〔報告〕2022年11月20日(水)いきふれ全体会議④とつるとり

いきふれの会, 巡回活動

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〔報告書〕第4回いきふれ全体会議とつるとり作業
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■標記について下記のとおり報告します。


1.会議名 :第4回いきふれ全体会議(於センター講義室)
2.開催日時:11月20日(日)10時~12時頃。
3.出席者 :13名=センター(2)+いきふれ会(11名)
4.会議結果:
①自然情報の紹介
・タヌキの交通事故情報など紹介
②活動のふりかえり
・ひよこ探検隊・惑星の観察会の様子など紹介
③イベント・巡回のスケジュール調整(R51月まで)
④いきふれ勉強会:狭山丘陵で見る野鳥12
・ジョウビタキやエナガを紹介しました。
5.臨時作業会:別途ブログに登録予定。
・作業内容:イベントリース作り用のつる(クズ)集め
・作業場所:西広場の柵内
・参加者 :12名=センター(2)+いきふれ会(10)
・作業時間:11時から45分程度

6.会議と作業の様子(画像紹介)
(1)会議開始時の状況
(2)勉強会で代表的野鳥12、ジョウビタキ・エナガ等の特徴・さえずりを紹介
↓ジョウビタキ(♂)
(3)エナガ…動きか早くて写真が撮れない。
(4)くずのつるとりの作業場所と注意事項を確認・周知。
(5)作業場所へ行く途中、西尾根で一枚。
(6)作業場所は事前に何度か大バサミでススキを刈り取って、作業しやすい環境に整えました。
(7)巻き取ったつるを籠に集めます。
(8)根から出たクズのつるが地表を這うように直線で伸びて、立ち木に絡んでいるのが面白い。
(9)つるが一杯とれました。ご苦労さまでした。
以 上

〔報告〕2022ボランテイア募集説明会(9/10)、養成講座①②(10/8、11/12)

いきふれの会, 巡回活動

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〔報告〕2022ボランテイア募集説明会・養成講座①、②
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標記の3件の活動について報告します。

【1】ボランテイア募集説明会(9月10日)
(1)講義室でいきふれボランテイアの活動内容等を紹介
(2)センター西尾根でコナラの萌芽更新について紹介
(3)荒幡富士の登山口で、その由来を解説
(4)荒幡富士の山頂で記念撮影(マスクで顔がわかりません。)
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【2】養成講座①(10月8日)スポット3,スポット1(狭山湖)、スポット2の踏破
(1)早稲田大学の正門近くにあるスポット3入口の大型案内板・周辺地図で位置確認
(2)スポット3湿地の入口付近
(3)湿地の水生植物を観察しました。
(4)スポット3出口、狭山湖周囲道路側に出ました。
(5)狭山湖堰堤左岸を前に休憩。付近にオオタカのトイレや、狭山湖ふれあい橋が見えます。
(6)狭山湖左岸四阿に到着し昼食をとりました。水鳥の撮影をしていました。
(7)トトロの1号地で記念撮影
(8)スポット2の森でカンアオイの観察。
(9)スポット2、いきもの湿地でも水生植物を観察しました。
(10)西武球場前駅に到着。本日の活動のふりかえりを行い解散しました。
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【3】養成講座②(11/12)スポット5(将軍塚)~スポット4(鳩峰八幡神社)~センター
(1)スポット5入口は将軍塚バス停のすぐ近くです。
(2)久米川の古戦場跡で、新田義貞の鎌倉攻めについて語りました。この付近では、
小手指ケ原・久米川原・分倍河原と三か所で激戦があったのです。
(3)八国山の将軍塚にある「元弘の碑のレプリカ」を見ています。
(4)八国山の尾根道で「ナラガレの様子」を確認しました。
(5)東京都側の「たいよう広場」でトイレ休憩をしました。
(6)松が丘交差点近くのメタセコイヤの並木の紅葉
(7)鳩峰八幡神社の参道
(8)久米の水天宮に奉納された額絵を見ています。
(9)鎌倉の稲村ケ崎で、新田義貞が海に刀を投げ入れている絵です。胸の紋章は新田氏の
「一両引き」です。左の武将は弟の脇屋義助です。
(10)センター講義室に到着しました。
最後にセンターボランテイアへの活動参加について、意思確認を行いました。
その結果、7名の方がセンターボランテイア「いきふれ会員」として活動して頂ける
ことになりました。養成講座に参加して頂き、ありがとうございました。
以上

 

 

 

2022年10月29日(土)初めての自然観察会『月と惑星をみよう』

イベント報告

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2022年10月29日(土)初めての自然観察会『月と惑星をみよう』の行事報告
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標記について、下記のとおり報告します。

1.行事名:初めての自然観察会『月と惑星をみよう』
2.日 時:2022年10月29日(土)17時~19時
3.場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター講義室・ドレミの丘公園
4.参加者:親子7組 計18人(当日キャンセル1組)
5.アンケート抜粋
(1)木星のしまもようを、はじめて見れて楽しかった。
(2)もっといろいろな星も見たい!
(3)月が大きくみれてたのしかった。
(4)くももきょうみもててたのしかった。
(5)雲の間に木星と土星が観られて良かったです。
(6)立派なきかいに、詳しい説明で、自分だけではできない体験ができた。
(7)室内は良かったです。外でも、もっと解説があっても良かったように感じました。

6.行事の様子(画像)

(1)日が暮れる前にドレミの丘公園の現地確認。講師の正田先生は望遠鏡を設置、みなさんのお越しを待ってくださっていました。

(2)街の明かりも輝くころ。空には雲が増えてきました。あれは飛行機あれは人工衛星だ!灯りの違いも分かるようになってきたみたいです。星以外にも楽しみがありました。

(3)ひときわ明るく輝く木星が雲の切れ間から顔を出すたびに「見えた、見えた!」夏の大三角も確認できました。

(4)細い月も雲の切れ間から顔を出してくれました。双眼鏡でも月は観る事ができました。フィールドスコープでも観て望遠鏡との見え方の違いも実感していただけたようです。

(5)雲が増えてきて心配しましたが、目的の月、木星、土星、夏の大三角はみんな観る事ができました。時々寝転んで星座などを探したりもして楽しんでいただけたようです。

(6)センターに戻り月のお話、皆既月食がもうすぐ見られることなどのお話もしていただきました。

(7)今日観てきた木星、木星の衛星のお話。さらには宇宙の話も!

(8)講師の正田先生のお話を皆さん熱心に聞いていらっしゃいました。

日が沈むと冷えてきますがまだそれほどでもなく星空観察には良い時期でした。雲が多かったのは残念ですが、目的のものはすべて観られたのと、室内でのお話も楽しんでいただけたみたいで良かったです。多くの方にお申込みいただきましたが全員の方に参加していただくことはできずに申し訳ありませんでした。

以上

12月の行事お知らせです。
※コロナの感染拡大の状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

木の実を求め、ヒレンジャク~ふれあいの里だより令和4年11月号~

いきふれ自然情報

今年もいよいよ初冬を迎えます。11月7日は立冬で、翌日の8日は満月で皆既月食です。日没の時間も早くなり、すぐに暗くなるので星空を楽しむ時間が長くなります。月は11日には火星と、29日には土星と接近します。おうし座流星群やしし座流星群もみられます。

暦の上では冬でも秋はまだ楽しめます。色付いた木の実が目をひきますが、植物としては野鳥に食べてもらって種を運んでもらうのが本来の目的です。冬越しにやってくる野鳥たちの姿が増え、木の実をついばむ野鳥たちの姿を目にする機会も多いことでしょう。

群れで木の実をついばむことでよく知られるのはキレンジャクとヒレンジャクです。冬鳥として日本に飛来し、全国で記録されているものの、渡来数は年によって大きく変動します。ヒレンジャクは西日本に多いと言われますが、キレンジャクとヒレンジャクは混群で移動していることがよくあります。

レンジャクは山地、平地の林、人里などに加え市街地にも出現します。果実や草の実を主食とする冬場はこれらがあるところならやってくる可能性があります。庭の餌台にやってくることもあります。

ヤドリギはレンジャクの好物でもありヤドリギが多くついた大木や大木のある林は出会える可能性が高い場所です。ヤドリギの実を食べた後の糞は粘り気が強くしばらく飛び立てないことも。

荒幡富士の周りにはピラカンサが植えられていてこれも好物です。ピラカンサは総称で赤い実を付けているトキワサンザシと橙色の実を付けているタチバナモドキが混植されています。尾の先が黄色いキレンジャクと尾の先が赤いヒレンジャクが混群を作っている姿と重なります。

キレンジャクは北欧からシベリア、北米まで広く分布するのに対し、ヒレンジャクは極東特産です。

英名のJapanese Waxwingは翼の羽の先端にしずくのようなロウ状の物質が付いていることによります。シーボルトによって日本から初めて報告されたことから学名もBambycilla japonicaと日本をあらわすものになっています。

レンジャクは漢字では連雀で、連には連なる、群れるといった意味が、雀は小さな鳥という意味があるとされます。それに黄、緋と色が頭についています。ヒレンジャクは全長17センチメートルでスズメよりは少し大きくキレンジャクよりは少し小さいです。

木の高いところで群れていることが多く水を飲むとき以外はほとんど地上に降りません。でも地上にあるジャノヒゲなどの実を食べることもあります。11月ごろから4月ころまで木の実を求めて群れで移動していきます。

中世から近世にかけて木製の背負道具に商品を入れ商いをして歩いた行商人を連雀や連尺と呼ぶようになり、その商人たちが集住する場所は連雀町と呼ばれ、今も地名として残っているところがあります。これは左右の翼にそれぞれ1本ずつ長い羽があり、それがたれ下がっているレンジャクに背負道具が似ているところがあったのでそれを連雀と呼ぶようになり、商人自体もそう呼ぶようになったということですが、商品を売り歩き各地を巡る姿が木の実を求めて各地を巡るレンジャクを思わせたとも考えられます。また、『連雀』は秋の季語にもなっていて古くから親しまれていたことがうかがえます。

全く渡ってこない年もありますがこれから熟してくるヒサカキやキヅタの実を食べに来てくれないかと楽しみです。

チョウの姿はほとんど見ることがなくなりましたが、小春日和の日には成虫越冬をするルリタテハやアカタテハ、キタキチョウなどが見られます。コウヤボウキやヤツデには思いのほか多くのアブの仲間なども吸蜜に訪れています。足元にはすでに落ち葉が見られます。色づき始めた木々も見られるようになってきた11月です。

ヒレンジャク

タチバナモドキとトキワサンザシ

    ヤツデ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています