境を越えた移動の解除を受けて、標記会議
を開催しました。
結果を下記のとおり報告します。

(1)会議名:2020年度 第1回いきふれ全体会議
(2)日 時:2020年6月28日(日)13時10分~15時頃
(3)場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター 講義室
(4)出席者:10名=1名(センター)+9名(いきふれ会)
(5)会議結果:
①2020年度のいきふれ会登録メンバー確認
・登録メンバー21名
・副会長2名
②センターのコロナ対策について:略
③2019年度の活動実績確認:略
④2020年度の年間計画:略
⑤当面2か月のスケジュール調整
・7月11日(土)18時30分~20時30分
コウモリとセミの羽化の観察会。
・9月12日(土)AM いきふれ全体会議②
・9月13日(日)AM ボランテイア募集説明会
⑥意見交換
・梅雨時期のスポット地巡回は、晴れの見通しが明確
になった時点で予定を組んで、センターに事前連絡
を入れる形での対応で良い。
以上
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(1)会議の開催時:コの字型レイアウトを見直し、席の離隔を確保しました。

(2)席を離して座る対策
(3)座席の表示
(4)会議終了後

8月の行事お知らせです。
※状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

ヒメヤブラン、小さくも逞しく(所沢市HP「ふれあいの里だより令和2年月7月号」より)

TOP, いきふれ自然情報

木々は緑を濃くし、木の花が少なくなってきた中で、リョウブの白い花穂が目にさわやかです。

7月は七夕もあることから星空が気になるところですが、まだ梅雨のさなか、星を見ることもなかなかできません。そんな時期、足元に見られる小さな星のような花はヒメヤブランです。

ヒメヤブランはクサスギカズラ科ヤブラン属の常緑性多年草で、北海道西南部から沖縄の日当たりの良い草地や林縁に生えます。ヤブランの仲間で小さく可愛いことから名前が付いたとされ、ヤブランとヒメヤブランの間にコヤブランがあります。葉の幅でいうとヤブランから順に8から12ミリメートル、4から7ミリメートル、2から3ミリメートルとなっています。

花が咲いていないとジャノヒゲそっくりですが、ジャノヒゲの仲間が下を向いて花を咲かせるのに対してヒメヤブランは上向きに咲くのですぐにわかります。匍匐茎をのばして増えるのはコヤブランやジャノヒゲと同じながら、ジャノヒゲは花序が短いので花が葉に埋もれて目立たないのに対し、ヒメヤブランは葉の中に花が埋もれてしまうということはありません。群生しても密にならずに葉の間から花が顔を出しています。

ランの仲間ではないのに名前にランが付き、かつてはユリ科でしたがDNAの研究が進みキジカクシ科になり、最新の分類でまた変わりました。同属のヤブランよりは近縁種のジャノヒゲ属に見た目は似ていてとなんだかややこしい植物です。

身近な植物とはいえヤブランやジャノヒゲほど多くはなく見過ごされがちです。花数も少なめでまばらにつきます。それでも花茎をすっと伸ばしながら直径1センチメートルほどの淡紫色の花を上へ上へと咲かせていく姿は凛々しくもあり、足元に広がる小さな星々の川に気づくと美しさと可憐さにハッとさせられます。

6個のおしべは中央に寄り添い1個のめしべは自家受粉を避けるように上へ反り返ります。やがて丸い種子が露出したものを付け、緑色から黒色へと熟します。瑠璃色に熟すジャノヒゲとはこの点でも区別できます。

本物の星は、夕方一番星として輝くのは木星、次いで土星が輝き始めます。この時期一晩中この二つはみられます。七夕の主役の星たちは来月の伝統的七夕の頃の方がお天気もさることながら見やすい高さになります。金星は明けの明星として輝いているものの、7月の日の出の時間は4時半前後なので随分早起きする必要があります。

オニドコロやヤマノイモが雄株雌株それぞれ違った小さな花を咲かせ、ヤマユリは芳香をあたりに漂わせながら存在感たっぷりに咲いています。同じく人も虫もその香りで惹きつけながらクサギが咲いています。

梅雨明けを知らせるかのようにヒグラシ、ニイニイゼミが鳴き始め、アゲハチョウ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノメなど、チョウは数多く、虫たちは最も盛んに活動する時季になりました。若鳥たちが元気に飛び交い、まだ子育て中の親鳥たちもしきりに虫を捕っています。

木々は虫たちに抵抗する森の香りを多く発散するようになってきました。春には敬遠されがちだったスギやヒノキは特に多く発散させます。癒し効果のある空気を胸いっぱいに吸い込んで深呼吸。

息を吐き視線を足元にやると、6月から初秋のころまで咲いているヒメヤブランの花が見上げているかもしれません。

ヒメヤブラン

 

   ヤマユリ

   ヒメウラナミジャノメ

 

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています