24年2月の行事お知らせです。
※コロナの感染拡大の状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

年末年始のお知らせ【年末年始休館日】 2023年12月29日(金)~2024年1月3日(水)

センターからのお知らせ

お正月

お正月

狭山丘陵いきものふれあいの里センターのホームページを
ご覧いただきありがとうございます。

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは
12月29日(金)から1月3日(水)まで休館させて頂きます。
(HPトップのカレンダーも併せてご確認ください)

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご諒解賜りますようお願い申し上げます。

1月4日(木)から通常通り開館を予定しております。

お問い合わせについて

休業期間中のお電話は留守電となっております。

 

今年もありがとうございました!!(2023年12月28日)

いきふれ自然情報

今年もご来館いただきありがとうございました。

夕日に映える荒幡富士にはヤマザクラとアカマツ。

ロウソクのようなドウダンツツジの冬芽。皆様の健康とご多幸をお祈りして!

春の木と書く椿。一足早く新春を寿ぎヤブツバキの花を。

当センターは明日から1月3日まで休館となります。

1月4日木曜日から開館しますので、よろしくお願いいたします。

皆様にとって来年も良い年でありますようお祈り申し上げます。

2023年12月10日(日)初めての自然観察会「ミニ門松づくり」

イベント報告

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2023年12月10日(日)初めての自然観察会「ミニ門松づくり」
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標記について下記のとおり報告します。

■行事名:ミニ門松づくり
■日時:2023年12月10日
■場所:センター講義室およびセンターエリア
■参加者:20人
■アンケート抜粋
(1)自ら竹を切ったり素材を探したりするところからできたのが良かったと思う
(2)正月の由来などは初めて聞くことが多かった。
(3)材料集め、のこぎりを使ったり全体を通して楽しかった。
(4)植物の見分け方も教えていただき大満足です。
(5)夢中になって作る時間をもてた。
■画像報告
(1)お正月ってどんな事?
(2)材料を集めよう
(3)竹を切り出そう
(4)竹の枝下ろしをしよう
(5)土台はどれにしようかな?
(6)竹を斜めに切り揃える
(7)いよいよ飾り付け
(8)こんなんでいいかな?
(9)真剣そのもの!!
(10)できました!
(11)こちらもできました。
(12)めでたしめでたし。見事完成です。
以上

 

2023年12月23日(土)里山体験講座「里山の管理作業で焼き芋」

イベント報告

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〔行事報告〕2023年12月23日・里山体験講座・「里山管理で焼き芋」
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標記について下記のとおり報告します。

■行事報告件名:里山体験講座・「里山管理で焼き芋」
■行事実施日時:2023年12月23日〔土〕10時~12時30分
■行事場所:
(1)センター講義室(集会・座学)
(2)裏庭(イモを焼く)
(3)センター棟正面の森(体験作業)
■行事の参加者:
(1)全 員:31名=参加者(22)+スタッフ(9)
(2)参加者:22名=男性(6)+女性(6)+小中(10)
(3)スタッフ:9名=センター職員(4)+インターン(1)+ボランテイア(4)
■行事内容:
(1)落ち葉掃きの必要性を学ぶ
(2)作業場所と分担・注意事項の確認
(3)イモに新聞紙・アルミホイールを巻く
(4)里山の管理作業を体験する(落ち枝拾い・下刈り・落ち葉掃き)
(5)焼きあがったイモを食べて、行事参加のアンケートを書く
■行事のエピソード・ふりかえり
(1)落ち葉掃きの必要性について良く理解して作業に取り組むことが出来た。
(2)下刈り・落ち葉掃きなどの作業は、区画した斜面を、二分割し、二班に分けて、
作業の進みを見て応援を回す等円滑に取り組んだ。
(3)初めて熊手をもって、森の斜面で落ち葉掃きの作業をするのが面白くてたまらない
という参加者が数名いた。
(4)ボランテイアが二名で緑のかごをもって、下刈りした笹や落ち葉集めに回り、
全体のチームワークもうまく機能した。参加者の満足度は高かった。
(5)ドラム缶を横に二分割した焼き窯に一時間マキをくべて熾火(おきび)をつくり、
アルミホイールを巻いた30個のサツマイモをその中に入れて50分焼いた。
焼けたイモに串を刺すと柔らかく貫通し、その穴の中から焼けたイモの香ばしい
甘い香りが漂ってきた。暖かいイモの甘い味は作業の達成感と満足度を倍加した。
■画像報告
(1)カマに火を入れる。
(2)今日の進め方を説明します。(3)落葉はきの必要性について学ぶ。植生遷移図(せんいず)を使って説明しています。
(4)作業場所と担当する場所や注意事項などを確認。
(5)カマに入れるイモの巻き方を説明
(6)巻いたイモを皆でカマのそばへ運ぶ
(7)カマにイモをいれる。
(8)斜面で下草狩りを初めました。
(9)落ち葉を掃くための熊手を配る
(10)落ち葉は上から下へ掃き下ろす。
(11)掃き下ろした落ち葉が山を作る
(12)春3月にカタクリの咲く斜面も、林床に光が届くように掃く
(13)差し込む午前の光が、斜面に放射状の影模様を作る
(14)ふんわりとやわらかい落ち葉プールの感触に、子供たちはしばし憩う
(15)焼けたイモを配る
(16)焼けたイモを片手に行事アンケートに記入する。皆さんご苦労様でした。
(17)おわり
以上

2023年12月20日(水)〔いきふれ巡回報告sp5,4〕

TOP, いきふれの会, 巡回活動

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2023年12月20日(水)巡回sp45の報告
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標記について、下記のとおり報告します。


1.巡回メンバー:4名
2.巡回時間
・10:00 将軍塚集合、sp5~sp4経由
・12:45 センター到着
3.巡回時の状況
(1)sp5:
・八国山入口から将軍塚に至る手前の、登り口の階段の杭が出ていてつまずく恐れあり。
・枯れ枝のかかり枝があるが、園路上でないため処理不要。
(2)sp4:特記事項なし

4.自然情報
〔木本〕イヌシデ(実)・ゴンズイ(実)・ヤブコウジ(実)・センリョウ(実)
・マンリョウ(実)・シラカシ(実)・茶(花)・
〔草本〕カゼクサ・メリケンカルカヤ・クサイチゴ・ツワブキ(花)・ノゲシ(花)
・ヒメジョオン(花)
〔野鳥〕メジロ・ヒヨドリ・エナガ・ヤマガラ・コゲラ・ハシブトガラス
〔ロゼット〕オニノゲシ・ヘラオオバコ・
〔冬芽〕ネジキ・ゴンズイ・

5.活動のふり返り
(1)園路にたくさん積もる落ち葉の上を、園児が楽しそうに踏んで歩いていた。
(2)葉が落ちて森の中の視界が通り、カラスの巣が良く見える
(3)将軍塚に至る手前の階段を登り切ったあたりからは、所沢駅~高層マンション
付近の旧市街の様子が良く見える。

6.画像報告
(1)アメリカオニアザミ(ロゼット)
(2)将軍塚付近から良く見える所沢旧市街と高層マンション群
(3)カラスの巣
(4)かかり枝
(5)解説板の板面清掃
(6)将軍塚の碑
(7)マンリョウ
(8)ツワブキ
(9)センリョウ
(10)メタセコイヤ(松が丘交差点付近)
(11)新田義貞カブト掛けの松
(12)メリケンカルカヤ
以上

24年1月の行事お知らせです。
※コロナの感染拡大の状況によっては中止、延期の可能性があります。

Event

2023年9月30日(土)狭山丘陵自然観察会『湿地で森で秋の声』

イベント報告

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2023年9月30日(土)狭山丘陵自然観察会『湿地で森で秋の声』の行事報告
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標記について、下記のとおり報告します。

1.行事名:狭山丘陵自然観察会『湿地で森で秋の声』
2.日 時:2023年9月30日(土)9時30分~12時30分
3.場 所:スポット3周辺
4.参加者:男性5人 女性5人 計10人(申込男性6女性7計13人前日までに男女2人キャンセル当日女性1人キャンセル)
5.アンケート抜粋
(1)久しぶりに湿地内を観た。
(2)木道や細い道では列の前と後ろが離れてしまい、先頭の説明が聞こえなかったことがあったのが残念でした。
(3)とても楽しかったので又、参加したいです。
(4)季節により異なるものが観察できる。
(5)沢山の花、虫、鳥が見られた。静かで豊かな湿地、山だった。

6.行事の様子(画像)

(1)不安定なお天気の中ですが、軽くストレッチをして観察会スタートです。

(2)スポット3は早稲田大学の所沢キャンパスに沿うように湿地を含む雑木林がある場所です。イヌシデは実をつけていました。

(3)雨のおかげもありキノコにもたくさん出会えました。木の根元からはナラタケモドキが出ていました。

(4)このスポットではノブキに沢山出会えます。ほとんどが引っ付き虫になる種子をつけていましたが、遅れて花を咲かせているものもありました。

(5)キノコによってさまざまな場所から生えてきます。落ち葉の中で顔を出すものもあります。

(6)少し地形についてや、かつてここがどんな場所だったかなどのお話もさせていただきました。マヨネーズの空き容器が地面から出てきたり…

(7)当日は予想以上に沢山の花が観られました。ママコノシリヌグイは長く咲いていてくれました。

(8)森を出るとタイミング悪く雨が降り始めました。この後は湿地を歩くので皆さん雨対策を整えさしスタートです。

(9)小雨が降る中でしたが湿地ではいろんな花がこの時とばかりに咲いていました。ツルボも見事な群生を見せてくれていました。

(10)このお天気ではチョウの姿は期待出来ないと思っていましたが思いのほか出会うことが出来ました。ヤマトシジミもみんなで観察できました。

(11)晴れていれば見晴らしの良い比良の丘。足元が悪いのでご紹介だけしました。

(12)金仙寺でトイレ休憩をさせていただき、この場でまとめもさせていただきました。いつもたくさんの花が出迎えてくれるお寺ですがこの日は満開の彼岸花が見事でした。

この後はバス停まで傘の必要もなく歩くことが出来ました。足元の悪い中けがや事故もなく無事終了することが出来ました。

思いのほかたくさんの秋草に出会えてうれしい悲鳴でした。雨のおかげでキノコもたくさん顔を出していました。不安定なお天気の中ご参加くださった皆さんありがとうございました。さまざまな『秋の声』を聞いていただけていると幸いです。

以上

2023年11月29日(水)〔いきふれ巡回報告sp3〕

TOP, いきふれの会, 巡回活動

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〔巡回報告sp3〕2023年11月29日(水)、〔天候:晴れ〕
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標記について下記のとおり報告します。

1.巡回メンバー:いきふれボランテイア5名
(7名予定のところ都合で2名参加とりやめ)
2.巡回時間
10:13 早大構内バス停出発
11:05 和幸の森
11:27 休憩(10分)
12:35 狭山湖左岸着(昼食)
13:05 狭山湖左岸発
14:30 センター着
3.巡回時の状況報告
・早大正門付近の日陰の山道は滑りました。
・巡回メンバーが持参した高枝バサミで、園路上の
懸念個所の剪定をしました。
・園路内にもつるがはびこり、散策者がつまずく危険が
あるので、できる範囲で切りました。
4.自然情報
〔木本〕・センダン・アカシデ・ヤブコウジ・アオハダ・ミズキ
・クサギ・チャノキ・クロモジ・ウワミズザクラ・コアジサイ
・ミツデカエデ・マユミ・シロダモ
〔草本〕・アメリカセンダングサ・スズメウリ・チジミザサ・
・ムラサキケマン・ヤマノイモ(ムカゴ)
〔菌類〕・スッポンタケ
〔野鳥〕・ヒヨドリ・ガビチョウ・マガモ・トモエガモ・カイツブリ
5.活動のふり返り・感想他
・スポット地の雑木林は良く晴れて黄葉が進んでいるが、
訪れる人も無く静かな巡回だった。
・参加メンバーとの情報交換で、自然情報について
学ぶことが多く、楽しく実りある巡回になった。
・クサギの葉の香りがアーモンドの様だった。
6.巡回画像
(1)sp3巡回園路上懸念個所の剪定作業
(2)ムカゴ(ヤマノイモ)
(3)解説板周辺の環境整備
(4)樹名板のつけ直し
(5)クサギの実
(6)サネカズラ(ビナンカズラ)
(7)ヒヨドリジョウゴ
(8)狭山湖、キンクロハジロ
(9)トモエガモ(推定)

ホソミイトトンボ冬姿~ふれあいの里だより令和5年12月号~

TOP, いきふれ自然情報

秋と冬が目まぐるしく交錯するような11月でしたが冬の入り口、12月となりました。

狭山丘陵では落葉広葉樹の冬支度、紅葉が楽しめる時期。褐葉や黄葉に紅葉が差し色のように見えます。海を越えたり山から下りてきたり、冬越しのために野鳥たちも集まってきました。卵、幼虫、蛹、成虫と虫たちは様々な姿で冬を越します。

成虫で冬を越す虫の一種にホソミイトトンボがいます。

ホソミイトトンボは本州、四国、九州に分布し、関東南部が北限とされていましたが、近年北へ分布を広げているようです。

年2回の発生で、夏型は初夏に発生し体長は28ミリメートルから34ミリメートル。越冬型は晩夏に発生し体長は33ミリメートルから37ミリメートルで未熟なまま冬を越します。体色には個体差があり、明るい青と鮮やかな緑が美しく、その名の通り細身ながら気を付けて見ると色の変化も楽しめます。中にはグラデーションになった個体もいたりします。

腹部が細いのと頭の上に鉄アレイのような形の青い紋があり、これが特徴となっています。

越冬型は淡褐色で、これは見事な保護色となります。比較的水辺に近い南斜面やがけ下などの下草の茂みや、垂れ下がった細い枯れ枝に『く』の字型になって止まっています。真冬でも気温が14度を超すと飛び回り12度くらいでも飛び回って小型昆虫などの摂食活動を行うものがいます。

夏と冬で季節型が見られるトンボは日本ではホソミイトトンボだけで、成虫越冬するトンボはほかにオツネントンボと、ホソミオツネントンボがいます。

平地や丘陵地の水生植物の多い池や沼で見られるホソミイトトンボですが、今年は夏ごろからセンターエリアでしばしば出会うことが出来ました。11月には越冬型も確認できています。この冬は枯れ枝などに止まっていないか注意して見てみたいところです。

春には成熟し、色も変化します。個体差があるので雌雄の区別は色では区別がつきにくいですが、青いマッチ棒のようなものがつんつんと浮遊しているような姿に出会えるのが楽しみです。

成虫越冬しているチョウ、ムラサキシジミやルリタテハにも暖かい日差しの下で翅を広げて日向ぼっこをしている姿に出会えることがあります。

今年は12月22日が北半球では夜の時間が一番長い日『冬至』。「冬至冬中冬始め」と言われ、日の入りの時間は少しずつ遅くなっていきますが、夜明けの時間はまだ遅くなっていき本格的な寒さが始まります。この日の夕方から23日の未明にかけ上弦を過ぎた月と木星が接近して見られます。三大流星群の一つふたご座流星群の活動が極大となり、14日の宵から15日の明け方が見ごろです。今年は月明かりの影響がなくピークが予想されている時間がこの時間帯と重なるので期待できそうです。明るい星が多く空も澄んだ冬は星空観察に最適です。寒いですが昼間観察しやすくなった野鳥に加え、夜は星空観察もお勧めです。

一年中いるシジュウカラやヤマガラ、メジロなどは混群を作って冬を越します。地面に落ちたドングリはもちろん、木や草の実は貴重な食糧です。たわわに実ったイイギリの実はある日一気に野鳥たちに食べられ気が付けばなくなっています。

あわただしい年の瀬、色んな工夫をしながら冬を越そうとしている生きものたちの姿に一息つくのもいいかもしれませんね。

ホソミイトトンボ

  ヤマガラ

    イイギリ

 

狭山丘陵いきものふれあいの里センターは 公益財団法人トトロのふるさと基金が指定管理をしています