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2023年3月25日(土)狭山丘陵自然観察会『春めくアルペンロード』

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2023年3月25日(土)狭山丘陵自然観察会『春めくアルペンロード』の行事報告
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標記について、下記のとおり報告します。

1.行事名:狭山丘陵自然観察会『春めくアルペンロード』
2.日 時:2023年3月25日(土)9時30分~14時20分
3.場 所:菩提樹池~アルペンロード~センターエリア
4.参加者:10人
5.アンケート抜粋
(1)雨にも関わらず楽しく植物等の説明を聞けた。
(2)少し速度が速かった様に思う。
(3)丁度疲れが出る程度の長さだった。
(4)スライドの時間もよかった。
(5)工事中のためか同じところを何回も通った。
(6)土地の様子に触れた内容だったのでとても分かりやすかった。
(7)6月頃と、秋の草花の変化を見たい。

6.行事の様子(画像)

(1)西武球場前駅駅前に集合。雨をよけながら1日の流れや簡単な自己紹介などの後、少し体をほぐしてから出発です。

(2)急な坂道を上ると狭山湖畔霊園に到着。イヌシデの花が出迎えてくれていました。イヌシデとアカシデの区別が一番つけやすい時期です。

(3)狭山湖畔霊園でトイレ休憩。見ごろの桜たちが迎えてくれていました。前方にはこれから向かう菩提樹池(ぼだいぎいけ)周辺のパステルカラーの芽吹の様子が一望できました。

(4)菩提樹池へ向かう途中ではセンボンヤリがたくさん観る事ができました。

(5)タチツボスミレもたくさん咲いているのを観ながら菩提樹池に到着。春めくどころか春真っ盛りで早春の花ヒメカンスゲはすでに種をつけていました。

(6)池から湿地を抜けるとそこには菩提樹の田んぼがあります。周辺ではシロバナタンポポやナズナ、ケキツネノボタンなど春の草本の花が咲いていました。田んぼの中にはアカガエルの卵塊がありました。

(7)行く先々ではウグイスカグラの花が見られましたが、そろそろ花は終わり、若い果実も見られました。

(8)アルペンロードに到着。アルペンロードは起伏のある一本道についた愛称です。コスミレがたくさん咲いていました。小休止をして雨がやまなかったのでこの先はう回路を辿りました。

(9)予定を変更したコースで新たな発見も。コナラの芽生えも見られました。この後は住宅街の舗装道を行きました。

(10)センターの講義室で昼食をとっていただいた後はセンターエリアの観察です。植栽の椿が地面も彩っていました。

(11)雨も小降りになりクロモジの花を観に行きました。この辺りは伐採工事中で通行止めをしている箇所なので一時的に工事を中断していただきこの後Uターンして東広場へと向かいました。

(12)東広場では雨を喜ぶかのようにキノコが!花だけではなくキノコの出現も早いようです。これはツチグリです。

この後は荒幡富士を登りながらクサボケの花を観察。山頂からは春の風景が望めました。

(13)最後は講義室に戻り今日観てきたものなどをスライドショースタイルで振り返りました。記憶の新しいうちなのでより印象に残していただけたようです。

天気予報が次々と変わり中止にするか検討しましたが、中止にするほどの雨は降らない見込みで開催。ところが思いのほかお天気の回復が遅れコースの変更を余儀なくされました。

雨の中熱心な方々が参加してくださいました。ありがとうございます。少し急いで歩きましたが質問もいただき度々立ち止まって観察させていただきました。

春爛漫、寒くなかったものの濡れて体調を崩された方がいらっしゃらなかったことを祈ります。植物にとっては成長を促す雨となったようです。

以上



狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています