2019年9月8日(日) 月見団子と十五夜飾り
9月の里山体験講座は伝統行事の「お月見」にちなんで「月見団子と十五夜飾り」です。
所沢の荒幡地区に残る「お月見」を地域の金子トミ氏を講師に迎えて実施しました。
それぞれの地域の残る年中行事ですが、荒幡は9月15日とのこと。十五夜について学んでから
団子にする粉を石臼で挽きました。
みんなで交代で回しました。お米が白い粉(上新粉)になって出てきたときは歓声が上がりました。
外に出て飾り物の素材を集めに行きます。ハチに注意の話を聞いて出発しました。
飾りに欠かせないススキを切りました。十五夜は5本、十三夜は3本です。
多く集まったので各家庭用のお土産にもしました。
次は里芋堀りです。子ども達は里芋の葉のついた茎をトトロのカサにしました。これもお土産。
十五夜のお供えを飾る「箕」の使い方も教えていただきました。
午後はいよいよお団子作りです。みんなで一生懸命に満月のように真ん丸にしました。
大きな団子は飾り用。飾り用以外はみんなの試食になります。20分間蒸しました。
蒸かしている間に花を飾ります。大きな甕に秋の花を相談しながら活けました。
農家にとって大切な箕に飾ります。収穫した野菜(ナス・かぼちゃ・サツマイモ・里芋や季節
の果物)そして大事なお団子を飾りました。
完成した飾りを見ながら自分たちで作ったお団子をいただきました。
「きれいにできたね。」「お団子はお米の味がする。」「上手に丸くなっているよ。」「十五夜は
昔の人にとっては労働の合間の息抜きにもなったんだね。」と感想を述べあいました。
秋の一日、気持ちの良い里山体験講座の「月見団子と十五夜飾り」ができました。
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