9月の行事案内です。
【沢山のご応募ありがとうございました。】

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7月29日 園路情報について

センターからのお知らせ

2019年7月21日(日)ひよこ探検隊《夏の森で遊ぼう!》

イベント報告

 

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2019年7月21日(日) 10時~13時30分
ひよこ探検隊《夏の森で遊ぼう!》     ———————————————————–
1.行事概要:
(1)森で遊ぶときの注意を聞く。
(2)にせもの葉っぱを探しながら西広場へ行く。
(3)セミの抜け殻探し・虫探しをする。                           (4)虫のおうちを作る。                                (5)虫を観察する。

2.参加者:16名

3.行事の様子

(1)室内で森で遊ぶときの注意を聞いた後、にせものはっぱ探しながら西広場へ移動。みんな何枚見つけられたかな?

(2)東屋の横にみんなでブルシートを敷いて基地づくりです。休憩したいときはここで。曇りで蒸し暑いお天気、水分補給はこまめにしようね!

(3)梅雨明け前で本格的な夏はまだですが、「チィーーー」とニイニイゼミの声がしています。抜け殻を探してみようか。

(4)はじめましての人も前に会ったことのある人もみんなで簡単な手遊び。想像力も働かせて楽しみました。

(5)みんなが遊んでいる間、東屋にはクロヒカゲが遊びに来ていました。

(6)ほかに虫はいるかな?ダンゴムシ、ミノムシ、ニッポンマイマイ…みんな色んな虫を見つけてくれました。

(7)森には『罠(わな)』もしかけておきました。罠の昆虫酒場にはたくさんの虫たちが!地中に仕掛けたものの中には森の掃除屋さんのセンチコガネがたくさん入っていました。

(8)センターに戻って来て光に集まる虫たちも観察しました。いろんなガがあっちにもこっちにも!「なんか変な虫もいるよ!」虫の好きなお友達ばっかりで興味は尽きません。

(9)午後は室内で工作です。今日はペットボトルで虫のおうちを作りました。親子で協同作業、相談しながら作っていきました。

(10)みんなどんなの作ったかな?中に落ち葉を入れ1匹ずつ虫を入れて観察しました。

 最後に紙芝居を観て今日観察したものなどを振り返りました。これから夏本番。もっと虫たちが増えるのでまた遊びに来てくださいね!

4.参加者の声
・ひろうのがたのしかった。
・かぶとむしたのしかった。
・虫探しと工作といくつかのこと(読み聞かせも)を体験できたのが良かったです。

※当日はJ:comさんの取材がありましたが、みんなカメラを意識することもなくのびのびと楽しんでくれてよかったです。梅雨明け前で蒸し暑かったけれど、元気に遊ぶことができました。罠にかかった虫たちは観察した後はみんなで「ばいばい~」と森に返しました。一部の虫は玄関前の『季節の虫』の中で飼育中です。今回も定員の倍以上の方に申し込みをいただき、参加していただけない方が多数出てしまい申し訳ありませんでした。

以 上
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2019年6月23日(日) 狭山丘陵自然観察会 シダ観察入門

イベント報告

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2019年06月23日(日)
〔シダ観察入門〕
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■件 名:狭山丘陵自然観察会 シダ観察入門
■日 時:2019年06月23日(日) 9時30分~12時05分
■場 所:埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センター
■参加者:24名(申込31名)
■観察会の様子:
・令和元年度最初の自然観察会。今回は講師に入間市博物館ALITから長谷川奈美さんをお迎えして開催しました。多数の申し込みをいただきキャンセル待ちをいただきましたが、キャンセルは出ず定員を少しオーバーでの開催となりました。それでも全員の方に参加していただくことはできずに申し訳ありませんでした。
・今回も熱心で、譲り合ってみたりと協力的なみなさんのおかげで大人数にもかかわらず楽しく事故もなく終了することができました。梅雨時とは言え曇りで過ごしやすい天候でじっくりと観察することができました。

(画像1)まずは講義室で講師の長谷川さんから「シダ観察入門」という事でお話をしていただきました。

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(画像2)センターエリアで一番多くみられるベニシダ。基本のシダのほかに変わり種のシダのお話などとても興味深いお話を分かりやすくしてくださいました。

(画像3)センターエリアはそう広くない範囲でシダが30種以上見られます。まずは建物の周りで観察開始。ここだけでもすでに盛沢山。メモを取る方写真を撮る方交代で観察しますが興味は尽きません。

(画像4)丸太階段の一角にシダの赤ちゃんが数種。実はここだけで細々と生き延びている種も!

(画像5)茶畑でよくみられるシダ。ちょっとした環境の違いで見られるシダが変わります。

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(画像6)見ごろのアジサイの中、年真に見ているのはもちろんシダ。センターエリアではここにしかないイノデです。イノシシの手みたいに見えますか?

(画像7)樹皮につくシダもあります。前日の雨で生き生きととても良い状態になっていました。

(画像8)先日草刈り作業があった荒幡富士ですがシダは残していただきました。とても見やすい位置に何種類も観察できました。この時期の姿では「何?」と思われるかもしれませんがこれはゼンマイです。

1時間半ほど外で観察をした後、講義室に戻りまとめのお話を講義室で長谷川さんにしていただきました。皆さんからの質問コーナーではいろいろ質問にも答えてくださいました。終了後には顕微鏡で胞子の姿を見て帰っていただきました。興味は尽きないですがまたの機会をお持ちしています。

講師の長谷川さんありがとうございました。ご参加いただいたみなさんの中にはお弁当を持ってこられて午後も散策している熱心な方がいらっしゃいました。皆様ありがとうございました。また参加していただけなかった皆様また来年も開催予定ですのでよろしくお願いします。

 

以 上
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【報告】2019年6月8日(日)第二回全体会議

いきふれの会

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〔会議報告〕2019年度 第2回全体会議の結果
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当方のミスで、ブログ登録時期が遅くなり申し訳ありませんでした。
標記について下記のとおり報告します。


【1】会議報告

(1)会議名:2019年度 第2回いきふれ全体会議
(2)日 時:2019年6月8日(土)13時30分~15時30分
(3)場 所:狭山丘陵いきものふれあいの里センター 講義室
(4)参加者:12=いきふれ会(10)+センター(2)
(5)議 題:
①連絡事項
②最近の活動のふりかえり
③当面2か月のスケジュール調整
・6/15(土)東村山菖蒲まつり(参加フリー)
・6/16(日)ゆで饅頭を作ろう(1~2名)
・6/18(火)巡回sp4・5(3名)
・7/6(土)ホタルの観察会スタッフ(3~4名)
・8月は夏休み
・9/15(日)PMいきふれ全体会議(案)
④作業会…菖蒲まつり(6/15)出張展示準備作業(~15:30迄)
・ドングリトトロの準備作業9人

【2】会議・作業風景

(1)会議風景①…開始前…背後に作業用ドングリを用意

(2)会議風景…開始直後

(3)会議風景

sp2池の水循環確保のため、中の島周辺の堆積土中に溝切りを実施(梅雨前)

(4)作業風景①…東村山菖蒲まつりの出展で、子供たちにあげるものです。

(5)作業風景…白抜きのどんぐりトトロがたくさんできました、


以 上

■追記:北山公園菖蒲まつりの出展日(6月15日)は大雨に

なったため、残念ですが出展を取りやめにしました。
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8月の行事案内です。
【沢山のご応募ありがとうございました。】

Event

2019年6月16日(日)里山体験講座《郷土食『ゆでまんじゅう』を作ろう!》

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2019年6月16日(日) 10時~14時30分
里山体験講座《郷土食『ゆでまんじゅう』を作ろう!》———————————————————–
1.行事概要:
(1)地元講師の金子トミさんからゆでまんじゅうについてのお話をしていただく。
(2)石臼体験をする。
(3)ゆでまんじゅうを作る(前半)                             (4)荒幡富士周辺ミニ観察に行く                              (5)ゆでまんじゅうを作る(後半)・試食

2.参加者:12名

3.行事の様子

(1)講師の金子さんにゆでまんじゅうとは?この辺りでの農業は?など昔の荒幡地域についてのお話を含めてお話していただきました。麦の穂も実際に見ていただきました。

(2)ゆでまんじゅうは麦を石うすで挽いた粉で作ります。石臼の仕組みは?

(3)交代で石うす体験をしました。粉にするのはなかなか大変です。今日は市販の粉(地元の粉)で作ります。

(4)少しずつ熱湯を加えながら最初は熱いので菜箸を使って合わせていきます。

(5)通常は寝かさなくてもよいのですが、こねた粉を寝かして荒幡富士の方へ散策に出かけて午前は終了。午後はいよいよお饅頭作りです。個数分に分けたあんこと生地をそれぞれ丸く整えます。あんこの包み方を金子さんに教えていただきます。

(6)生地を伸ばした上にあんこをポン!ゆでている間にあんこが飛び出る『腹切れ』にならないように注意して形を整えます。

(7)熱湯注意!しゃもじの上にのせてそおっとまんじゅうをお湯の中へ入れていきます。

(8)まんじゅうが踊りだしたらもう少しでゆであがりです。

(9)腹切れもほとんどなくおいしそうに茹で上がりました。

(10)金子さんにどんな時に食べたかなどのお話を聞いてみんなで「いただきます!」。

 出来立てのゆでまんじゅうはとてもおいしく、「3個食べた!」とニコニコの女の子もいました。  参加者が少なかった分、一人一人の作業が増え食べる分も増えたようです。

4.参加者の声
・今日はとっても楽しかったです。金子さんの「昔はね・・・。」というお話しが大好きです。
・とても楽しく、おいしく参加させてもらいました。ありがとうございました。
・センター掲示板で知りました。地粉がとってもおいしかったです。

※当日はJ:comさんの取材もありました。熱湯を使うこともありやけどの心配などがありましたが、けがや事故もなく和気あいあいと楽しいひと時を過ごすことができました。              子どもたちも大活躍で、昔の文化に興味を持ってくれたようでとてもうれしく思いました。     荒幡富士では7月1日の山開きを前に、地域の方たちが集まって草刈り作業をされていましたが、みんなで観察・散策に行ったときは後片づけをされているところで、山開きのお話などを少ししてくださいました。ご参加くださった皆さんありがとうございました。

以 上
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2019年4月13日(土) 狭山丘陵自然観察会 春色アルペンロード

イベント報告

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2019年04月13日(土)
〔春色アルペンロード〕
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■件 名:狭山丘陵自然観察会 春色アルペンロード
■日 時:2019年04月13日(土) 9時30分~14時30分
■場 所:西武球場前駅駅前集合~菩提樹池~アルペンロード~センターエリア
■参加者:22名
■観察会の様子:
・平成31年度最初で最後の自然観察会。今回は講師に柳澤かほるさんをお迎えして開催しました。多数の申し込みをいただき一時はキャンセル待ちになりましたが、当日キャンセルも出て定員を少しオーバーでの開催となりました。
・いつもながら参加者の皆さんはとても熱心で、楽しく事故もなく終了することができました。当日はお天気にも恵まれお目当てのものが完ぺきといっていいほど観察することができました。

 

(画像1)西武球場前駅を出てすぐの遊水池で芽吹きの木々の様子などを観察。ソメイヨシノの花もまだ残っていました。

(画像2)菩提樹池(ほだいぎいけ)も美しい芽吹きの姿を映し出していました。

※途中植物を主に観察しながら菩提樹池まで歩きましたが、見るものが多くなかなか前に進めませんでした。

(画像3)チョウも見たかったもの以上に次々現れてくれてケースに入れじっくり観察することができました。アカタテハもおとなしく観察させてくれました。みんな観察終了後は元気に飛んでいきました。

(画像4)菩提樹の田んぼの周りもたくさんの生きものたち!植物はもちろん田んぼの中にはオタマジャクシもいました。

(画像5)アップダウンのある1本道『アルペンロード』。スミレも数種類観られました。ここで少し休憩した後は一路いきものふれあいの里センターへ!

(画像6)地獄の窯の蓋とも呼ばれるキランソウもあちこちで咲いていました。

(画像7)急な上り坂の途中一息入れながら丁度見やすい位置で咲いていたエノキの花を観察。アルペンロードはまだ続きます。

(画像8)午後はセンターエリアの森を1時間余り観察。最後に講義室で今日観察したものの振り返りなどに加え、講師の柳澤さんが植物について興味深いお話をしてくださいました。見るものも多く盛りだくさんで予定の時間を少しオーバーしてしまいましたがご了承ください。

当日は木本53種、草本58種、昆虫13種、野鳥7種のほかにシダ数種、ナミコキセルガイなども観察することができました。色んな動植物が生き生きとしていた狭山丘陵。芽吹きの頃は木々も個性豊かな表情を見せてくれています。桜の仲間もまだ花を観ることができ、この時期ならではのチョウたちにも出会うことができました。ウグイスの声を聞きながら楽しい1日を過ごすことができました。

以 上
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イチモンジチョウ 夏の森で(所沢市HP「ふれあいの里だより令和元年7月号」より)

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7月は3分の2が梅雨にあたる関東甲信地方、今年は梅雨明けが遅くなる可能性もあるとか。

6月にウツギやイボタノキが咲き5月から続いていた木の白い花の季節が終わり、一足遅れてリョウブが夏の訪れを告げています。7月上旬に咲いていたリョウブですが近年は6月下旬に咲き始めています。

イボタノキ、リョウブどちらも白い小さな花をたくさんつけますが、こういった花を好む傾向にあるのがイチモンジチョウです。

イチモンジチョウは北海道から九州と色丹島、奥尻島、佐渡、隠岐、五島列島に分布し国外ではユーラシア大陸北部に広く分布するタテハチョウ科のチョウです。

幼虫の食草はスイカズラ、キンギンボク、タニウツギ、ヤブウツギなどで、同じスイカズラ科のウグイスカグラも個体によっては食べることがあります。生息地の範囲は広く、沖積平野、山麓、渓谷などの食草が繁茂する林縁の明るい場所ですが、九州南端の佐多岬にはスイカズラが多いのに個体数は少なく、種子島以南では確認されていません。

3齢幼虫で越冬し、狭山丘陵あたりでは5月から10月ころまで成虫が見られ、年3回から4回発生を繰り返しています。花によく吸蜜に訪れ、獣糞や発酵した果実にも来ます。オスはしばしば地上に降りて吸水します。吸蜜や吸水時には緩やかに翅を開閉します。

森の中を歩いているとすっと飛んできて地面や低木の葉の上で翅を広げ、その名の通り一筋の白帯を見せてくれます。白帯の幅は地域的に変化し、よく似たアサマイチモンジとも白帯で見分けがつきます。近づいてよく見ようとすると飛んで行きしばらくするとまた戻ってきます。これはオスの占有行動で、他のチョウが縄張りに入ってくると追尾します。活動範囲は広く地上すれすれから高木の枝先にもおよびます。

卵は食草の葉に産み付けられ、孵化した幼虫は、葉を食べながら糸を吐き糞をつぎ足しながら体長とほぼ同じ長さの5ミリメートルほどの『塔』を作ります。葉を完全に食切ることは少なく萎れた葉は幼虫の吐いた糸で支えられています。塔の上で静止していることが多く体色はふ化直後の淡緑色から暗褐色に変わり塔に溶け込むようになります。2齢になると塔は作らなくなります。最初の葉の中脈だけを残してほとんど食べつくすまで他の葉には移らない傾向があります。終齢(5齢)になると体色は緑色になり昼間は葉の表や茎に制止し、主に夜間に葉を食べます。食草で蛹になることが多いですが近くの植物に移って蛹になることもあります。

亜熱帯環境下では少ないイチモンジチョウ。温暖化の影響が心配されます。

七夕は梅雨のさなかのこともあり星空が期待できないことが多いのですが、7月10日に土星は地球から見て太陽と反対方向になり見ごろを迎え、小さな望遠鏡でも輪が確認できます。この夏は土星と木星も天の川を挟んで輝いています。

所沢の地名の由来になったと言われるオニドコロの花が涼やかに咲き、小さな星を思わせるヒメヤブランも可憐な花を咲かせています。ヤマユリやヤブカンゾウが華やかに咲き、クサギは甘い香りを放ち夏の間中咲いています。

7月はチョウが多くみられる時です。ヒグラシ、ニイニイゼミなども鳴き始めます。虫たちが一番活発になる季節は始まっています。シジュウカラの若鳥の群れにも出会える森は森林浴に最適の季節を迎えています。

イチモンジチョウ

   スイカズラ

   リョウブ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています