いきふれ動画~初夏の風景

おうちミュージアム

本日は、いきものふれあいの里センターのイベントを動画でご紹介です。
今日は、朝からとても清々しくキビタキやシジュウカラ、ヒヨドリなど沢山の野鳥の声を聴くことができました。短い時間ですが、楽しんで頂けたらうれしいです。

 

 

 

2022年4月29日(金)いきふれの会作業会「セリバヒエンソウ抜き取り」の紹介

いきふれの会, 巡回活動

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2022年4月29日(金・祝:昭和の日)〔活動紹介〕
センターボランテイア「いきふれの会」の作業会
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標記について下記のとおり紹介します。

1.活動件名:(作業会)外来植物セリバヒエンソウの抜き取り
2.活動日時:2022年4月29日(金)10時~12時頃
…各自の実働は60分程度を目安。

3.活動主旨:
・センターエリアで増えている外来植物の「セリバ
ヒエンソウ」は繁殖力が強く、他の植物の生育を
阻害するため、抜き取りを行う。
・セリバヒエンソウは、開花・結実後は種を弾き飛
ばして生育領域を拡大するため、種の拡散前に抜
き取ることが必要。
・作業会は4月~5月に亘って複数回設定の予定。

(参考) ヒエン(飛燕)とは、花の形がつばめの飛ぶ
姿に似る事を言う。

4.活動場所:センターエリア
・学習の森・ベンチ広場・落葉溜め・お茶畑・東尾根
・北の駐車場付近

5.活動人員:
11名=いきふれボランテイア(9名)+センター(2名)

6.活動の様子(画像)
(1)学習の森からセリバヒエンソウの抜き取り作業を開始します(10時頃~)
(2)抜き取るのはこの植物、外来植物のセリバヒエンソウです。
花が淡い青紫でかわいいと言う人がいますが、放っておくと大変なことになります。
この一枚下が種の写真です。三又のさやが弾けてたくさんの種を飛ばすのです。

(3)お茶畑にも増えています。
(4)園路周辺に広がっています。
(5)落葉溜めのあたりはたくさん生えているので3人で作業をしています。
(6)東階段下辺りも多い(7)人手の多い事はありがたく、大袋一杯に集まりました。
(8)正午前に作業を終了しました。
腰の痛くなる作業で、大変ご苦労さまでした。
また、時期を見て招集をかけたいと思います。
以上

2022年4月9日(土)狭山丘陵自然観察会「若草揺れる森で湿地で」

イベント報告

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■狭山丘陵自然観察会報告「若草揺れる森で湿地で」
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1.ルート:さいたま緑の森博物館~比良の丘を経由しスポット3~早稲田大学バス停まで歩く。

3.日時:2022年 4月 9日(土) 9:30~14:35
お天気に恵まれ、この時季ならではのものが観察できました。
距離も長めで見るものも多く時間が延びてしまいました。

4.参加人数:(参加者)25名=21名+スタッフ・ボランテイア(4)

5.観察会の様子

(1)観察会の開始(さいたま緑の森博物館案内所)

まず講師の柳澤かほるさんから資料を見ながら今日観察できそうなものの解説をしていただきました。
(2)軽く準備体操をした後スタート。早速マルバスミレが!
(3)そしてニワトコも花盛りでした。

(4)芽吹きが木々の個性をよく表していました。上も下も見るものが一杯です。
(5)雑木林を代表するコナラの芽吹きは青緑色。少し銀色がかって見えます。(6)高いところではヤマザクラの花も。時間が押してきたのでこの後短縮コースに変更です。
(7)成虫越冬していたキタテハも見られました。
(8)クヌギも花を咲かせ始めていました。雌花はなかなか見つかりませんでした。
(9)展望広場からの眺めも美しく、シンボルツリーのエノキの花も見られました。
(10)一番多く見られたのはタチツボスミレ。いく所々で出会いました
(11)比良の丘ではカントウタンポポやカラスノエンドウなど野の花とクヌギやエノキなど木の花も見られました。パステルカラーの芽吹きで彩られたスポット3も遠望しました。
(12)金仙寺でトイレ休憩をさせていただきました。枝垂桜は咲き終わっていましたがいろいろな花が迎えてくれました。
(13)スポット3もコースを短縮しての駆け足になってしまいましたが、春真っ盛りの自然が迎えてれました。例年下見の時がベストということが多いのですが、今年は観察会当日にベストと言える状況で皆さんに楽しんでいただけたようです。受付時、解散時と不手際がありお待ちいただいたり急がせたりといろいろご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

以上

2022年4月23日(土)いきふれボランテイアsp3巡回報告

いきふれの会, 巡回活動

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2022.04.23,いきふれボランテイア sp3巡回報告
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標記について下記のとおり報告します。

1.活動日 :2022年04月23日(土)
2.活動場所:sp3湿地の森~センター
3.活動者 :2名
4.活動時間:
・10:15 早大正門付近出発、~sp3経由、
(園路・解説板等点検・自然情報収集)
・11:20 狭山湖外周道路
・11:50 狭山湖(昼食)~椿峰緑道
・14:00 センター着

5.活動時の状況:
・新芽の緑が雨後の青空に輝き、初夏を思わ
せる気候でした。
・ウォーキングの中高年の人たちが、朝から
たくさん集まっていました。

6.自然情報:
【植物・木本】
ヤマツツジ・・マユミ(新芽)・ハリエンジュ
クサイチゴ・イヌシデ(雄花)・ニワトコ(新葉)
コナラ・
【植物・草本】
アマナ・ショカツサイ・チゴユリ・ホウチャクソウ
ヤブニンジン・ツボスミレ・シロヤブケマン
ヤマジノホトトギス・シャガ・スズメノカタビラ
オニタビラコ・マツバウンラン・セリバヒエンソウ
【野鳥】ガビチョウ・ウグイス・シジュウカラ
【昆虫】キチョウ

7.画像報告:
(1)早大正門付近を出発

(2)ヤマツツジが鮮やかに開花しました。アゲハ蝶がやってきます。

(3)繁殖力の強い外来植物「セリバヒエンソウ」は,抜き取りの対象にしています。

(4)sp3エリア内の解説板が枠材から脱落しそうです。

(5)チゴユリ

(6)sp3狭山湖周囲道路側の出口付近、緑の森博物館方面を示す指導標です。

(7)シロヤブケマン

(8)クサイチゴ

(9)狭山湖周囲道路の未舗装区間では、昨夜の
雨で大きな水たまりが沢山ありました。

(10)狭山湖ふれあい橋に着きました。
センターはもうすぐです。

**県内の最高気温が27度まで上昇しました。暑い中での巡回ご苦労様でした。
以 上

R4年度第1回 いきふれボランテイア全体会議報告

いきふれの会, いきふれ自然情報

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〔会議報告〕2022年度いきふれの会 第1回全体会議の結果
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標記について下記のとおり報告します。

1.件 名:第1回いきふれ全体会議(於講義室)
2.日 時:4月17日(日)10時~12時頃。
3.参加者:15名=13名(いきふれの会)+2(センター)
4.会議結果:
①R4年度のセンター職員6名
②R4年度いきふれの会会員23名
…R4年度ボランテイア保険登録済
③いきふれの会の副会長選出2名(継続)
③自然情報・いきふれ会活動のふりかえり:記述省略
④R4年度の年間活動予定:記述省略
5.6月までの行事スタッフ・巡回調整
・4月29日(金・祝)pmセリバヒエンソウ抜取り
…後日メールで参加者を募集。
・5月28日(土)Amコケ観察会・職員対応
・6月11日(土)シダ観察会・職員対応
・6月19日(日)AM・第二回いきふれ全体会議
*巡回予定は別途調整
6.職員講座:11時~12時
・ねらい:いきふれボランテイアとセンター職員との
交流を深め、併せて自然観察力の向上を図る。
・内容:センターエリアガイドウオーク
(含む外来植物の抜き取り紹介)
・担当:吉野貴子さん

7.画像報告

(1)会議風景(於講義室)

 (2)玄関前に集合(11時頃)(3)職員講座、センターエリアのガイドウオーク。担当は吉野さん
(4)正門付近でカマツカの花を見ている
(5)西広場でニシキギの翼を見ている
(6)キランソウは別名「ジゴクノカマノフタ」と言う。
…薬功が効いて地獄に落ちる人が減り地獄の釜の蓋が閉まると言う事らしい。(7)北の東屋・学習の森を経由しセンター玄関に帰還
(8)外来植物「セリバヒエンソウ(下の写真後ろ手に)の抜き取り」も紹介。所要約1時間。
参加者より、「勉強になり楽しかった」との感想がありました。

以上

5月の行事お知らせです。
※コロナの感染拡大の状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

20220330〔いきふれボランテイアによる巡回報告:sp2〕

いきふれの会

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2022年03月30日(水)巡回報告スポット2
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標記巡回の内容を下記のとおり報告します。


(1)巡回先:スポット2
(2)巡回日:2022年03月30日(水)
(3)巡回者:いきふれボランテイア 4名

(4)巡回概要
・スポット3池の東屋集合、10:00~
・東屋デッキ清掃
・池の排水口付近の改善結果点検
・自然観察
・観察板のチェック・清掃、
・ゴミ収集500g

(5)巡回時の状況
①sp2池付近
・いきもの湿地の排水口付近の改善が完了し、周囲が整備されていました。
・池の水は澄んでおり、アズマヒキガエルの卵塊が多く見みられました。
②老朽解説板の木部取替他
・木枠の足の辺りに銅板が張られ、きれいになっていました。
・木枠がアリに食害されているものもありました。
…〔タイトル:雑木の森〕

(6)自然情報
①斜面の木々は新芽を出し、林床には草本の花が咲いていました。
・タチツボスミレ・コハコベ・タネツケバナ・ヘビイチゴ
・カンアオイ・サイハイラン・ヤマホトトギス・ホトケノザ
・ヒメオドリコソウ・イチリンソウ
②木製クランクデッキ周辺の湿地
・以前より水が少なかったが、今回は澄んだ水がありました。
・ショウブが葉を伸ばしていました。
③柳瀬川、八生橋(やおいばし)付近の土手
・ニリンソウ・イチリンソウ…(開花初期、保護の看板あり)

(7)活動のふりかえりその他
・久しぶりに青空が広がり、開花した桜の花が所々で
映えていました。
・散策者・園児たちと挨拶をかわしながらの巡回でした。
・解説板へのアドレスナンバーの設置が待たれます。

(8)巡回の様子(画像記録)
①sp2いきもの湿地東屋の春…水がありません。

②東屋デッキの清掃 ③湿地の排水口周辺が改善され、歩き易く安全になりました。…以前はコンクリート製の管でした。④排水口を保護するため、スクリーンを設置しました。⑤水底に重なっている透明なチューブ状の物体はアズマヒキガエルの卵塊です。

⑥斜面の木々に新芽が吹き出て来ました。⑦タチツボスミレ⑧カンアオイ…株が増えています。⑨ヒメカンスゲ⑩ジャノヒゲ⑪イチリンソウ(柳瀬川、ヤオイ橋付近の土手)⑫解説板の老朽木枠の取替(画像面は再利用)
…柱足の下部に銅板を貼り耐蝕性を強化しています。**巡回ご苦労様でした**
以 上

エダナナフシそっと息をひそめ~ふれあいの里だより令和4年4月号~

いきふれ自然情報

さくらさくらさくら  咲き始め咲き終わり

何もなかったような公園(俵万智)

今年も3月中に満開となったところが多いソメイヨシノ。気温や風雨がいつも以上に気になることが多い毎日です。新年度のスタートとともにソメイヨシノも新葉を広げ始めます。

花と同時に新葉を楽しめたヤマザクラはすでに虫食いの葉が見つかるかもしれません。

いろいろな木の葉を食草とし、害虫ともされるエダナナフシ。木の枝や葉の上でじっとしていることが多いのでなかなか見つかりませんが都市近郊にも多く生息している身近な昆虫です。桜の葉を好むようでセンターエリアではよく桜の木で見かけます。

体長はオスが69ミリメートルから75ミリメートル。メスが82ミリメートルから95ミリメートル。体色はオスは淡緑色で、不明瞭な帯赤色側縦帯をもち脚の膝部は帯黒色です。メスは生息する環境に応じて色彩が淡褐色、黒褐色、緑色、帯黄緑色など様々です。木の枝に足が6本生えたような体型で翅はなく、長い触角を持っています。本州、四国、九州の日当たりの良い雑木林や林縁、下草上で普通に生息しています。

卵で越冬し、3月下旬から4月にかけてふ化し、メスは6回、オスは5回脱皮し、6月中には成虫になり7月中旬頃から産卵を始めます。2ミリメートル程度の植物の種子のような卵を1粒ずつ地面にばらまくのでまず見つかりません。飼育下でも糞なのか卵なのか迷うほどです。

木の枝や葉の上で擬態し、動くときも体を揺らしながらゆっくり進みます。天敵に見つかると足をぴんと伸ばして落ちます。捕まえて足を強く持つと付け根からもげてしまいます。幼虫期ですと脱皮の時に再生しますが成虫になってからでは再生しません。生涯見つからないように暮らしているエダナナフシ。1匹見つけると周囲に複数いることがあるので探してみてください。

ナナフシの仲間は複数いますがオスが全くいないかごくわずかしか見つかっていないものが多くいる中、エダナナフシは雌雄がみられます。

身近で見られるものにナナフシモドキがいますが、エダナナフシとは触角が短いところで区別できます。雌雄はいますがメスだけでも産卵するのでオスはなかなかみつかりません。

『枝七節』枝に似ているナナフシと言う意味で名前がついていますが

7はたくさんの意味で11節あります。日本には15から20種類居ると言われているナナフシの仲間たちには不思議が一杯です。

スジグロシロチョウの幼虫の食草にもなっている帰化植物のショカツサイは3月から咲き始めています。いつの間にかチゴユリが足元で咲き、木々もオトコヨウゾメ、ツクバネウツギ、カマツカなど白い花が咲き始めます。

木々が緑を濃くしていくなかチョウやガの幼虫も大きくなりそれに伴い子育て中の野鳥たちは大きくなっていくヒナへ次第に大きな幼虫を運びます。冬越しに来ていたツグミも北へと帰っていきます。空には子育てのために帰ってきたツバメの姿も見られるようになり、移動中の野鳥たちを含めにぎやかなさえずりが聞こえてきます。春は駆け抜けていきます。見上げれば星空も春の星座に変わっています。日の出は早くなっていますが、日の出の1時間前くらいの東の低空に惑星が集っています。日々変わる惑星の位置も楽しみのひとつです。

エダナナフシの幼体

   チゴユリ

    コナラ・ヤマザクラ

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています