期間延長 ミニカブトムシ展開催中! 9/18まで

センターからのお知らせ

ミニカブトムシ展 開催中‼

9月の行事お知らせです。
※コロナの感染拡大の状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

2023年6月17日(土)狭山丘陵自然観察会『シダ観察入門』

イベント報告

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2023年6月17日(土)狭山丘陵自然観察会『シダ観察入門』の行事報告
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標記について、下記のとおり報告します。

1.行事名:狭山丘陵自然観察会『シダ観察入門』
2.日 時:2023年6月17日(土)9時30分~12時20分
3.場 所:センター講義室およびセンターエリア
4.参加者:24人
5.アンケート抜粋
(1)シダ初心者にはとても分かりやすく説明していただきました。
(2)座学の後の野外で配分が良い。
(3)シダを敬遠していたが、少し興味を持てるようになった。
(4)センターエリアに沢山の種類のシダがあり、とてもよく観察できた。
(5)講師から離れると説明が聞こえないことがあったのが残念でした。
(6)疲れる前に終了してホットしています。
(7)楽しかったです。近くにこんなに良い所があるのに知らなかったです。

6.行事の様子(画像)

(1)講師に長谷川奈美さんをお迎えし、まずは講義室でシダについてのお話からスタートです。

(2)シダってどんなものか、今日観られそうなものは?など興味深いお話を聞いた後は外でシダ観察の開始です。まずは玄関前のシダからです。

(3)センターの建物の周りだけでも数種のシダがあります。

(4)茶畑の横にも数種のシダ。1列で観察をした人から前へと移動します。

(5)センターエリアの比較的まとまった場所でシダが観察できます。中にはピンポイントでしかみられないものもあります。ホソバナライシダもその一つ。大切に保護しています。

(6)このトウゴクシダも1株しかありません。

(7)珍しいシダではなくてもセンターエリアには1か所あるいは1株しか確認できていないシダがこの辺りは続きます。見た方から次のシダへと移動していただきます。

(8)人が入りにくいところにしか確認できていなかったリョウメンシダが数年前から見やすいところに出てきました。

(9)東の広場ではシダの変わり者や3種のハナワラビを次々と見て回ることができました。

(10)これも1株しか確認できていないイノデ。今年はとりわけ立派です。

(11)荒幡富士も貴重なシダ観察ポイントです。一つひとつ見ながら登っていきます。

(12)最後にセンターの脇でミサキカグマを見ていただき、講義室に戻り観察したもののまとめや質問にお答えする時間を取らせていただきました。

(13)少し時間が伸びてしまったので、ひとまず解散し、時間の許す方にはそれぞれ顕微鏡でシダを区別するポイントになるソーラスを観ていただきました。ほとんどの方が熱心に観察されていたのが印象的でした。

狭い場所での観察も多く、定員もあまり多くできない中、たくさんの申し込みをいただきありがとうございました。参加していただけなかった方には申し訳ありませんでした。

この時期雨の中での観察になることも多いのですが、かつてないような青空の下でシダを見ることができました。幸い乾きすぎずシダも元気で何よりでした。

以上

2023年5月21日(日)ひよこ探検隊『はらっぱで遊ぼう!』

イベント報告

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2023年5月21日(日)ひよこ探検隊『はらっぱで遊ぼう!』の行事報告
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標記について、下記のとおり報告します。

1.行事名:ひよこ探検隊『はらっぱで遊ぼう!』
2.日 時:2023年5月21日(日)9時30分~11時40分
3.場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター~ドレミの丘公園
4.参加者:2組 5人
5.アンケート抜粋
(1)楽しく学べた。
(2)虫が多い秋に参加してみたい。
(3)子どもの体力的にも丁度良い。
(4)ほかの虫や花を見たい。

6.行事の様子(画像)

(1)5月にしては高温になる予報だったので、室内で簡単なゲームをしてからみんなに自己紹介をしてもらいました。キャンセルが出たこともあり二組の参加。すぐに打ち解けてもらえたようです。

(2)いよいよ外へ探検に!早速小さな虫を見つけてくれました。

(3)こんな小さなガもいましたよ。みんな見つけられたかな?

(4)スタッフが網で捕まえるよりもみんな素手で上手に小さなバッタを捕まえていました。

(5)荒幡富士の広場で虫探しをした後は道中に隠した偽物はっぱを探しながらドレミの丘へ向かいました。花盛りのガマズミには虫がいっぱい!

(6)ドレミの丘へついてブルーシートを敷いて基地づくり。水分補給をして少し寝転んで空を見上げながら耳を澄ませてみました。一息ついた後は葉っぱじゃんけんです。大きさや形の違う葉っぱを集めて「葉っぱじゃんけんじゃんけんぽん!」

(7)次はいよいよはらっぱで虫探し。一人ひとり小さなケースを持って捕まえたら大きな虫ケースに移してくださいね。どんな虫が見つかるかな?

(8)どっちに行けば虫がいる?この時期はバッタの仲間もまだ小さいので草に隠れて見つかりにくいかもしれません。

(9)スズメバチには注意が必要ですが、せっせと蜜を集めているかわいいハチもいました。でも捕まえるのはやめたほうがよさそうです。

(10)大人も子どももそれぞれ沢山虫を捕まえてくれました。思ったよりもいるもんですね。

(11)小さなケースから移した虫たち。「これはお母さんが見つけたやつだ。」「どれどれ?」と興味津々です。

(12)基地にしていたブルーシートを片付けて偽物はっぱを確認しながらセンターへ戻ります。スタッフが曳いていたリヤカーのほうが気になったようで楽しそうに曳いて帰ってくれました。

講義室に戻り今日見つけたものや楽しかったことなどを子どもたちには絵で描いていただきました。

キャンセルも出たので参加者数は少なかったのですが、広いはらっぱでのびのびと自然にふれあえていただけたようです。

心配した暑さも曇りがちで活動しやすいお天気でした。今度は大きくなったバッタたちを探しましょう。

以上

2023年06月25日(日)〔いきふれ巡回報告sp2〕

いきふれの会, 巡回活動

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2023年06月25日(日)いきふれ巡回sp2
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標記について、3名でスポット2の巡回をしたので、
下記のとおり報告します。


1.巡回時間
・10:00 巡回出発
・10:54 尾根道出る
・12:50 センター着
…〔ゴミ収集量 500ℊ〕

2.巡回時の状況報告
(1)池の裏の小山、卓テーブルのベンチ付近にたばこの吸い殻が、
たくさん落ちていた。
(2)クランクデッキの湿地周辺に「ツリフネソウ」が増えて、秋が楽しみです。

3.自然情報
〔木本・花〕・リョウブ・カラタチバナ・ヤブコウジ・マンリョウ・コムラサキ
・エゴノキ(実)・オニグルミ(実)・ウワミズザクラ(実)
〔草本・花〕・ヒヨドリジョウゴ・ミズヒキ・キツネノボタン・ドクダミ・ヤブミョウガ
アメリカイヌホウズキ・ジャノヒゲ・イノコズチ・アブラガラシ
〔菌 類〕 ドクベニタケ・キタマゴタケ
〔昆 虫〕・コミスジ・オオチャバネセセリ・・フクラスズメ(幼虫)

4.画像報告
(1)sp2池背後の広場にある卓ベンチ(巡回スタート)
(2)この卓ベンチ周辺に、たばこの吸い殻が多く落ちている。
(3)sp2池と東屋
(4)キツネノボタン
(5)フクラスズメ…目立つ配色の大型イモムシ。コアカソ、カラムシ、イラクサなどに生息。
(6)エゴノキ(実)
(7)カンアオイ
(8)堀口天満神社付近から見る遠景。…雑木林・茶畑・雲のながれ。
(9)オニグルミ
(10)ドクベニタケ
かっこ(11)キタマゴタケ…傘に条線がある。
(12)ウワズミザクラ(実)
…この後センターに到着しました。(巡回終了、報告)
以 上

 

 

2023年06月21日(水)〔いきふれ巡回報告sp3〕

いきふれの会, 巡回活動

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2023年6月21日 スポット3巡回報告
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標記巡回を4名で実施したので、下記のとおり報告します。

1.巡回の時間記録
10:18 巡回開始(早大正門側より)
11:10 sp3湿地
11:30 和幸の森
11:55 sp3出(狭山湖周囲道路側)
12:42 オオタカのトイレ
12:55 狭山湖左岸四阿着
2.ゴミ収集量:1.5kg
3.巡回時の状況
(1)倒木あり
・早大正門側入り口から約200m地点
・樹種はエノキ(直径約25cm)
(2)階段のステップの腐食が進行している。

*(注)当日センターに倒木について通報がありましたので、
翌日センター職員が現地で倒木の玉切りを行い、
園路の通行を確保しました。

3.自然情報
〔草本〕ハエドクソウ・ミツバ・ジャノヒゲ・ミズヒキ・ツユクサ・ヒルガオ
・オカトラノオ・ネジバナ・ヒメジヨオン・オニドコロ・フタリシズカ・ホウチャクソウ
・ノブキ・タケニグサ・オニスゲ・ミヤスシラスゲ・ミゾソバ・ドクダミ・キッコウハグマ
・キツネノボタン・ヌスビトハギ
〔木本〕コブシの実・アカシデ・エゴノキ・サネカズラ・アカメガシワ
〔シダ〕・ノキシンブ
〔菌類〕ホコリタケ・
〔昆虫・クモ〕テングチョウ・ホタルが・ウズグモ・ザトウムシ・イチモンジチョウ
シオカラトンボ・コクワガタ・オオシラホシアツバガ・
〔爬虫類〕ニホンカナヘビ
〔野鳥〕ガビチョウ・キビタキ・アオゲラ・シジュウカラ・ウグイス

4.活動のふりかえり・印象に残った事
(1)リョウブの花がたくさん咲いていて香りが良かった。
また、アカメガシワの香りも良い。
(2)下草が伸びて歩きにくい所があった。

5.巡回画像

(1)スポット3の森の入口(早大正門側)
(2)カタハリウズグモの巣
(3)園路通行の支障となる倒木を発見
(4)倒木の様子…倒木の幹が長い。
(5)解説板…板面が更新されている。
(6)クサグモの巣に入るホタルガ

(7)階段のステップが劣化している。
(8)湿原観察デッキ…7月8日にはホタルの観察会が予定されている。
(9)シマクワガタ(♂)
(10)巡回メンバー…撮影者を入れると4名
(11)sp3出口…狭山湖周囲道路側。
…解散地点のオオタカのトイレ、狭山湖左岸四阿付近を目指す。
(12)リョウブの白い花
(13)南方系をイメージさせる不思議な色、ねむの木の花。

〔★…以降はセンター職員による、翌日の倒木対応です。〕
(14)倒木の樹名を確認
(15)倒木を玉切りにして、園路の通行を確保しました。
以 上

 

 

2022年10月9日(日)ひよこ探検隊『はらっぱで遊ぼう!』

イベント報告

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2022年10月9日(日)ひよこ探検隊『はらっぱで遊ぼう!』の行事報告
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標記について、下記のとおり報告します。

1.行事名:ひよこ探検隊『はらっぱで遊ぼう!』
2.日 時:2022年10月9日(日)9時30分~11時30分
3.場 所:センターエリア・ドレミの丘公園
4.参加者:親子3組 計6人
5.アンケート抜粋
(1)虫や自然と触れ合え、知識が増えた。
(2)疲れすぎることなく、最後まで楽しめました。
(3)親子ともに楽しめました。

6.行事の様子(画像)

(1)センター講義室でスタッフ紹介や今日の流れなどをお話して出発。

(2)まずは荒幡富士横の広場でウォーミングアップ。じゃんけん列車をして少し体を動かしてからみんなのお名前を教えてもらいました。

(3)にせもの葉っぱを探しながらドレミの丘へ到着。森の妖精も出迎えてくれていました。ブルーシートで基地を作って少し休憩後、葉っぱを5種類探しました。

(4)集めた葉っぱでじゃんけんです。「細長い葉っぱが勝ち~」「小さいほうが勝ち」負けたら相手に葉っぱを渡します。おんなじ葉っぱで引き分けもあった?

(5)今度は1人ずつケースを持って虫探しです。みんなが歩くと草の中から虫たちが飛び出します。

(6)薄日が差すとウラナミシジミが翅を広げて日向ぼっこ。みんなには見つからなかったようです。

(7)みんながつかまえた虫をケースに移動。どんな虫がいたかな?

(8)バッタ、コオロギ、チョウ。いろんな虫がつかまえられました。

(9)よく観た後はみんなではらっぱに戻しました。

(10)今度はみんなで一斉に歩いてバッタ追い込み漁です。エンマコオロギがたくさんブルーシートに追い込まれてぴょんぴょん。つられてみんなもぴょんぴょん飛び跳ねていました。

(11)基地を片付けてセンターに戻ります。来るときに探したにせもの葉っぱは何枚あったか確認しながら歩きます。みんなリヤカーを押したりして手伝ってくれました。

(12)みんなとっても良い子だったと森の妖精も見てくれていたようです。

心配されたお天気も時々薄日が差し、動き回るのにはちょうど良いお天気になりました。久しぶりの開催となったひよこ探検隊ですが、みんなの笑顔に出会えてうれしく思いました。少ない人数で進行が早く予定外のバッタ追い込み漁や、アンコール虫さがしもする事ができました。みんなの虫取り技術と虫の持ち方の上達ぶりには驚きました。親子共同作戦も見られた楽しい半日でした。ご参加くださったみなさんありがとうございました。

以上

8月の行事お知らせです。
※コロナの感染拡大の状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

タケニグサ夏の荒れ地で~ふれあいの里だより令和5年7月号~

いきふれ自然情報

しとしと降る梅雨の雨…とは様子が違う今年、7月は梅雨末期の大雨にも注意が必要です。春から咲き急ぐかのようにいろんな花が咲いていきました。以前は7月上旬ころ咲いていたリョウブもほぼ咲き終わり、いよいよ花の少ない時期となります。深緑の中、目を引くのはタケニグサです。

タケニグサは本州から九州の日当たりのよい山野の荒れ地や都市の荒れ地などにもみられる多年草で、中国や台湾にも分布します。

高さは1メートルから2メートルにもなり、その風貌はどこか外国から来たのではないかと思われるほどで、別名のチャンパギク(占城菊)は、ベトナム中部の占城に由来し、そこから来た植物と思われてついたようです。葉の形が菊に似ていることからキクとつきましたがキク科ではなくケシ科の植物です。

崩れそうなところや、人の手が入ってほかの植物が生えていないようなところに一早く生えてくるパイオニア植物で、その逞しさも相まってか夏の季語にはなっているものの、古歌の中には歌われていないばかりか邪魔者扱いされてきたようです。とは言え、欧米では園芸植物として栽培され、英名はPlume poppyで羽毛ケシ。花を羽毛に例えたのですね。

花期は6月から8月で、白い小さな花を多数、下から上へと咲かせます。花弁はなく、白いがく片は開花と同時に落ち、糸のようなおしべがたくさん広がります。良く見ると、とても繊細で美しいものです。遠目には上部の白い蕾、白いふわふわとした花、赤茶色い実と段々に見える時期が長くあります。

実は日に透かすと中の種が透けて見えてきれいです。初秋には小魚が沢山ぶら下がったような姿になり風に吹かれて人がささやくような音をたてます。このことからササヤキグサの別名も付きました。

茎の中が空洞で竹に似ているから竹似草とついたと言われ、竹と煮ると竹が柔らかくなるから竹煮草とついたとも言われますが、これは事実とは反します。

花言葉は『素直』、『隠れた悪』。竹のようにすっくと伸びた姿から素直が連想され、見た目にはわかりませんが有毒植物であるところから隠れた悪といったところでしょうか。

葉や茎を傷つけると黄色の乳液が出てきて、これには有毒のアルカロイド物質が含まれています。触れるとかぶれる恐れもあり口にすると量によっては命にかかわる危険性もあります。毒と薬は表裏一体。古来皮膚病やたむしの治療に民間療法として使われてきました。この乳液は虫にとっても毒で、虫よけや殺虫剤にも使われてきました。

異国情緒もあり堂々とした姿は屏風絵や襖絵としてよく描かれています。裏面に縮毛が密生している葉は風に翻ると白く涼しげです。上手に付き合えばとても心強い存在のタケニグサです。

夏本番、目にするチョウの数も増えますが様々な虫たちに出会える季節です。エゴノキの実にはユニークな姿のエゴヒゲナガゾウムシ。シオカラトンボ、コオニヤンマやミヤマアカネはさっそうと飛んでいます。ヤマユリはたくさんのチョウや虫を誘います。聞こえてくるのはニイニイゼミの声。ミンミンゼミやアブラゼミの声が加わるようになると暑さはいよいよ本格的になってきます。木から木へ虫を捕りながら野鳥たちは飛び交います。

七夕の星空は期待できないかもしれませんが宵の明星金星が10日は最大光度となります。下旬には見えなくなり8月下旬からは明けの明星として輝きます。梅雨明けが気になる7月、二十四節気は7日に『小暑』、23日に『大暑』となります。

タケニグサ

 エゴヒゲナガゾウムシ

    ミヤマアカネ

 

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています